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ブログ記事

妊娠初期の異常について
ベテラン助産師の本村啓子です。     今回は妊娠初期の異常とその原因、対処法について詳しく説明します。 初めての妊娠に限らず、いつもと違うことが起きたら不安になりますよね そこで今回は詳しく書いていきます。         出血 原因: 妊娠初期の出血は、流産や子宮外妊娠、子宮内膜症、子宮頸管ポリープなどが原因となることがあります。 対処法: 出血がある場合、安静にし、医師に連絡しましょう 妊娠初期の出血は通常ではないと考えて速やかに受診しましょう。 特に出血が激しい、痛みを伴う、または凝血異常がある場合は緊急で受診しましょう。     悪心と嘔吐 原因: 妊娠ホルモンの変化や胎児から出るホルモンが原因で、通常は妊娠初期に起こります。 対処法: 頻繁な小食や、吐いた後でも水分を摂るように心がけましょう。 この時期は赤ちゃんの栄養についてはさほど気にせず水分補給をしましょう (できれば葉酸を含む食材や、ビタミン・ミネラルなどは補給したいですね) 重度の嘔吐に悩む場合、医師に相談し、必要に応じて薬物療法を検討しましょ     腹痛 原因: 腹痛の原因は子宮の成長、靭帯の緊張、便秘、子宮内膜症、炎症、流産の兆候などが考えられます 対処法: 軽度の腹痛は休息し、十分な水分を摂ることで和らげることができます。 子宮を支えている靭帯がひきつれて痛むこともあります。 ストレスにより起きる場合もありますので心身の安静が必要です。 しかし、激しい腹痛や出血がある場合は、直ちに医師に連絡しましょう。     頻尿 原因: 妊娠初期から、子宮が膀胱に圧迫をかけるため、頻尿が起こります 対処法: 適度な水分摂取は大切ですが、夜間の頻尿を減らすためには寝る前に大量の水分を取らないようにしましょう。 発熱や痛みが伴う場合は膀胱炎なども考えられますので、医師に相談してください。     発熱 原因: 妊娠中の発熱は感染症の兆候として考えられます 妊娠期間は平熱よりやや高いため37度台で症状を伴わない場合は安静でいい場合も多いです。 対処法: 適切な安静と水分補給が必要です。医師の診断と指示に従い、必要に応じて安全な薬物を使用しましょう。     腰痛 原因: 妊娠に伴い、体重の変化や姿勢の変化によって腰痛が生じることがあります。 しかし、急激な腰痛や下腹部の痛みは流産などの異常の兆候となります。 対処法: 軽度の腰痛は温かいシャワー、軽いストレッチ、適切な姿勢維持で和らげることができます。 痛みが激しい場合は医師の診察を受けましょう これらの異常に対処する際には、自己判断をせず、医師や助産師のアドバイスを受けることが大切です。   早期の対応は、ママと赤ちゃんの安全を確保するために非常に重要です。   お母さんと赤ちゃんの健康を最優先に考え、身近なかかりつけの医師を頼り 安心して妊娠期間を過ごしてくださいね 続きを読む...
妊娠初期のママと赤ちゃん
ベテラン助産師の本村啓子です。     妊娠おめでとうございます この時期はうれしい時期であるとともに 身体の中でいろんな変化が急激に起こり体調を壊しやす時期です   妊娠初期の週数ごとに、胎児とママの身体の変化と注意点を記載しますので 参考にしてみてください。           1週目 - 4週目 (妊娠1ヶ月)   胎児: この時期、受精卵が子宮内に着床し、胚と呼ばれる小さな集団の細胞からなる胎児が形成されます。 胎児は非常に小さく、肉眼で見ることは難しいです ママの身体: 妊娠初期の症状として、嘔吐、吐き気、乳房の張り、頻尿などが現れることがあります。 適切な栄養摂取と安静が大切です           5週目 - 8週目 (妊娠2ヶ月)   胎児: この時期、胎児の器官が形成され始め、心臓が動き始めます。 胎児はまだ非常に小さく、胎盤が栄養供給を担当しています ママの身体: 妊娠初期の症状が続き、疲労感や感情の変化も感じられます。 栄養バランスを保ち、健康な食事を心がけましょう             9週目 - 12週目 (妊娠3ヶ月)    ●胎児: 胎児の器官の発達が進み、腕や足、指が形成され、性別が分かることがあります。 胎児は約5センチほどの大きさに成長します ママの身体: 妊娠初期の症状が和らぐことがあり、体調が回復し安定することが多いです。。 妊婦健診を受け、胎児の成長を確認しましょう             13週目 - 16週目 (妊娠4ヶ月)         胎児: 胎児は成長し、顔の特徴がよりはっきりと現れます。動き始め、心臓音を聞くことができるようになります。 胎盤が完成して流産の危険性は少なくなります。   ママの身体: この時期には妊娠初期の症状が軽減し、食欲が戻ることがあります。 胎児の成長に合わせて栄養を摂り、適度な運動を心がけましょう。             17週目 - 20週目 (妊娠5ヶ月) 胎児: 胎児は成長し、性別が確認できる時期です。 骨や筋肉が発達し、胎児の動きが活発化します。 ママの身体: おなかが大きくなり、妊婦のお腹が見えるようになります。 胎児の健康を確保するために健康的な食事と定期的な検診が必要です。... 続きを読む...
妊娠中の虫歯について
ベテラン助産師の本村啓子です。 妊娠は女性にとって特別な時期であり、ママの健康は赤ちゃんの健康にも影響を及ぼします。 歯周病菌は早産リスクが高まります。 そのため、妊娠中の虫歯に気を付けるましょう           これから妊娠中の虫歯の原因と予防方法について 専門家の立場からわかりやすくお伝えします           妊娠中の虫歯の原因   ホルモンの変化: 妊娠中、ホルモンの変化が体内で起こります。特に、プロゲステロンとエストロゲンの増加は歯茎の血流を増加させ、歯ぐきが腫れや出血しやすくなります。これが虫歯の原因となります。 食生活の変化:  妊娠中、多くの女性が食事習慣を変えることがあります。嘔吐や嗜好の変化により、糖分を多く摂ることが増え、虫歯のリスクが高まります。 口腔内環境の変化:つわりや、ホルモンの影響での唾液の減少などがあります         妊娠中の虫歯の予防   適切な口腔ケア: 妊娠中は特に、歯磨きとフロスの正しい使用が重要です 歯垢をしっかり取り除き、歯磨き粉にフッ素が含まれているものを選びましょう。また、歯科医の定期的な診察を受けることも大切です。 バランスの取れた食事: 虫歯予防のために、砂糖や炭酸飲料の摂取を制限し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。健康的な食事は母体と胎児の両方に良い影響を与えます。 定期的な歯科診察: 妊娠中でも歯科診療は安全です。歯科医に通い、虫歯の早期発見と治療を受けることは非常に重要です。  唾液の刺激: 唾液は自然な虫歯予防剤です。無糖ガムを噛んだり、水を飲んだりして唾液の分泌を促進しましょう。       妊娠中の虫歯は避けることができる問題です。   適切な口腔ケア、バランスの取れた食事、定期的な歯科診療を通じて、虫歯予防に取り組みましょう。   あなたの健康は赤ちゃんの健康にも影響を及ぼすため、しっかりとケアしましょう。   詳細な情報は専門の歯科医に相談することをおすすめします。   ご質問や疑念がある場合は、遠慮せずに専門家にご相談ください。   素敵な妊娠期間をお過ごしいただけるよう願っております。   続きを読む...
妊婦検診について
ベテラン助産師の本村啓子です   本日は、妊娠中のママたちへ、妊婦検診について詳しくお伝えします。 初めての妊娠や出産に不安を感じる方も、安心してお読みいただける内容です。         妊婦検診の重要性     妊婦検診は、母子の健康を守るために非常に重要です。 これらの検診は、妊娠中の問題や合併症を早期に発見し、必要なケアを提供するために行われます。 定期的な検診を受けることで、母子ともに健康な妊娠生活を送ることができます。       検診のスケジュール   妊婦検診のスケジュールは、通常、以下のようになります。   妊娠初期(妊娠8週まで): 初期の検診では、妊娠の確認と基本的な健康状態の評価が行われます。また、妊娠週数の確定も行います。 妊娠中期(妊娠12週から28週まで): この時期には、胎児の成長や異常の有無を確認する超音波検査が行われます。また、母体の健康も定期的にチェックされます。 妊娠後期(妊娠29週から出産まで): 最胎児の発育や子宮の収縮力、分娩の準備状況などが検査されます。     検診の内容   妊婦検診には、血圧測定、尿検査、体重のチェック、胎児の心拍確認などが含まれます。 また、必要に応じて追加の検査が行われることもあります。   妊娠中の不安や疑問に対処するために、検診の際に質問をすることをおすすめします。 助産師や医師は、あなたの健康と赤ちゃんの健康をサポートするためにいます。       まとめ   妊婦検診は、妊娠中のママと赤ちゃんの健康を保つために欠かせないものです。 定期的な検診を受けることで、早期に問題を発見し、適切なケアを受けることができます。 安心して検診を受け、健康な妊娠生活を送りましょう。       妊婦検診のポイントと注意事項   今回は、妊婦検診におけるポイントと注意事項についてお話しします。 初めての妊娠経験の方も、これからの検診で何をするのかがう。   検診のポイント   正確な週数を把握する: 妊娠初期の検診では、正確な妊娠週数を確認します。これは、胎児の発育を適切に評価するために重要です。 超音波検査: 妊娠中期に行われる超音波検査は、胎児の成長と健康を確認するための重要な手段です。胎児の心拍や臓器の発育状況を詳しく確認します。 血圧と体重: 血圧と体重のモニタリングは、母体の健康を確保するために欠かせません。高血圧や適切な体重管理が重要です。 尿検査: 尿検査は糖尿病や尿路感染症などの問題を早期に発見するために行われます。   注意事項   定期的な検診を怠らない: 検診のスケジュールを守ることが重要です。適切なタイミングで検診を受けることで、問題を早期に発見し、対処できます。 質問を恐れない: 検診の際に疑問や不安があれば、遠慮せずに助産師や医師に質問しましょう。あなたと赤ちゃんの健康に関する情報を理解することは大切です。 生活習慣に注意: 健康な妊娠生活を送るために、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理などに気を付けましょう。   まとめ   妊婦検診は、妊娠中のママと赤ちゃんの健康を守るために欠かせないものです。 正確な週数の確認や超音波検査、体調のモニタリングなどが重要です。 また、質問をすることや生活習慣に気を付けることも忘れずに行いましょう。 安心して検診を受け、健康な妊娠生活を送りましょう。   続きを読む...
妊娠中の食事
こんにちは、助産師の本村啓子です 今回は妊娠中の食事についての記事を書かせていただきます     妊娠中、ママはつわりや、ホルモンの変化、また体重の増加など いろんな変化が起きて、大変なことも多いです。   とても大変なことも多いですが、身体には存在の大きな 小さな命を育む役目を果たしているからです。   ストレスを感じないようにしながら つわりが収まってきたら 赤ちゃんの健やかな成長のために、少しずつ妊娠中の食事のバランスを考えていきましょう   一番大切なのはバランスの良い食事です。       基本の食事   基本の食事の組み合わせは難しく考えず色味がよくて 美味しそうだなと感じる色味にできたらいいです。 主食: ごはんやパン、麺などの炭水化物を。 副菜: 野菜やきのこ、豆などでビタミンやミネラルを。 主菜: 肉、魚、卵からたんぱく質を。 乳製品: チーズやヨーグルトでカルシウム補給。 果物: ビタミンCやカリウムを取り込みましょう。 上記のような中身がバランスよく取り入れられたらいいですね     妊娠中に特に摂りたい栄養素   葉酸: 赤ちゃんの成長や脳の発達には欠かせません。(妊娠を考えた時からとりたい栄養です)特にのりや緑の野菜やいちごに多く含まれています。 鉄分: 妊娠中は妊娠前の3倍以上が必要です。アサリや納豆、小松菜に豊富です。 カルシウム: 赤ちゃんの骨作りに必要です。乳製品や小魚に多いです。 ビタミンB群: エネルギー代謝に欠かせない栄養素。全般的に食事のバランスが大切です。  ビタミンB1:豚肉、穀類など ビタミンB2:レバー、ハツなど ビタミンB6:にんにくや肉類、魚類など ビタミンB12:貝類や魚卵、レバーなど   注意が必要な食品や成分   ビタミンA: うなぎやレバーは摂りすぎに注意。 ヨウ素: 昆布の過剰摂取には注意しましょう。 ヒ素: ひじきは週2回の摂取を目安に大量には食べ過ぎない 水銀: 一部の魚類の過剰摂取は控えめに。     水銀の多い魚については以下の通りです   以下の魚は週に1回、80g(片手のひらサイズ)までとしてください。 キンメダイ メカジキ クロマグロ メバチマグロ 次に、週に2回、80gまでとして良い魚は以下となります。 レンコダイ(キダイ) マカジキ ユメカサゴ ミナミマグロ クロムツ 水銀の心配が少ない、安心して食べられる魚は次の通りです。 サケ アジ サバ イワシ サンマ タイ ブリ カツオ キハダマグロ ビンナガマグロ メジマグロ これらの魚は、妊娠中も気軽に楽しんでいただけます。   魚はDHAやEPAといった健康に良い脂肪酸、さらにはタンパク質やミネラルも豊富。 特にDHAは、赤ちゃんの脳や目の発育に役立つ重要な栄養素です   しかし、水銀が多い魚は摂取制限が必要ですが、 たまに食べる分には大きな心配はいりません。... 続きを読む...
胎教について
こんにちは、助産師の本村啓子です。 今回は胎教についての記事を書かせていただきます 胎教って何? 「胎教」と聞くと、英才教育を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、 現代の胎教はそうした厳格なものではありません   むしろ、親子のコミュニケーションと、ママのリラックス効果 を重視したアプローチが主流です   では、具体的に胎教が赤ちゃんにもママにもどのような効果をもたらすのでしょうか?   胎教の効果は? 胎教にはさまざまな説があり、効果についての科学的な証拠はまだ不足しています   例えば、胎教を行った子供が夜泣きが少なかった、情緒の発達に良い影響があった、 赤ちゃんがお腹の中で聞いた音楽を覚えているなど、様々な話があります。   しかし、これらの効果について確たる証拠があるわけではなく、 子供の個性や状況による要因も影響しているかもしれません   赤ちゃんの脳機能や記憶力についても未知の領域が多く、 胎教の効果に関してはまだ多くの疑問が残っています   そこで、現代の胎教では親子のコミュニケーションと、 ママのストレス軽減が主要な効果とされています。   赤ちゃんとの穏やかな時間を共有し、愛情を育む機会として、 胎教を楽しんでいただければと思います   胎教を始めるタイミング 胎教を始めるタイミングはいつからでもいいでしょう。   妊娠が判明した瞬間から胎教を始める方もいれば、 胎動を感じるようになってから始める方もいます     また、お仕事を持つママなら、産休に入ってから始めることも一つの方法です。   ただし、特におすすめなのは妊娠7ヵ月頃です。     なぜなら、この時期になると赤ちゃんの聴覚器官が発達し 音を認識できるようになるからです   胎動を感じることが増えるこの時期に胎教を始めると 赤ちゃんの反応を実感しやすく、モチベーションも高まることでしょう   赤ちゃんからの反応が得られるこの特別な時期を逃さず、胎教を楽しんでみてください。   おすすめの胎教方法 それでは、具体的な胎教方法をいくつかご紹介しましょう。 自分の好きな方法で楽しみながら、赤ちゃんとのコミュニケーションを深めていきましょう。   1. 話しかける:  赤ちゃんの聴覚は発達しており、ママやパパの声を聞き分けることができます。 簡単な言葉や会話を楽しんでください。初めてのママでも、簡単な挨拶や天気の話から始めてみましょう 2. お腹を撫でる: 優しくお腹を撫でると、赤ちゃんが反応することがあります。 パパや上の子供さんにもお腹を触らせてみてください。信頼関係を築くための素晴らしい方法です   3. 音楽を聴かせる: 赤ちゃんは外部の音にも興味を示します。 好きな音楽を楽しんで、赤ちゃんに聞かせてみてください。 クラシックからJ-POPまで、ジャンルは問いません。   赤ちゃんが生まれてからも同じ音楽を聞かせることで、安心感を与えることもできます   4. キックゲームをする:  赤ちゃんの胎動が活発になったら、キックゲームを試してみてください。 お腹を優しく叩いてみると、赤ちゃんが反応してくれることがあります。   コミュニケーションの楽しみ方の一つです 胎教を楽しむためのポイント 最後に、胎教を楽しむ際に気を付けたいポイントをご紹介しましょう。   無理に続けない:  妊娠中は気分が不安定になることもあります。 無理に胎教を続ける必要はありません。 ストレスを感じず、楽しんで取り組むことが大切です   静かな場所で行う: 赤ちゃんには特別な聞こえ方があります。 静かな部屋で胎教を行うと、ママやパパの声や音楽が赤ちゃんにも届きやすくなります   胎教Q&A 最後に、よく寄せられる胎教に関する質問にお答えしましょう。... 続きを読む...
愛情ホルモン
助産師の本村啓子です。   今日は、特別なホルモンについてお話ししましょう。   それが、オキシトシンです。   オキシトシンは、多くの人には聞き慣れないかもしれませんが 愛情ホルモンとも呼ばれています。   なぜなら、このホルモンが分泌されると、私たちは幸せな気分に包まれるのです     この愛情ホルモンを増やす方法はいくつかあります。今からいくつかご紹介します。   まず、優しく触れてもらったり ハグされたりすることが オキシトシンを増やす一つの方法です。   愛情を感じる瞬間、それがこのホルモンの働きです   また、ペットを触ったり、可愛いものに接することもオキシトシンの分泌を促進します。   愛らしい動物やものに触れると、心が温かくなり、幸福感が広がります   そして、授乳中は赤ちゃんにもママにもオキシトシンが分泌されます。   これは、母子の絆を深める大切な瞬間であり、愛情が溢れる状態なのです   さらに、相手を思いやり、見つめることもオキシトシンを活性化させます。   大切な人を思う気持ちが、このホルモンの働きを助けるのです。   男性でももちろん、オキシトシンは分泌されます。   しかし、オキシトシンにはもう一つ驚くべき側面があります。   それは、攻撃性を高める作用もあることです。   一見矛盾しているように思えますが、状況に応じてホルモンの役割が変わるのです。   子どもを抱っこするなどの快刺激が与えられると、 それは愛情となりますが、不快刺激が与えられた場合 それは防御反応として攻撃性が現れます。     オキシトシンの分泌が多い育児中の母親は、少しの快・不快で感情が大きく揺れ動きます。   オキシトシンは愛情ホルモンである一方 愛情や絆を邪魔する相手に対しては攻撃性を強めさせるため、 たとえ夫でも、育児に非協力的だと攻撃の対象になるのです。     このように、オキシトシンは愛情を育む一方で、我が子を守るための力も秘めているのです。     オキシトシン愛情ホルモンは、私たちの心と体に深い影響を与えます。   日常生活で意識的に活用し、愛情豊かな瞬間を増やしていきましょう。   幸せな気分に包まれることが、健康で充実した生活の一部です。   続きを読む...
つわり
こんにちは、助産師の本村啓子です。     妊娠してから、つわりに悩む妊婦さんも少なくないですね。   つわりは、喜びの中にも辛さを抱えるものですが その辛さは他人にはなかなか理解されないことが多いですよね。       また、妊娠ををまだ知らせていない場合、 仕事や家庭でのストレスが加わることもあるでしょう。 今回は、つわりとその対処法についてお話ししましょう。       つわりの症状とは つわりは、妊娠初期(5〜6週目から)に 悪心、嘔吐、食欲不振、胸焼け、多量の唾液分泌などを伴う症状です。 さらに、眠気、頭痛、イライラ、食の好みの変化なども含まれます。     実際、多くの妊婦さんがこれらの症状を経験します。 嘔吐が続くと、脱水や栄養素の不足を引き起こし、さらに体調が悪く入院する場合もあります。     赤ちゃんはこの時期、ママがつわりで食べれなくても、 栄養はママの身体を通してもらいますが、さほど影響ありません。     水分さえ取れていれば最低限は大丈夫ですが、 ママとしてはつらいし、気になりますよね。   つわりの詳細な原因は分かっていませんが、 妊娠とともに女性ホルモンであるホルモンの変動と関連していることがわかっています。     通常、胎盤が完成する12〜16週までに症状が軽減することが多いですが 胎児が成長するにつれて胃が圧迫され、16週以降もつわりの症状が続くことがあります。     つわりは、朝起きたときに症状が強いとされていますが、実際にはいつでも起こります。     朝のつわりがひどい場合は、ベッドサイドに軽食や水を用意すると良いでしょう。 こまめに分けて食べることが有効な場合もあります。 つわりが悪化しないよう、過度な労働を避け、休憩を取ることが重要です。 また次のようなことが有効な場合があります。   ・匂いに敏感な人は、誘発する匂いを避ける。   ・歯磨きやうがいをすることで、口の中をスッリさせる。 (歯磨き自体が吐き気を誘発する場合はうがいのみでOK)   ・タンパク質や野菜を中心に食事を摂り、少量かつ頻繁に食べる。   ・マルチビタミンや葉酸のサプリメントを検討する (医師や助産師に相談することをお勧めします)。   ・手や足の特定のつぼを刺激することで症状の緩和が期待できます。   つわりの感じ方や対処法は人それぞれ異なります。   自分に合った方法を見つけ、つわりの期間を乗り越えましょう。       つわりは一時的な辛さですが、 あなたの健康と赤ちゃんの成長のために大切な時期でもあります。   徐々に改善されるものですから、焦らずに乗り越えましょう。   あなたと家族の幸せな未来を応援しています。 続きを読む...
母乳育児について
こんにちは、助産師の本村啓子です。 今回は母乳育児についてお話ししようと思います 少し前に、母乳育児でないと肩身の狭い思いをするママがいた時代がありました   従来の考えの根底にあるのは、   「母乳で育てるのは当然のことである」 「母乳はだれしも必ず出るものである」   という考えです     この考え方は、ミルクがない時代から子育てしていた多くの人の根底にある考え方で あることを理解しておきましょう。     しかし、体質的に母乳が出にくいママもいます   敏感なこの時期に、何気ない「私は沢山出たんだけど」のような 義母の言葉で傷つくこともありますね         昔と違って母乳に代わる代替え品もありますので、自分の生活スタイルや 考え、体質などで利用することは素敵な時代が来たのだと思います     ただ、母乳は、自分の赤ちゃんに必要な成分で作られていて 吸収しやすく、また免疫が含まれているので、 赤ちゃんが病気をしにくいという利点があります。 (生まれた週数で母乳の成分は違います)   また、出産後の早期の授乳は、オキシトシンという愛情ホルモンが分泌されて 赤ちゃんを可愛いと思えるようになったり、さらなる分泌を促し 産後の子宮の収縮を促して出血を止めたりする大切なホルモンです。 母乳をあげることはそのようメリットもあります。 母乳で育てるためには、産後からの支援だけでは不十分で 妊娠、出産、そしてその後の育児期間にわたり、継続的なサポートが必要です。   母親学級に参加して妊娠中のケアを教えてもらったり 分娩室での早期授乳、出産後の母乳管理など受けながら 産後の身体が無理をしないように行っておく必要があります   心身共に忙しいマタニティ期ですので、無理をせずにできることを ぼちぼち心掛けて行っていきましょう。 続きを読む...
妊娠されたママへ
こんにちは、助産師の本村啓子です。     お祝いの言葉   今日は、妊娠について、お話しします。   妊娠おめでとうございます。   妊娠という喜びに包まれる瞬間は、何とも言えない幸せですね ご家族にとっても素晴らしい喜びです!    新しい生命が母体の中で芽生え、成長し続けているという奇跡を感じる瞬間です。 その小さな命にも、あなたの愛と温かさがつたわっていることでしょう    ご主人との共感や喜びは、この世に誕生する命への愛情を一層深めてくれるでしょう一緒に赤ちゃんの成長を楽しむこと、将来の夢や期待を分かち合うことは、 絆を強化する特別な体験です   妊娠中のお母さんの身体は、新しい生命を育てるために驚くほどの変化を遂げます。 胎児のために、心臓が頑張って血液を流し、栄養を吸収し、赤ちゃんの成長のためへと頑張っています。   すべてが何にも代えがたい愛情のこもる変化です。 妊娠中のお母さんが、体の変化に向き合うことだけでも 赤ちゃんへの最高の贈り物になります     愛情、サポート、そしてお互いへの感謝の気持ちを忘れずに この素晴らしい妊娠・出産に臨んでください   妊娠は家族全体にとっての新たな出発点です。 赤ちゃんが誕生する瞬間まで、きっと楽しい驚きと幸せに満ちた日々が待っています。   この素晴らしい旅路を共に歩み 愛と幸福に満ちた家庭を築いていくことを願っています。   最後に、もう一度おめでとうございます   新しい命が誕生する喜びと奇跡を感じながら、幸せな妊娠期間をお楽しみください。   そして、これからの家族の新たな日々が 愛と幸福に満ちていることを心から願っています。   どうぞお身体と心を大切にして、素晴らしい未来を育んでください 続きを読む...