乳腺炎

ベテラン助産師の本村啓子です

 

乳腺炎は、乳房の組織が炎症を起こす状態で、通常、乳幼児を育てる母親によく見られます。

乳腺炎の主な原因と対処方法について説明します。

 

  原因

 

乳汁の滞留

 

 乳汁が乳腺内で滞留し、通過しきれないことが乳腺炎の主な原因です。

これは、乳房の乳管が詰まることや分泌量よりも哺乳量が少ない場合で起こることがあります。

 

細菌感染


乳腺炎は時に細菌感染によって引き起こされることもあります。

通常、乳腺の小さな傷口やひび割れから細菌が侵入します。

 

  対処法

 

乳腺を開通する


自分でできる方法でマッサージをします

 



 

母乳をよく吸わせる


 乳腺炎の初期段階では、赤ちゃんによく母乳を与えることが大切です。

母乳の排乳が乳腺を刺激し、乳汁の滞留を解消するのに役立ちます。

 

授乳姿勢などに気を付けて深く授乳します。


炎症を軽減する湿布

 


自分で行うときは冷たいタオルなどで冷やすことが多いです。

なぜなら、うまく開通できない場合に温めると痛みが増すことがあるからです。

(小さいアイスノンをタオルで包み利用するのも可)


炎症がある場所にキュウレイコンなどの漢方薬を当てることで、痛みと腫れを軽減できます。

またキャベツの葉っぱを数枚乳房に充てることで炎症を抑えることもできます。


昔からの民間療法ではじゃがいも1コをすりおろし
小麦粉を混ぜて耳たぶくらいの柔らかさにしてお酢をほんのちょっと混ぜ
ガーゼで挟んで炎症が起きている部分にあてて、下着と胸の間にはさむ方法もあります。

キャベツも、ジャガイモも効果的ではあります。

 

休息

 

乳腺炎の症状が重い場合、十分な休息を取ることが大切です。


またストレスや疲れなどで授乳感覚が開いて乳腺炎になる場合も多いです。

十分な休息をとりましょう

 

病・産院治療

 

乳腺炎が繰り返し起こる場合や治療が効果的でない場合、乳房の問題について

乳腺専門医や産婦人科医に相談することが重要です。


専門家は適切な診断と治療を提供して、再発を防ぐためのアドバイスをしてくれます。

細菌感染が確認された場合、医師から処方された抗生物質を適切に使用します。


抗生物質は感染の治療に役立ちます。 

 

ブラジャーの大切さ


 

それまでワイヤー入りのブラを付けていた方でも

ワイヤーなしの適切なブラジャーを着用し、乳房をしっかりサポートすることが大切です。


妊娠中からの乳腺の成長を阻害しないように

ワイヤーがないのに、垂れないようにホールド力が抜群です。


妊娠中に大きく成長する胸に合わせてホックで調節で来るよう延長ホックもついています。

また、フロントオープンで夜間の授乳時の方の冷えなどを予防します。

サイズ展開やカラーバリエーションも業界トップクラスです。

 

  まとめ


妊娠中からの乳腺の成長を阻害しないことや、乳首の管理が大切です。
乳腺炎の症状が現れたら早めに対処することがです。

適切な対処法をすことで、乳腺炎から早く回復し、母乳育児を続けることができます


また、母乳育児中に乳腺炎が頻繁に発生する場合は、

助産院や病院などで指導を受けることも検討しましょう。


何しろ、エンドレスで大変な育児を皆さんが

幸せに乗り越えれるように、私も頑張って発信していきますね^^

 

インスタライブ


第1回目

「ゆるーく安産になる方法!」終了しました。

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