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ブログ記事

出産後の抜け毛
ベテラン助産師の本村啓子です 出産という大仕事を終えたママたちの中には、 抜け毛や爪のトラブルに悩まされる人が少なくありません。 せっかくの新しい家族との生活を、 髪の毛や爪の悩みで楽しめないのは辛いものですね。 今回は、出産後に爪や髪が抜けたりする理由と、その対策について詳しくご紹介します。 産後に爪や髪が抜ける理由 ホルモンバランスの変化 妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲンの量が大きく増加します。 エストロゲンには、髪の毛の成長を促進する働きがあります。 そのため、妊娠中は髪の毛が抜けにくくなります。 しかし、出産後にエストロゲンの量が急激に減少すると、髪の毛の成長が止まり、 抜け毛が多くなります。これは、「産後脱毛症」と呼ばれるものです。 産後脱毛症は、多くの場合、出産後3~6ヶ月頃から始まり、半年~1年ほどで自然に治ります。 しかし、中にはひどい抜け毛に悩まされる人もいます。  栄養不足 妊娠中や授乳中は、赤ちゃんに栄養を送るため、ママ自身の体内の栄養が不足しがちです。 特に、髪の毛や爪の健康に重要なタンパク質や鉄分、亜鉛などの栄養素が不足すると、 抜け毛や爪のトラブルが起こりやすくなります。  睡眠不足 出産後は、夜中の授乳や赤ちゃんの世話で睡眠不足になりがちです。 睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れやストレスの原因となり 抜け毛や爪のトラブルを悪化させます。  ストレス 出産は、ママにとって大きな体力的、精神的な負担となります。 ストレスは、ホルモンバランスの乱れや血行不良の原因となり、 抜け毛や爪のトラブルを悪化させます。   対策    栄養バランスの良い食事を摂る 髪の毛や爪の健康のためには、タンパク質、鉄分、亜鉛などの栄養素を積極的に摂ることが大切です。 タンパク質は、肉類、魚類、卵、大豆製品 鉄分は、赤身の肉、レバー、貝類、ほうれん草、ブロッコリー 亜鉛は、牡蠣、牛肉、チーズ、ナッツ類 いろいろ考えられないときは色味よく食事をとります。 緑、赤、茶色などバランスよく見えたら、いいと思いますよ。  十分な睡眠をとる 睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れやストレスの原因となるため、 できるだけ十分な睡眠をとることが大切です。 赤ちゃんが寝ている間に一緒に昼寝をしたり、 家族に育児を頼って睡眠時間を確保しましょう。 ストレスを溜めない   ストレスは、抜け毛や爪のトラブルだけでなく、 さまざまな体調不良の原因となります。 適度な運動や趣味など、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。 育児用品を活用する   ベビー監視モニターや授乳枕 抱っこ紐やベビーカーなどの育児用品を活用することで、 体への負担を軽減し、ストレスを溜めにくくなります。 サプリメントを利用する 食事や睡眠だけでは栄養が不足している場合は、 サプリメントを利用するのも一つの方法です。 ただし、サプリメントはあくまでも補助食品であり、過剰摂取は禁物です。 専門家に相談する 抜け毛や爪のトラブルがひどい場合は、専門医に相談しましょう。 また育児ストレスを減らすためには、助産師や 先輩ママにいろいろ聞いてみましょう。   まとめ 出産後の抜け毛や爪のトラブルは気になりますよね。 ただ、産後は一番大切な体の修復や、母乳に栄養が行ってしまうので 仕方ないなことなのです。 でも多くの場合、一時的なものですので、気にしすぎずに 数カ月で治ると思って、深刻にならないほうがいいと思いますよ。 病的でないなら、今すぐ悩むべきことはそれではないので 今しかできない、今しか感じれられない 幸せな気持ちを大事にしてくださいね。   インスタライブ不定期開催中 mamano_mikata_monna 続きを読む...
産後の主な痛み
ベテラン助産師の本村啓子です 産後の様々な痛みや不快感は個人や状況によって異なりますが、 一般的には以下のような期間がかかることがあります。   会陰切開の痛み 会陰切開の場合、痛みのピークは3日目に落ち着くことが多いです。 ただし、個人差や切開の状態によって異なる場合があります。 傷が完全に治るには1か月くらいかかると思ってもらうといいでしょう。 ナプキンを3時間おきに交換したり、ビデで感染予防のために (いたくないように)洗ったりと、清潔に保ちましょう。 乳房の痛み 乳房の痛みや違和感は、産後1~2日目で現れます。 これは乳腺が母乳の分泌に備えて膨張するためです。 通常、母乳の分泌が安定すると痛みも和らぎます。 授乳姿勢や乳首のケア、適切なブラジャーの着用などが痛みを和らげるのに役立ちます。 恥骨結合の痛み 出産時にホルモンの影響で恥骨結合が広がることがあり、 恥骨周辺に痛みや不快感が生じることがあります。 これは通常、数週間から数か月かかることがあります。 また骨盤も広がるため、骨盤周囲の痛みや不快感が生じることがあります。 これは通常、数週間から数か月かかることがあります。 適切な姿勢や産後体操、コルセットや、ガードル、物理療法などが痛みの軽減に役立ちます。   子宮収縮に伴う痛み 出産後、子宮は収縮して元の大きさに戻る過程で痛みを伴います。 特に授乳時や排尿時に子宮が収縮すると痛みを感じることがあります. これは数日から2週間で改善されます。 悪露は最初は赤いのですが、数日もすると褐色になり 1週間もすれば黄白色に変わります。 1週間でお腹の上から触ることはできなくなります。   腰痛 妊娠中の姿勢やホルモンの変化や出産時の負荷により、 腰に痛みや不快感が生じることがあります。 これは特に妊娠後期や出産直後に現れることが多く、 適切な姿勢や腰のケア、産後体操などが症状の緩和に役立ちます。   肩こり 出産後、授乳や赤ちゃんの世話などで姿勢が変わることで、肩や首に痛みやこりが生じることがあります 適切な姿勢やストレッチ、マッサージなどが症状の改善に役立ちます。 帝王切開の痛み 帝王切開の場合、手術後数日から数週間は痛みが強く、 特に動くことや体を使うことが困難な場合があります。 無理せず痛み止めを使いましょう(過多な痛み止めは子宮収縮を妨げたりします) 時間の経過と共に痛みは徐々に軽減し、通常1週間から1カ月程度で完全に落ち着きます。 手術後1日たつと、血栓予防と回復予防のために 歩行訓練が開始されます。 手術後早いうちから、深呼吸と、産後体操を始めます。   これらの痛みや不快感は、産後の身体の変化によって生じるものであり 適切なケアや対処法を行うことで徐々に緩和されてゆきます。 2カ月を目安に身体をもとに戻す意識で徐々に 身体を普段の生活にもどしていきましょう。   インスタライブ 第1回目 「ゆるーく安産になる方法!」終了しました。 mamano_mikata_monna インスタにアーカイブ残っています。 3000人の出産の介助経験を持つ ベテラン助産師がインスタライブで、ママの質問に答えます 昨日もゲリラライブ行いました(保存なし) ご参加ありがとうございました。 知りたいことや、質問を直接聞いてみたいことなどがあれば あらかじめこちらブログにコメントお願いしますね。 続きを読む...
産後の睡眠不足
ベテラン助産師の本村啓子です 一大イベントの出産を終えてもママの仕事は待ったなし。 今日は産後の睡眠不足について書いてみます。 ぜひご家族へも共有してもらい、お手伝いしてもらいましょう。     産後の睡眠不足の原因 産後の睡眠不足は、さまざまな要因によって引き起こされます。 新生児の育児 まずは、いわずと知れたことですね^^ 新生児は、生後数週間は日夜を問わず授乳やおむつ替えなどのケアが必要です。 夜間も頻繁に起きて授乳を求めるため、母親の睡眠が断続的になります。   育児ストレス   新生児の世話や育児の責任を負うことで、心理的なストレスや不安が生じることがあります。 これらのストレスは睡眠の質を低下させる要因となります。 身体的な不快感 出産後の身体的な痛みや不快感も睡眠不足の原因となります。 産後の身体の変化や切開創の痛みや、胸の張りなどが睡眠の質を低下させます。 ホルモンの変化 妊娠中に分泌されるホルモンの変化や出産後のホルモンバランスの変化も睡眠に影響を与えます。 特に、授乳によって分泌されるプロラクチンは睡眠を妨げる作用があります。 日中の活動量 産後の行動量の低下により、身体が眠くても寝れなくなります。   睡眠不足による身体的影響   疲労 長時間の睡眠不足は疲労を引き起こし、身体のエネルギーが低下します。 免疫機能の低下 睡眠不足は免疫機能を低下させ、感染症や疾患にかかりやすくなります。 代謝の変化 睡眠不足は食欲を増加させ、肥満や体重増加のリスクを高めます。 ストレスと不安  睡眠不足はストレスや不安感を増大させ、情緒不安定やイライラを引き起こすことがあります。 長期間の睡眠不足は抑うつ症状を引き起こす危険性があります。 適切な対応能力の低下 睡眠不足は認知能力を低下させ、思考力や集中力の減少をもたらすことがあります。 育児能力の低下  睡眠不足は育児能力を低下させ、赤ちゃんのケアに対する反応時間や判断力を鈍らせることがあります。 パートナーや家族との関係への影響  睡眠不足はパートナーや家族との関係に影響を与え、 誤解が生じたり、イライラをぶつけてしまったりする原因になります。     睡眠不足の時の対応 ストレス管理とリラックス法 ストレスを軽減するために、リラックス法を取り入れます。 深呼吸、瞑想、ヨガなどのリラックス法を取り入れましょう。 育児ストレスや不安を軽減するために、 信頼できる友人や家族にアドバイスを求めることも行いましょう。 睡眠環境の整備 静かで快適な睡眠環境を整えましょう。 明るい光や騒音を避け、睡眠を妨げる要因を最小限に抑えます。 寝室の温度や湿度を調整し、快眠を促進するために、寝具や枕を適切に選びましょう。 睡眠パターンの改善 赤ちゃんの睡眠サイクルに合わせてママの睡眠をあわせます。 赤ちゃんが眠っている間に自分も睡眠を取ることが大事です。 睡眠不足を補うために、昼寝や短い休憩を積極的に取り入れます。 適切な栄養摂取 栄養バランスの取れた食事を摂取し、身体の健康を維持します。 特にカフェインや糖分を控えます。 睡眠不足による体力の消耗を補うために、栄養価の高い食品やサプリメントを 摂取することも考えます。 サポートシステムの活用 パートナーや家族のサポートを受けることが重要です。 育児や家事を分担し、時間を確保して自身の睡眠を確保します。 ベビーシッターや保育園などのサポートを活用し 休息や睡眠時間を確保することも重要です。   あまりにきつい時は医師や、専門家へも相談してみましょう。   まとめ 睡眠不足は思考のすべてをネガティブにして 判断を鈍くします。 場合によっては、1日食べないよりも、1日寝ないほうが苦しく感じます。 産後はホルモンや神経が過敏になっているので 自律神経を整えましょう。 自律神経の整え方はまたお話しますね。 インスタライブ 第1回目 「ゆるーく安産になる方法!」終了しました。 mamano_mikata_monna インスタにアーカイブ残っています。 3000人の出産の介助経験を持つ ベテラン助産師がインスタライブで、ママの質問に答えます 次回は皆さんの希望の内容で行いたいと思います。 知りたいことや、質問を直接聞いてみたいことなどがあれば あらかじめこちらブログにコメントお願いしますね。 続きを読む...
日本のママと海外のママ
ベテラン助産師の本村啓子です 今回は日本のママと海外のママについてお話します。     海外のママを取り巻く背景 福祉国家のママ 福祉国家の代表例として、スウェーデン、ノルウェー、デンマークなどが挙げられます。 これらの国では、高度な社会保障制度が整備されており、 出産前後のママや子供たちに幅広い支援が提供されています。 産休や育休が長期間(数ヶ月から1年以上)取得でき、給与の一部が支給されるため、 母親が仕事と育児を両立させやすい環境が整っています。 公的な保育園や幼稚園が豊富にあり、子供の教育と保育に関する負担が軽減されます。 医療サービスは高品質で普及率が高く、母子の健康が確保されやすいです。   発展途上国のママ 発展途上国には社会経済的な課題が多く、 母子の健康や子供の未来へのアクセスが制約されることがあります。 産休や育休は一般的に短く、経済的な理由から早く仕事に復帰することが多いです。 医療サービスや衛生状態が不十分な地域もあり、 新生児と母親の健康に対するリスクが高いことがあります。 子供の教育へのアクセスが限られており、 貧困層の子供たちが学校に通うことが難しいこともあります。   日本のママを取り巻く背景 日本は発展国であり、社会保障制度は整備されていますが、 福祉国家に比べると制約がややあります。 産休や育休は取得が難しい場合もあり、 現在は給与の支給水準も比較的低いことが課題とされています。 保育園の待機児童問題が深刻であり、 一部の地域では入園が難しいことがあります。 これにより、働くママが育児と仕事を両立させるのが難しい場合があります。 一方で、日本は出生率が低いため、 子供1人あたりの教育への資金は比較的多く充てられることがあります。 また、医療サービスは高品質であり、母子の健康が重視されています。     出産費用と入院期間 日本 出産費用 日本では、公的な医療保険制度が確立しており、妊娠・出産に関する多くの医療費がカバーされます。 したがって、出産自体の医療費は比較的低額で、自己負担が少ないことが一般的です。 ただし、特別なサービスや個室を選択する場合は追加費用がかかることがあります。   入院期間 出産方法や母子の健康状態によりますが、通常、自然分娩の場合、 母子ともに健康的な場合、入院期間は通常5日から7日程度です。 帝王切開などの合併症がある場合、それに応じて入院期間が延長されることがあります。 発展途上国 入院期間 入院期間は国により異なりますが、一般的には出産方法や合併症の有無によって変動します。 医療設備やリソースが限られている場合、入院期間が短いことがあります。   出産費用 発展途上国では、出産費用が非常に異なり、財政的に難しい場合もあります。 一部の国では公的な支援が提供されていますが、 民間医療機関での出産には高額な費用がかかることもあります。 福祉国家   出産費用 福祉国家では、出産に関する医療費が国の社会保障制度によってほぼ全額カバーされます。 これにより、出産自体の費用はほとんどかかりません。 ただし、個別のサービスや設備を選択した場合、追加費用がかかることがあります。   入院期間 入院期間は出産方法と母子の健康状態により異なりますが、 通常、母子ともに健康的な場合、3日から5日程度の入院が一般的です。 福祉国家では母子のケアが重視され、適切なケアが提供されます。     日本のママであること 日本のママであることには多くのいい点があります。 以下に、そのいくつかを挙げてみましょう 医療の質 日本は高度な医療制度を有しており、出産や子育てに関する医療サービスが充実しています。 優れた医療施設や専門家のサポートを受けられるため、母子の健康が確保しやすいです。   安全な環境 日本は比較的安全な社会環境で子供を育てることができます。 低犯罪率や公共の場所の清潔さが子供の成長にプラスの影響を与えます。 教育の質   日本の教育制度は国際的に評価されており、子供たちに優れた教育を受けさせることができます。 日本の学校は一般的に設備や教育プログラムが充実しています。 文化的な価値観 日本には家族や子供への尊重が根付いており、子育てにおいて家族全体のサポートが得られます。 また、季節ごとの行事や伝統的な文化が子供たちに豊かな経験を提供します。 公的な支援  日本には出産や子育てに関する公的な支援制度が存在します。 例えば、出産手当や児童手当などがあり、家計の負担を軽減できます。 安全な食品と食事文化  日本の食品は品質が高く、食事文化はバランスが取れています。 これにより、子供たちに健康的な食事を提供しやすいです。 交通インフラ 日本は交通インフラが整備されており、公共交通機関や安全な歩行環境が整っています。... 続きを読む...
マタニティブルー
ベテラン助産師の本村啓子です 今回はマタニティブルーについてお話します。   マタニティブルー(Maternity Blues)は、妊娠中および出産直後の女性が経験する感情的な症状の一つです。 妊娠中および出産直後に感情的な変化や症状を経験する女性の割合はかなり高いとされています。 一般的に、妊娠中の感情的な変化やマタニティブルーを経験する女性は、おおよそ50%から85%程度と言われています。     マタニティブルーの原因  ホルモンの変化 妊娠中および出産後、女性の体内のホルモンバランスが大きく変化します。 特に、妊娠中および出産時にプロゲステロンとエストロゲンのレベルが急激に上昇し、 出産後に急激に低下します。 これらのホルモンの変化は、感情や気分に影響を与えることがあります。 睡眠不足 新生児の世話をするために、母親は通常、睡眠不足になります 夜間授乳は待ったなしですし、慣れない育児で緊張しているため睡眠不足におちいり マタニティブルーの症状を悪化させる可能性があります。 生活の変化 赤ちゃんが家庭に加わることで、生活のリズムや日常生活に大きな変化が生じます。 これは新しい母親にとって適応するための時間が必要でありますが 適応には時間がかかることがあります。  社会的責任 周囲の期待は、新しい母親にストレスをもたらすことがあります。 母親として完璧でありたいというプレッシャーは マタニティブルーの症状が強まる可能性があります。   マタニティブルーの症状 マタニティブルーの症状は、個人差があり、症状の強さや持続時間も異なります。 以下は、一般的なマタニティブルーの症状です。  感情の波 マタニティブルーの最も一般的な症状は、感情の波です。 産後のママは幸福感や興奮、不安、疲労感、イライラ、 さらには悲しみなどの異なる感情を意味なく経験することがあります。 泣く 感情の波と関連して、産後のママはよく泣くことがあります。 意味もなく泣きたい気持ちや感情が強くなることがあります。 不安と不安定な気分     産後のママはは、新しい責任や母親としての役割に不安や疑念を感じることがあります 。また、未知のことに対する不安も存在します。 集中力の低下 睡眠不足や感情の波が、産後のママの集中力に影響を与えることがあります。 思考が散漫になり、日常に集中できないことがあります。 対人関係の変化 産後のママの対人関係にも変化が生じることがあります。 パートナーや家族との関係でもストレスがかかることがあり、 コミュニケーションの調整が必要です。   マタニティブルーの管理方法 マタニティブルーは一時的な症状であり、多くの場合、数週間で自然に改善します。 しかし、以下の方法を試して、症状を軽くすることができます。 休息と睡眠 できる限り休息と睡眠を確保しましょう。 赤ちゃんが寝ている間に休憩を取り、睡眠不足を解消することは、気分を安定させるのに役立ちます。 一時的に夜間の授乳を家族に頼んだりして睡眠をとりましょう。 自己ケア 自己ケアは非常に重要です。 バランスの取れた食事を摂り、身体的な活動を行い リラックスする時間を持つことが大切です。  サポートシステムの活用 家族や友人、パートナーからのサポートを受けることは非常に重要です。 気持ちを共有し、感情を理解してもらうことで、孤独感を軽減することができます。 専門家のカウンセリングや、同じような体験を共有できるサポートグループへの参加も有益です。 専門家のアドバイスを受けることで、気分の安定に役立つツールやテクニックを学ぶことができます。     マタニティブルーとうつ病の違い マタニティブルーとうつ病は、いくつかの点で異なります。以下はその違いです。 期間 マタニティブルーは通常、出産後2週間から3週間以内に改善します。 一方、うつ病は長期間(少なくとも2週間以上)症状が持続するものです。 症状の重症度 マタニティブルーの症状は軽度から中程度であり、 通常、日常生活に大きな支障をきたさないことが多いです。 うつ病は症状が重く、日常生活に影響を与えることが一般的です。  治療 マタニティブルーは通常、自己ケアとサポートを受けることで改善します。 うつ病は専門的な治療が必要であり、薬物療法や心理療法が一般的に使用されます。   まとめ マタニティブルーは多くの新しい母親が経験する一時的な感情的な症状です。 無理をすると産後うつ病に移行する場合もあるので 周囲に助けを求めながら、ゆるく楽しい育児を行いましょう。 一番うれしいはずの時期に、自分を責めて泣いているママたちに沢山遭遇しました。 まじめな方が多いので、赤ちゃんは母乳や見る子を上げて、おむつを替えれたら99点ですよ というと安心して寝れるようになるママも沢山いました。 一生で数回しか来ない素敵なイベントですので 楽しんでくださいね! 悩んでるママには直接にそう声をかけてあげたいです! 私の声が届きますように^^ インスタライブ  ... 続きを読む...
新生児黄疸について
ベテラン助産師の本村啓子です 今回は新生児黄疸についてのお話です。   黄疸は、皮膚や白目が黄色く変色する症状です。 少しは耳にしたことがあると思います。 この黄色の色素はビリルビンという物質によって引き起こされます。     新生児黄疸の原因 ほとんどの新生児は生後数日から1週間以内に黄疸を発症します。 これは、新生児が赤血球を分解し、その過程で生成される ビリルビンをうまく処理できないことによるものです。   お腹の中ではママの身体を通して酸素をもらいます。 ママのお腹の中はいわば富士山の上並みに酸素が薄いのです。   胎内では沢山の赤血球により赤ちゃんに酸素を送ります。 生れたとたんに濃度の濃い空気中の酸素を吸いますので 必要のない赤血球が壊されて、分解されたビリルビンが排出が遅れると 黄疸という形で出現します。   新生児は、肝臓が未熟でビリルビンを処理できないため起こりやすいです。 他にも母乳栄養がビリルビンの排泄を妨げることあります。     影響   脳への影響 高度な新生児黄疸は、脳にビリルビンが蓄積することで脳障害を引き起こすリスクが増加します。 これは「核黄疸」として知られ、神経学的な問題や聴覚、運動、認知機能の障害を引き起こすことがあります。 肝臓への負担 新生児の肝臓はビリルビンを処理するのに十分に成熟していないことがあるため、 高度な黄疸が続くと肝臓に負担をかけることがあります。 これは肝臓の損傷や肝機能の低下につながる可能性があります。 核黄疸に関連して、赤ちゃんの意識が変化することがあります。 核黄疸は、このビリルビンが中枢神経系に影響を及ぼし、脳に損傷を与える場合があるため 交戦療法や、輸血などが行われる場合があります。 食欲不振や体重減少 強い黄疸が赤ちゃんの食欲を低下させ、体重減少を引き起こすことがあります。 これは育児において成長の問題を引き起こす可能性があります。     黄疸がひどくならないためには   適切な授乳 適切な授乳を行うことは新生児黄疸のリスクを低減させる重要な要因です。 母乳育児を行う場合、新生児は生後すぐに授乳を開始し、頻繁に授乳することが推奨されます 初乳に含まれる成分がビリルビンを効果的に排泄するのに役立ちます。 妊娠中の十分な栄養摂取 妊娠中に十分な栄養を摂取し、健康的な出生体重の赤ちゃんを産むことで、新生児黄疸の発症リスクを減少させます 妊娠期間中に適切な栄養を摂り、妊娠中の健康を確保しましょう。 赤ちゃんの十分な水分摂取 新生児には十分な水分摂取が必要です。 母乳やミルクを通じて水分を摂取できるようにし、脱水を予防します。 赤ちゃんが適切に水分を摂ることは、ビリルビンを体外に排出するのに役立ちます。   日光浴 日光浴が治療法として使われることがあります。 直射日光の当たらない、明るい場所で寝かせるなどでも ビリルビンの排泄には役にたちます。 気温に気を付けて、腕や、足、顔などを明るい光を あてるようにします。     治療 光線療法 通常、軽度から中程度の新生児黄疸は特別な治療を必要とせず、ビリルビンは自然に排泄されます 便や尿から排泄されますので、哺乳量を保つ必要があります。 しかし、重度の場合や黄疸が長引く場合は、特別な治療が必要となることがあります。 光線療法といわれる光線を浴びる治療が行われることがあります。 多くは24時間の光線療法で改善する場合が多いですが 改善結果次第では、48時間入る場合もあります。 母乳育児と黄疸  母乳育児を行う場合、母乳中の物質がビリルビンの排泄を妨げることがあるため 新生児黄疸が一時的に増悪することがあります。 しかし、通常は母乳育児を続けることが推奨されます。 医師や助産師のアドバイスを受けましょう。 自宅に帰ってから   まれに自宅に帰ってからも黄疸が出てくることがあります。 赤ちゃんの黄疸が急速に悪化した場合は特に顔や目が黄色くなり、 食欲不振や体重減少が見られる場合があります。 あまり頻度的には置きませんが 意識がぼんやりとした場合などは治療が必要ですので 産婦人科を受診しましょう.     まとめ 新生児黄疸はほぼ全員の赤ちゃんが経験します。 程度がどれくらいかで治療が必要になります。 医師に任せておけば大丈夫なものですからあまり心配せずに、 気持ちに余裕を持ちましょう。 とはいえ赤ちゃんが目隠しをされて、24時間も自分から引き離される感覚は 何とも言えず寂しいものです。 私も、第一子が新生児黄疸になり、わんわん泣いてしましました。... 続きを読む...
授乳ブラの選び方(妊娠期間の胸をサポート)
ベテラン助産師の本村啓子です 今回は、授乳ブラの選び方について、説明します。     授乳ブラが必要な理由   マタニティ期間中、ママのバストはサイズや形状が変わり、 これまでのブラでは適切なサポートを得ることが難しくなります。   大きく成長する胸。つわりで気持ち悪くなる位の周辺。 張りのため重くなるバスト。敏感さを増す乳首周辺 授乳ブラは、ママの身体の変化に対応し、快適さとサポートを提供します。 快適でサポート力のあるブラを選ぶことは、 マタニティ期をストレスフリーにする大きな鍵です。 マタニティ期をより楽しく充実したものにするために、 自分に合う授乳ブラを使いましょう。     授乳ブラの選び方   サイズがピッタリ 最初に考慮すべきは、正しいサイズの授乳ブラを選ぶことです。 サイズが合わないブラは、快適さやサポートが不足し、 胸が苦しく、乳房に圧迫感を与えることがあります。 授乳期間中は、平均1サイズ2カップの胸のサイズがアップします。 (70B→75D) 締め付け感に注意 授乳ブラは、サポートと快適さを提供するために設計されていますが、 あまりにも締め付けが強すぎるものは避けた方が良いでしょう。 特に、乳房が圧迫されると乳腺の詰まりや不快感の原因となることがあります。 程よいサポートと伸縮性があるブラを選びましょう。  カップの形状 授乳ブラのカップの形状も重要です。 カップのデザインが適切でないと、授乳の際に乳首や乳頭を取り出しにくくなることがあります。 授乳カップが簡単に開閉でき、赤ちゃんが飲みやすい位置に乳頭を持ってくることができるか確認しましょう。 また、漏れた母乳を吸収するための授乳パッドを挿入するスペースあります。 授乳パッドを使用する予定なら、それに合ったデザインのブラを選びましょう。 これにより、快適で清潔な状態を保つことができます。 着脱のしやすさ 授乳ブラは、赤ちゃんの授乳のために簡単に着脱できるデザインが求められます。 簡単に開閉できると、授乳時のストレスが軽減されますね。 ブラを選ぶ際には、着脱してみて自分に合うものを選びましょう。 素材と通気性 授乳ブラの素材は、肌に触れる部分であるため重要です。 通気性のある素材や肌に優しい素材を選びましょう。 特に、夏場や暑い日には通気性が高いブラが快適です。  ストラップの調整 ストラップは授乳ブラのサポートに欠かせない要素です。 ストラップが調整可能で、肩への負担を軽減できるブラを選びましょう。 長時間の着用でも、また胸が成長しても快適さを保つことができます。 スタイルとデザイン 最後に、自分の好みに合ったスタイルとデザインを選びましょう。 授乳期間中も、自信を持って美しく感じることが大切です。 幅広いスタイルあり、機能性とデザインを兼ね備えた授乳ブラもあります。   今回は授乳ブラについてのお話でした。 では素敵なマタニティ生活をお送りくださいね。 あなたが幸せになることを応援しています! 続きを読む...
乳腺炎
ベテラン助産師の本村啓子です   乳腺炎は、乳房の組織が炎症を起こす状態で、通常、乳幼児を育てる母親によく見られます。 乳腺炎の主な原因と対処方法について説明します。     原因   乳汁の滞留    乳汁が乳腺内で滞留し、通過しきれないことが乳腺炎の主な原因です。 これは、乳房の乳管が詰まることや分泌量よりも哺乳量が少ない場合で起こることがあります。   細菌感染 乳腺炎は時に細菌感染によって引き起こされることもあります。 通常、乳腺の小さな傷口やひび割れから細菌が侵入します。     対処法   乳腺を開通する 自分でできる方法でマッサージをします     母乳をよく吸わせる  乳腺炎の初期段階では、赤ちゃんによく母乳を与えることが大切です。 母乳の排乳が乳腺を刺激し、乳汁の滞留を解消するのに役立ちます。   授乳姿勢などに気を付けて深く授乳します。 炎症を軽減する湿布   自分で行うときは冷たいタオルなどで冷やすことが多いです。 なぜなら、うまく開通できない場合に温めると痛みが増すことがあるからです。 (小さいアイスノンをタオルで包み利用するのも可) 炎症がある場所にキュウレイコンなどの漢方薬を当てることで、痛みと腫れを軽減できます。 またキャベツの葉っぱを数枚乳房に充てることで炎症を抑えることもできます。 昔からの民間療法ではじゃがいも1コをすりおろし小麦粉を混ぜて耳たぶくらいの柔らかさにしてお酢をほんのちょっと混ぜガーゼで挟んで炎症が起きている部分にあてて、下着と胸の間にはさむ方法もあります。 キャベツも、ジャガイモも効果的ではあります。   休息   乳腺炎の症状が重い場合、十分な休息を取ることが大切です。 またストレスや疲れなどで授乳感覚が開いて乳腺炎になる場合も多いです。 十分な休息をとりましょう   病・産院治療   乳腺炎が繰り返し起こる場合や治療が効果的でない場合、乳房の問題について 乳腺専門医や産婦人科医に相談することが重要です。 専門家は適切な診断と治療を提供して、再発を防ぐためのアドバイスをしてくれます。 細菌感染が確認された場合、医師から処方された抗生物質を適切に使用します。 抗生物質は感染の治療に役立ちます。    ブラジャーの大切さ   それまでワイヤー入りのブラを付けていた方でも ワイヤーなしの適切なブラジャーを着用し、乳房をしっかりサポートすることが大切です。 妊娠中からの乳腺の成長を阻害しないように ワイヤーがないのに、垂れないようにホールド力が抜群です。 妊娠中に大きく成長する胸に合わせてホックで調節で来るよう延長ホックもついています。 また、フロントオープンで夜間の授乳時の方の冷えなどを予防します。 サイズ展開やカラーバリエーションも業界トップクラスです。     まとめ 妊娠中からの乳腺の成長を阻害しないことや、乳首の管理が大切です。乳腺炎の症状が現れたら早めに対処することがです。 適切な対処法をすことで、乳腺炎から早く回復し、母乳育児を続けることができます また、母乳育児中に乳腺炎が頻繁に発生する場合は、 助産院や病院などで指導を受けることも検討しましょう。 何しろ、エンドレスで大変な育児を皆さんが 幸せに乗り越えれるように、私も頑張って発信していきますね^^   インスタライブ 第1回目 「ゆるーく安産になる方法!」終了しました。 mamano_mikata_monna インスタにアーカイブ残っています。 3000人の出産の介助経験を持つ ベテラン助産師がインスタライブで、ママの質問に答えます 次回は皆さんの希望の内容で行いたいと思います。 知りたいことや、質問を直接聞いてみたいことなどがあれば あらかじめこちらブログにコメントお願いしますね。 続きを読む...
母乳とミルクの決定的な違い
ベテラン助産師の本村啓子です   母乳とミルクは、赤ちゃんに栄養を提供するため必要不可欠なものです。 どちらも赤ちゃんの成長と発育に必要な栄養を提供しますが、 成分、免疫効果、利点、注意点など、いくつかの違いがあります。 今回は、母乳とミルクの決定的な違いについて、初めてのママにわかりやすく説明します。   母乳とミルクの成分の違い 母乳の成分 母乳には、赤ちゃんの成長に必要な栄養素が均等に含まれています。 タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル、水分など、バランスの取れた栄養が含まれています。 右のホエイの消化のよい部分が多いです  母乳は赤ちゃんの未熟な消化器官に優しい形で提供され、吸収が効率的です。 さらに初乳と生乳でも成分は違います。   初乳(妊娠16 週頃から産生,産後2 日くらいまで)  ① たんぱく質濃度が高く,特に乳清蛋白中には免疫グロブリンやラクトフェリンなどの感染防御 因子が豊富である。  ② βカロテンを多く含むため黄色っぽい。  ③ ナトリウム(Na),クロール(Cl)を多く含みたい便の排泄をうながす    成乳(産後3 日以降)  ① 初乳と比べて蛋白質濃度が低く,乳糖と脂肪の濃度が高くなる。  ② 成乳になるにしたがって青白色で半透明の母乳へ変化する。  ③ 初乳と比べてNa,Cl 濃度が低い。   ミルクの成分 栄養素の調整 ミルクは母乳に似た栄養素を含むように設計されていますが、 厳密には母乳の成分と異なります。 ミルクは、乳タンパク質、乳脂肪、糖類、ビタミン、ミネラルを含み緑色の 固まりやすいカゼインが多いため消化が母乳に企画するを遅いです。   抗体と免疫成分   母乳には、抗体、免疫グロブリン、白血球などの免疫成分が含まれており 赤ちゃんを感染症から保護し、免疫系の発達をサポートします。 免疫物質である分泌型 IgA,ラクトフェリン、リゾチーム,マクロファージ(リンパ球の一種)が入っており 胃腸や粘膜に広がりウイルスや細菌,アレルギー物質の侵入を防いでくれます。 ※ ラクトフェリンー鉄結合性の糖たんぱく質で,含量は哺乳類の中でヒトの乳で最も高く特に成乳より初乳に多く含まれ ます。 また母乳は、将来のアレルギーや喘息のリスクを低減させることが示されています。    ミルクには母乳に含まれる抗体や免疫成分がほとんど含まれていません。 そのため、免疫システムのサポートが限られています。   赤ちゃんのあごの発育   母乳を吸うことは直接授乳により上あごや口周りの筋肉が発達し,歯並びや顔面形成がよくなる ミルクも現在は、吸啜しにくい乳首などが出ており、乳首を選ぶことで歯並び効果は得られます。 母親側のメリット    射乳ホルモンのオキシトシンが子宮の収縮を促し(子宮復古),出血量を減少させる  乳汁産生ホルモンのプロラクチンが,排卵の再開を遅くすることで自然な出産間隔を調節する  母親の閉経前乳癌,卵巣癌,子宮体癌を予防するなどの効果もあります。   母子の絆 母乳による授乳は母子の絆を強化し、スキンシップを増します。 ミルクの場合も、しっかりと抱っこしたりスキンシップを取ることで補えます。   利便性   母乳は、持ち歩く器具もなく手軽の上げれます。 ミルクは準備が簡単で、家族などが育児協力をするのに役立ちます。     まとめ   母乳は最適な栄養と免疫効果があります。 母乳とミルクのどちらを選ぶかは、個々の状況や好みに依ります。 母乳をあげれない場合も、ミルクをあげる場合も 育児はじゅにゅうだけではないので 自信をもって行うことが大事です。   さらに言うと、信頼と愛情が赤ちゃんには一番大事ですね^^ インンスタライブ   第1回目 「ゆるーく安産になる方法!」終了しました。 mamano_mikata_monna... 続きを読む...
母乳育児の成功のママ側の3つの因子
ベテラン助産師の本村啓子です 母乳育児の成功には、いくつかの大切なコツがあります。 今回はその3つについて話をします。   1. 頻回な授乳 赤ちゃんの成長に合わせて、頻回な授乳が成功の鍵です。 ここで大切なのは、赤ちゃんが必要なだけ飲むようにサポートすることです。 1: 頻繁な授乳タイムを設ける 母乳育児では、赤ちゃんのペースに合わせて頻繁に授乳しましょう。 赤ちゃんが吸うことにより母乳が作られるためのホルモンが大量に分泌されます。 通常、新生児は1日に8回以上、授乳が必要です。 母乳の場合は消化がいいので2時間おきの授乳も普通に起こります。 リズムが整う1か月までは、頻回に飲ませて母乳が出るサポートをします。 2: 夜間も授乳を続ける 夜間でも授乳を続けることが大切です。 夜間の授乳は母乳分泌を促進し、赤ちゃんの安眠にも貢献します 授乳枕や足りない時のミルクを近くに置くなど 快適な環境を整え、暗い部屋で授乳し、授乳中もリラックスした雰囲気を作りましょう。 3: 赤ちゃんのサインを注意深く観察する 赤ちゃんは泣くだけでなく、授乳を求めるさまざまなサインを示します。 手を口に持っていったり、唇をなめたり、小さな唸り声を出したりすることがあります。 これらのサインに敏感に反応し、授乳を提供しましょう。 ただし、飲んですぐの場合はおむつだったり、げっぷが出ていないためだったりしますので 授乳以外の要因もあるので気を付けましょう。     2. 乳房と乳首の管理   正しい飲ませ方や乳房の健康を保つために、乳房と乳首の管理が欠かせません。 妊娠中期から、乳房や乳首のマッサージも行いましょう (別日に詳しく説明) 4: 母乳分泌を促すマッサージ 乳房のマッサージは母乳分泌を増やすのに役立ちます。 授乳前にも毎回乳房をマッサージして、母乳の分泌を良くしましょう 5: 正しい飲ませ方を心がける   正しい飲ませ方には、乳頭を丸くふくませ、深く赤ちゃんの口に入れることが重要です。 上の右の絵の様に、赤ちゃんの唇を内側にめくり、口を大きく開かせましょう。 これにより、乳首への負担を軽減し、赤ちゃんが効果的に授乳できます。 授乳時の赤ちゃんの高さにも気を付けましょう。 授乳枕などで高さ調節をしましょう。 おちょぼ口で浅くくわえたり(上の絵の左側) 乳頭をつぶし飲みしたりする赤ちゃんの飲み方には注意が必要です。 これらの飲み方は乳頭や乳輪を傷つけ、乳房の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。 大きく口を開けて深く飲ませる、正しい飲ませ方をサポートしましょう。 6: 授乳後の乳首のケア 授乳後、乳首のケアも大切です。 母乳がまだ残っているときは20分を目安に搾乳しましょう 搾乳したものは冷蔵庫に保存し次回の授乳時に温めて足します。 (冷凍なら1日まで保存可)     栄養、睡眠 7: 栄養を十分に摂る   母乳を供給するためには、母親自身が健康で栄養を十分に摂ることが不可欠です。 バランスの取れた食事を心がけ、水分補給も忘れずに行いましょう。 必要な栄養素を摂ることで、母乳の品質と分泌量が向上します。 8: 十分な睡眠を確保する   睡眠不足は母乳育児のストレスを増加させ、母乳分泌にも悪影響を及ぼす可能性があります。 赤ちゃんの睡眠サイクルに合わせて、十分な休息を取るように努力しましょう。   パートナーや家族のサポートを受けることも大切です。 これらのコツを実践することで、母乳育児を成功させる確率が高まります。 赤ちゃんの成長と健康をサポートするために、母乳育児を楽しんで取り組みましょう。 ※以上はママ側の因子です。赤ちゃん側の問題で飲めない場合もあります。   インスタライブ   第1回目 「ゆるーく安産になる方法!」終了しました。 mamano_mikata_monna インスタにアーカイブ残っています。 3000人の出産の介助経験を持つ ベテラン助産師がインスタライブで、ママの質問に答えます 次回は皆さんの希望の内容で行いたいと思います。 知りたいことや、質問を直接聞いてみたいことなどがあれば あらかじめこちらブログにコメントお願いしますね。 続きを読む...
産後の身体
ベテラン助産師の本村啓子です 産後の身体は、出産前と同じ生活ができるまでには およそ2カ月がかかります。 産後の身体のことを知り、順調に回復していきましょう。   産後の身体 乳房の緊満 出産後、ホルモンのバランスが大きく変化し、 母乳育児に適応するための準備が進み、胸が張ります。   腹部の変化  妊娠中に拡大した腹部の皮膚と筋肉は、出産後も時間がかかるまで元の状態に戻りません。 多くの女性は産後しばらくの間、おなかがたるんでいるように感じます。 膣の変化 産後、膣の筋肉は緩むことがあり、膣の周りの組織も腫れたり、裂けたりすることがあります。 これは自然な出産の結果であり、時間とセルフケアによって回復します。 骨盤の変化 出産時、骨盤は拡張し、骨盤の関節(恥骨結合や仙腸関節)が緩みます。 これは胎児の通過を容易にするための生理的な変化です。 しかし、この変化が続くことで、腰痛や骨盤の不安定感を感じることがあります。   腹直筋の分離 妊娠中にお腹が大きくなると腹直筋が横に分離することが多いです。 産後、、もどらないと、腰痛やお腹のたるみにつながります 骨格の変化 妊娠中に骨格にも変化が生じます。 胎児の重さに対応するために、特に胸椎や腰椎のカーブが増加することがあります。 精神的な変化 産後にはホルモンの変化や新しい育児の責任に対するストレスがかかり 精神的な変化も現れることがあります。   また、夜間の授乳などで睡眠不足になりがちで、過敏になったり、神経質になったり、 産後うつ病になることがあります。   寝れるときはできるだけ休みましょう・ 産後間もない時期も家族の協力を得て、長めに3時間は寝る時間を 1日1回でも補えると心身が楽です。 また、産後の身体のケアは非常に重要です。 産後の体操(産後体操)は、筋力を回復させ、姿勢を改善し、腹直筋を引き締めるのに役立つ方法の一つです。 特に産後すぐから始めることが、身体の回復に役立ちます。     産後体操 産後体操の目的 産後体操の主な目的は、腹直筋の分離を縮め、骨盤底筋を強化し、姿勢を改善することです。 これにより、腹部の筋肉を強化し、腰痛の予防や回復を支援します。   産後体操の開始時期 産後体操は、医師や助産師からの許可を得てから開始する必要があります。 通常、出産後数週間から数か月後に開始されます。   産後体操の時間 朝・夕の1日2回行いましょう 毎日行いましょう。   産後体操   産後体操の目的   ●分娩時にのびた腹壁や骨盤底筋の回復を速やかにします。 ●血液の循環をよくし、静脈内のうっ血や血栓を防ぐ。  ●悪露の排出、子宮の回復を早めます。 ●靱帯を強め、関節の屈曲性を増します。 ●筋肉の痛みをとり、疲労を回復させます。  ●内臓下垂を予防し、便秘にならないようにします。 産後1日目から簡単な産後体操で、身体を回復させます それでは方法について説明します。 腹式呼吸 1・ お 腹 に 手 を あ て 、 息をゆっくり吸います(3秒) 2・ゆっくり息を吐きます(5秒) 腹直筋のトレーニング 1・仰向けに寝て、膝を曲げます。 1・息を吐きながら腹部を縮め、頭を上げます。 2・5秒間保持し、ゆっくりとリラックスさせます。 3・これを10回繰り返します。 脚のストレッチ 1・寝ながら両足を伸ばし、つま先も伸ばします 2・片方の足先を上に曲げます。 3・同様に反対の足でも行います。 4・これを交互に10回繰り返します。 骨盤底筋トレーニング   1・寝ながら、膝を立てます。 2・骨盤底筋を収縮さながらおしりを引き上で戻します。 4・これを10回繰り返します。... 続きを読む...
出産後の母乳管理 出産当日~1日目
ベテラン助産師の本村啓子です 今日は出産後の母乳管理についてお話します 出産当日 初回授乳 初回の授乳は、通常、出産後30分以内に行うことが推奨されています。 (母児に問題がないことが前提です)   初乳の授乳   出産直後の母乳は初乳と呼ばれ、非常に栄養価が高く、 赤ちゃんの免疫を強化する成分を含んでいます。 初回の授乳で初乳を提供することが重要で、出産後すぐに授乳を始めることで、 赤ちゃんに免疫物質や栄養素を供給できます。 また、胎便と呼ばれる緑色の便を早く排泄できます。 授乳の早期開始 初回の授乳が早く行われれば、母乳の供給と需要の調整がスムーズに始まります。 授乳によりオキシトシンというホルモンが分泌され 母乳分泌量も増え、子宮収縮が進みます。 オキシトシンは愛情ホルモンともいわれ、児への愛情と絆が深まります。 また、初回の授乳は母子の絆を強化する貴重な瞬間でもあります。 親子の肌と肌の接触や相互作用は、感情的なつながりを促進し、 赤ちゃんの安心感を高めます。 体温調節 カンガルーケアは早産児や低体重児などの新生児に対して 親とのスキンシップを通じて行うケアのアプローチです。 この方法は、母親や父親が新生児を胸に抱きかかえ、肌と肌を密着させることを特徴としています カンガルーケアは、新生児の体温調節がサポートされます。 母親の体温を借りて赤ちゃんの体温が安定しますが まだ生まれたばかりで呼吸状態が安定しませんので、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。   頻繁な授乳   新生児は通常、2〜3時間ごとに授乳が必要です。 授乳の頻度は母乳の分泌を増加し、乳腺を刺激して母乳の量の増加を促します。 これは夜間も変わりませんが当日は同室することは少なく 産後1日目に授乳の指導とともに母児同室されることが多いです。  自分でできる母乳マッサージを行ってから授乳しましょう。   基底部マッサージ 両手を胸の下から上に向かってゆっくりとやさしく上げるように動かしましょう。 痛みを感じない範囲で行いましょう。 乳頭マッサージ ・指先を使って乳頭を刺激します。三本の指を使い乳首をつまむようにしながら  乳腺を刺激し、乳頭を柔らかく保ちます。   (乳首が硬かったり、引っ込んでいる場合も妊娠中の手入れで   飲みやすい形へと成長します)   授乳のタイミング   授乳は赤ちゃんが泣いたら行うようになります。 赤ちゃんが授乳を求める兆候を観察し、 泣き声や口を舐める動作などがあれば、授乳の合図と考えます。   3時間おきというのを聞いたことがあると思いますが それはちゃんと分泌が出てきた場合でなおかつミルクの場合が多いです。 母乳は消化がいいので2時間おきということもありますし、私は最初は1時間おきでした。 そこまで頑張る必要はないですが、身体を休めつつ頻回に上げることも多いということを知っておいてください。 初めの1日の授乳回数の平均は12~15回のことが多いようです。 ※産院によっては3時間おきを守りましょうと指導されることもありますが 母児とも人間なので、機械的にはなかなかいきませんね。   注意 授乳したばかりで泣く場合はおむつが汚れていないか、げっぷがたまり苦しくないか 暑くないか、かぶれはないか などほかの場合もあるため、おむつを替えて抱っこしてみましょう。   適切な姿勢 授乳中、適切な姿勢を保つことが大切です。 背中を丸めずに、赤ちゃんと母親が快適な姿勢を保つことで、授乳がスムーズになります。 親と赤ちゃんが快適な姿勢になるように、授乳クッションやサポートを利用し、 赤ちゃんの口の位置と乳房の高さを調節しましょう。 母乳の量 出産後の嘔吐がなくなったタイミングで便が出たのを確認しながら 糖水や、ミルクを与える病院もあります。 病院の指導内容にはやや違いはありますが 疑問があれば聞いてみましょう。   1回に飲む量 1回に飲む量は10か月で生まれた正期産の場合は 当日から1日目 10cc 産後2日目   20㏄ 産後3日目   30㏄ 産後4日目   40㏄ 産後5日目   50㏄ 産後6日目   60㏄ 産後7日目   70㏄ ※±10㏄の場合もあります    ・   ... 続きを読む...