助産師の本村啓子です。
今日は、特別なホルモンについてお話ししましょう。
それが、オキシトシンです。![]()
オキシトシンは、多くの人には聞き慣れないかもしれませんが
愛情ホルモンとも呼ばれています。
なぜなら、このホルモンが分泌されると、私たちは幸せな気分に包まれるのです![]()
この愛情ホルモンを増やす方法はいくつかあります。今からいくつかご紹介します。
まず、優しく触れてもらったり
ハグされたりすることが
オキシトシンを増やす一つの方法です。
愛情を感じる瞬間、それがこのホルモンの働きです![]()
また、ペットを触ったり、可愛いものに接することもオキシトシンの分泌を促進します。
愛らしい動物やものに触れると、心が温かくなり、幸福感が広がります![]()
そして、授乳中は赤ちゃんにもママにもオキシトシンが分泌されます。
これは、母子の絆を深める大切な瞬間であり、愛情が溢れる状態なのです![]()
さらに、相手を思いやり、見つめることもオキシトシンを活性化させます。
大切な人を思う気持ちが、このホルモンの働きを助けるのです。
男性でももちろん、オキシトシンは分泌されます。
しかし、オキシトシンにはもう一つ驚くべき側面があります。
それは、攻撃性を高める作用もあることです。
一見矛盾しているように思えますが、状況に応じてホルモンの役割が変わるのです。
子どもを抱っこするなどの快刺激が与えられると、
それは愛情となりますが、不快刺激が与えられた場合
それは防御反応として攻撃性が現れます。
オキシトシンの分泌が多い育児中の母親は、少しの快・不快で感情が大きく揺れ動きます。
オキシトシンは愛情ホルモンである一方
愛情や絆を邪魔する相手に対しては攻撃性を強めさせるため、
たとえ夫でも、育児に非協力的だと攻撃の対象になるのです。
このように、オキシトシンは愛情を育む一方で、我が子を守るための力も秘めているのです。
オキシトシン愛情ホルモンは、私たちの心と体に深い影響を与えます。
日常生活で意識的に活用し、愛情豊かな瞬間を増やしていきましょう。
幸せな気分に包まれることが、健康で充実した生活の一部です。






