RuffRuff App RuffRuff Apps by Tsun

ブログ記事

妊娠とインフルエンザ
助産師の本村啓子です。   今回は妊娠とインフルエンザについてお話します。     インフルエンザは妊娠中の女性にとって特に危険です。 妊娠中は、女性の体が変化し、特に重症のインフルエンザにかかりやすくなるとされています。   インフルエンザによる合併症は、非妊娠時に比べて妊娠中はより重篤になることがあり、流産、早産、低出生体重など、妊娠に関連したリスクも高まります。   まずは、妊娠中の女性がインフルエンザを避けるために効果的な方法を紹介します       インフルエンザの予防       良好な手洗いの習慣     手洗いは、インフルエンザウイルスを含む多くの感染症から身を守る最も簡単で効果的な方法の一つです。 石鹸と水で頻繁に手を洗うことを心がけましょう。     人混みや病気の人との接触を避ける     妊娠中は免疫システムが変化するため、人混みや病気の人との接触を避けることが重要です。   健康的な生活習慣の維持   バランスの良い食事、十分な休息、適度な運動は免疫システムを 強化し、病気から身を守るのに役立ちます。   定期的な医療チェックアップ 妊娠中の定期的なチェックアップは、母体と胎児の健康を維持するために 不可欠です。   十分な休息とストレス管理 ストレスや疲労は免疫システムを弱めることがあるため 十分な休息を取り、ストレスを適切に管理することが重要です。   症状がある場合は早めの治療 インフルエンザのような症状が現れた場合は、早めに医師に相談してください。 妊娠中は治療オプションが限られる場合があるため、迅速な対応が重要です。   インフルエンザワクチンの接種   妊娠中の女性はインフルエンザワクチンを受けることが強く推奨されています。 このワクチンは、母親だけでなく生まれてくる赤ちゃんにも保護効果を提供します。 そのため、インフルエンザワクチンは妊婦に特に推奨されています。       インフルエンザワクチンの安全性   インフルエンザワクチンは妊娠中の女性にとって安全であると 広く認識されています。   多くの研究により、ワクチンが妊婦や胎児に重大な健康リスクを 引き起こすことはないことが示されています。   実際、ワクチンを受けることにより、妊娠中の女性と生まれてくる赤ちゃんの 両方をインフルエンザの合併症から守ることができます。     水銀なしワクチン   一部のインフルエンザワクチンには、保存剤としてチメロサールが含まれています。 チメロサールには微量のエチル水銀が含まれていますが、 この量は安全なレベルとされています。   ただし、これに対する懸念から、多くの国では 妊婦向けの水銀不使用(チメロサールフリー)ワクチンが提供されています。   日本でも多くの産婦人科は水銀の入らないインフルエンザワクチンを用いています。 (大流行時は不足する場合もあります) これらのワクチンは、チメロサールを含まないため、妊娠中の女性や小さな子どもに推奨されています。     ワクチン接種のタイミング   インフルエンザワクチンは、妊娠中のいつでも安全に接種することができますが、 インフルエンザが流行する前に接種を受けることをお勧めします   インフルエンザのシーズンが通常冬にピークを迎えるため 通常、秋の早い段階でワクチンを受けることが推奨されます。 妊娠中のインフルエンザワクチンに関しては、医師や医療提供者と相談することが重要です。 個々の健康状態やリスク因子やワクチン接種のタイミングや種類についても、専門的な意見を得ることができます。       まとめ  ... 続きを読む...
取りすぎると危険な脂溶性ビタミン
ベテラン助産師の本村啓子です。   今回はビタミンについて説明します。   取りすぎると危険な脂溶性ビタミンについて説明します。   脂溶性ビタミンは、体内での蓄積や利用に脂肪を必要とします。   水溶性ビタミンと異なり、体内に長期間貯蔵されるため 過剰摂取すると体内に蓄積されて健康問題を引き起こすリスクがあります。   脂溶性ビタミンには以下のものがあります   ビタミンA   ビタミンD   ビタミンE     ビタミンK   今回はこの中のビタミンA,Kについてお話します。 ビタミンA   ビタミンAは赤ちゃんの視力や皮膚の健康に関与します。     ビタミンAの役割     胎児の発育 ビタミンAは胎児の成長と発育に不可欠であり 特に中枢神経系の形成に重要です。   視覚の発達   ビタミンAは視覚の発達にも重要で、視細胞の形成に寄与します。   免疫機能   ビタミンAは免疫機能をサポートし、感染症に対する抵抗力を高める役割があります。     妊婦のビタミンAの必要性     妊婦はビタミンAの必要性が通常よりも高まります。 胎児の発育に必要な量のビタミンAが必要です。 しかし、ビタミンAの摂取に関しては、過剰摂取に注意が必要です。 過剰なビタミンAの摂取は胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。   ビタミンAの不足と過剰摂取 ビタミンAの不足は、胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。 ビタミンA欠乏症は、視力の低下、免疫機能の低下などを引き起こすことがあります。 一方、過剰なビタミンAの摂取は胎児に有害であり、先天異常や発育遅延などのリスクを増加させることがあります。 食事では起きにくいのですが特にビタミンAサプリメントの過剰摂取には注意が必要です。 ビタミンAは妊娠中に重要な栄養素であり、 適切な摂取は胎児の発育と健康に不可欠ですが 必要量は1日2000 IU(600μg)と言われています。 以下にビタミンAを含む食品とその量の例を示します         レバー:非常にビタミンAが豊富ですが、妊婦には過剰摂取を避けるため 週に一度程度の少量(約30g)に制限するのが良いでしょう。 にんじん:1本の中サイズのにんじん(約61g)には約10191 IUの ビタミンAが含まれています。   サツマイモ:1中サイズのサツマイモ(約114g)には約18443 IUの ビタミンAが含まれています。   ほうれん草:1カップ(約30g)の生ほうれん草には約2813 IUの ビタミンAが含まれています。   カボチャ:1カップ(約245g)のカボチャには約8513 IUの ビタミンAが含まれています。   バランスの取れた食事を心掛け、過剰摂取を避けるために サプリメントの使用には医師やと相談することが重要です。     ビタミンAの摂取源 ビタミンAは基本的には食事から摂取します。 主な食品源には、肝臓、卵、乳製品、魚、赤肉、にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどが含まれます。 妊婦はバランスの取れた食事を通じてビタミンAを摂取することが重要です。 レバーは特にビタミンAが豊富で、100gあたり約31700 IU(約9510μg... 続きを読む...
食物繊維が妊婦と密接な理由
ベテラン助産師の本村啓子です。     今回は食物繊維についてお話します。   最近、食物繊維が注目される理由はいくつかあります   主に、食物繊維が持つ多様な健康上の利点と 現代の食生活における食物繊維の不足が関連しています。   まずは、一般的な食物繊維の利点について説明します。       一般的な食物繊維の利点      消化器系の健康促進     食物繊維は消化器系の健康をサポートします。   便秘の予防、良い腸内細菌の成長促進、大腸癌のリスク低減など、消化器系に多くの利点があります。        体重管理と肥満予防   食物繊維は満腹感を促進し、食事の間隔を長くすることができます。 これにより、過食を防ぎ、体重管理に役立ちます。      糖尿病リスクの低減       食物繊維は血糖値の急激な上昇を防ぎ 糖尿病のリスクを減らすことが知られています。      心血管疾患のリスク低減   特定の種類の食物繊維(特に可溶性繊維)は コレステロール値を下げることにより、心血管疾患のリスクを減少させます。      現代食の問題点への対応   加工食品やファストフードが増える現代の食生活では 食物繊維の摂取量が不足しがちです。 このため、栄養不足の解消として食物繊維が注目されています。      研究による新たな発見     最近の研究では、食物繊維が免疫機能の強化や炎症の軽減にも 影響を与える可能性が示唆されています。       妊娠中の食物繊維の摂取について     さらに、妊娠中の食物繊維の摂取は、母体と胎児の健康に重要な役割を果たします。   食物繊維の役割     消化器の健康 食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やすことで便秘を予防し、腸の動きを促進します。 これは妊娠中によくある便秘の問題を軽減するのに役立ちます。   血糖コントロール     食物繊維は血糖値の上昇を緩和し、妊娠糖尿病のリスクを低減する可能性があります。 妊娠糖尿病のリスクとは妊娠高血圧症候、巨大児、早産、 赤ちゃんの低血糖呼吸困難症候群などがあります。   満腹感 食物繊維は食事から得られる満腹感を高め、過食を防ぎ、体重管理に役立ちます。 現在は体重管理は昔よりも基準が緩められていますが それでもあまり太りすぎると出産時に時間が長くなったり、 出血が増えたりしますので気を付ける必要があります。   妊娠中の食物繊維の必要性   妊娠中の女性は、通常よりも食物繊維の必要性が高まります。 これは、妊娠に伴うホルモンの変化や運動不足、子宮の圧力の増加が 便秘のリスクを増加させるためです。 食物繊維は腸の健康を維持し、便秘を予防するために非常に重要です。     食物繊維の摂取源... 続きを読む...
脳や神経に影響を与えるオメガ-3脂肪酸
ベテラン助産師の本村啓子です。 今回はオメガ-3脂肪酸についてお伝えします。 オメガ-3脂肪酸はあまり一般的に広く知られていません。 オメガ-3脂肪酸自体は以前から存在し、研究されてきましたが その健康への利益に関する知識や一般的な認識が増えたのは比較的最近のことです。 妊娠中のオメガ-3脂肪酸の必要性は非常に高く 胎児の発育と母体の健康に重要な役割を果たします。      オメガ-3脂肪酸の役割   脳と視覚の発達   オメガ-3脂肪酸の一種であるドコサヘキサエン酸(DHA)は、胎児の脳と視覚の発達に重要です。特に妊娠の後期において、DHAの需要が高まります。   炎症の制御   オメガ-3脂肪酸は、体内の炎症を調節する役割を果たします。炎症を制御することは、妊娠中の体内のバランスを保つのに役立ちます。   血圧の調整   オメガ-3脂肪酸は、血圧を調節し、高血圧症を予防するのに役立つことが示唆されています。      妊娠中のオメガ-3脂肪酸の必要性 妊娠中の女性は、特に妊娠の後期において DHAとEPA(別のオメガ-3脂肪酸)の摂取が重要です。     これらの脂肪酸は胎児の脳と視覚の発達に寄与します。 妊娠中に十分なオメガ-3脂肪酸を摂取することは、 早産のリスクを減少させ、胎児の体重を正常に保つのにも役立ちます。      オメガ-3脂肪酸の食事   オメガ-3脂肪酸は、特に青魚(サケ、鯖、ニシン、マグロなど)に豊富に含まれます。これらの魚はDHAとEPAの重要な供給源です。   植物性食品では、亜麻仁、チアシード、くるみ、えごま油などにアルファリノレン酸(ALA)と呼ばれるオメガ-3脂肪酸が含まれています。 ALAは体内でDHAやEPAに変換されることがありますが、効率が低いため、青魚からの直接摂取が推奨されます。      オメガ-3サプリメント   妊婦はオメガ-3サプリメントを摂ることも検討することがあります。 しかし、サプリメントの摂取については医師の指導に従うことが重要です。 特に高品質のサプリメントを選ぶことが大切です。     まとめ   妊娠中のオメガ-3脂肪酸の適切な摂取は、 胎児の発育と母体の健康に大きな影響を与える要素の一つです。 バランスの取れた食事、青魚の摂取、必要に応じたサプリメントの使用を検討し、妊婦の栄養バランスを適切に維持することが重要です。 元気でかわいい赤ちゃんが生まれることを心から 祈願いたしております^^ 続きを読む...
妊娠中のカルシュウムの大切さ
 助産師の本村啓子です。 カルシウムは赤ちゃんの骨や歯の発育に重要です。 しかも、カルシウムが足りないと妊娠中はママの骨から、赤ちゃんは必要なカルシュウムを補充します。 カルシウムは、体内で非常に重要なミネラルであり、健康維持に欠かせない役割を果たします。 今回は、カルシウムに関してのお話をします。     カルシウムの役割 骨と歯の形成と維持: カルシウムは主に骨と歯の形成と維持に必要です。 骨は体内のカルシウムの約99%を保持しており、体内のカルシウムの貯蔵庫として機能します。   神経伝達   カルシウムは神経細胞の信号伝達に不可欠です。 神経細胞はカルシウムイオンの流入と流出を制御して、情報伝達を行います。   筋肉収縮   カルシウムは筋肉の収縮にも関与します。筋肉はカルシウムを必要としており、 カルシウムイオンの存在下で収縮が起こります。   血液凝固   カルシウムは血液凝固の過程に関与し、出血を防ぐ役割を果たします。 出産は出血を伴うこともありますので、普段からカルシウムはとるようにしましょう。      カルシウムの摂取と吸収 カルシウムは食事から摂取されます。 主な食品源には乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ) 緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー、カラーチャードなど) 魚(サケ、さんま)、堅果(アーモンド、くるみ)などが含まれます。 カルシウムの吸収にはビタミンDが不可欠です。 ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を促進し、カルシウムの血中濃度を調節します。 ビタミンDについては後述します。      カルシウムの必要量   カルシウムの必要量は年齢、性別、妊娠や授乳の状態によって異なります。 一般的な推奨量は、成人に対して1日あたり約1000〜1300ミリグラムです。 妊娠中や授乳中の女性は、特にカルシウム摂取にに注意を払う必要があります。      カルシウムの不足と過剰摂取   カルシウムの不足は、骨密度の低下、骨折のリスクの増加、筋肉の痙攣などの健康問題を引き起こす可能性があります。 これは骨粗鬆症などの疾患の原因となります。 過剰なカルシウム摂取も問題となり、腎臓結石のリスクなどが増加する可能性があります。      カルシウムサプリメント   カルシウムのサプリメントは、食事からのカルシウム摂取が不足している場合や 特定の健康状態(骨粗鬆症予防など)に対する治療目的で使用されることがあります。 しかし、サプリメントの使用には医師や栄養士の指導が必要です。 カルシウムは健康に欠かせない栄養素であり、骨や歯の健康、神経伝達、筋肉収縮、血液凝固など 多くの生体機能に影響を与えます。 バランスの取れた食事や必要に応じたサプリメントを摂取し、カルシウムの適切な摂取を確保することが大事です。       摂取量の目安     妊娠中のカルシウムの推奨摂取量は国や地域によって異なる場合がありますが、 一般的には1日あたり約600mgが推奨されています。     カルシウムが豊富な食品とそのカルシウム含有量を以下に示します 乳製品: 牛乳:1カップ(約240ml)は約300mg ヨーグルト:1カップ(約245g)は約450mg チーズ:硬質チーズ(チェダーなど)の30gは約200mg 葉物野菜: ケール:1カップ(約67g)の生のケールは約100mg ブロッコリー:1カップ(約91g)の生のブロッコリーは約43mg 魚介類: 缶詰のサーディン(骨付き):約3オンス(約85g)は約325mg 缶詰のサーモン(骨付き):約3オンス(約85g)は約180mg 強化食品: カルシウム強化豆乳やアーモンドミルク:1カップ(約240ml)は約300mg これらの食品をバランス良く組み合わせることで、妊娠中のカルシウムの必要量を満たすことができます。 ただし、過剰なカルシウム摂取は健康上の問題を引き起こす可能性があるため摂取量の管理には注意が必要です。         ビタミンD       ... 続きを読む...
一生を助産師として過ごす
助産師の本村啓子です。     しばらく商品制作でバタバタしてました。 今日は思い出を書きたいと思います。 28年前、私は千葉の病院で働いていた。   中絶の目的で入院してきた妊婦の悩みを聞いていた。 皆さんいろんな背景があっての中絶だったので 私も、特に感情的になる事もなく話を聞いていた。 その中で、その女性はまだ中絶する事に悩んでいたのがわかったのは覚えている。 私が、一つ二つ何か言っただろうか。 その女性は泣き出してしまった。 膝から崩れ落ちて、私は産みたいんです それがわかりました。ありがとうございますと そう言った。  主治医との話し合いの結果、妊娠を継続する事になり 出産する事になり地元の産院へと帰っていった。 それから一年後、肝臓がんの妊婦さんの 出産に立ち会った。 出産は無事に終わり、お母さんは外科病棟へ 新生児はベビー室で預かって育てていた。 ママは日に日に衰えていき、最後は歩行が出来ずに 車椅子で面会に来ていた。 だけど、ママの顔は明るかった。 「来週実家の両親が来て、赤ちゃんを北陸に連れ帰ります。私はいなくなるけど、ベビーはきっと幸せになってくれると思います」 そう語った彼女のキラキラする眼差しは忘れられない。 それから1か月もしないうちに、彼女は亡くなった。 あるとき14週で破水した妊婦がいた。 産科の部長先生は、自然に任せた治療をしていた。 しかし、羊水はかなり少なく、週数的にもまだまだ 長期戦で、炎症反応が強く出始めてきた。 まだ若い妊婦さんだったので、炎症が進むと 今後の妊娠への影響も大きい。 私は意を決して産科部長と話をした。 以前、違う病院で未熟児の早期破水で 18週から35週までシャンデリアの様な点滴で 妊娠継続させて出産した経験がある事。 だけど、破水による肺の成熟不全で 1週間も持たずに亡くなったこと。 現在の状況から判断して、このまま消極的な治療をしてると、妊婦さんへの今後の健康への影響が 大きい事。 現在の状況をしっかりと伝えて欲しい事。 今の医学的な現実をお伝えして欲しい事。 その上で、本人に判断して欲しい事を 10歳ほど年上の部長に真剣に話をしていた。 結局、その方はそれから数日後に 積極的な治療のもと退院する事となった。 その後、部長は私にこう言ってくれた。 「本村さんが、経験を話してくれたから、僕も決断できたよ」と。 その一年後、彼女は元気な赤ちゃんを迎え 笑顔で退院していった。   あれから数十年。 いろんな経験をした私は 彼女たちから貰った素敵な時間を思い出しながら ママの為の商品作りをしている。 家族と一緒に私の中心にある母性を 大切にした仕事をしている。 あの時のベビー達にも大人になって使ってもらえて いたら嬉しいと思う。 生きがいと、仕事がリンクしたときに それは素敵な光を放つものになり 周囲も応援してくれる。 女性が元気で幸せな社会はきっと素敵になると思う。 だから、一つ一つ丁寧に、ママ達に 商品やサービスを届けられる様に これからも頑張っていきたいと思う♡ ーーーーーーーーーーーーーーーー そんな思いを込めた商品をこの度リリースしました。 10か月の想いをしっかりと守り続けるトツキノオト https://item.rakuten.co.jp/falco-japan/m-totukinooto/?variantId=pink おたんこ助産師さんとの共同開発です!     医療用着圧ソックススットキュット https://item.rakuten.co.jp/falco-japan/socks/     楽天にて発売記念限定50%オフクーポン配布中 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー おかげさまでトツキノオトは リリース初日に母子手帳カテゴリーで 楽天デイリー1位が取れました。 皆様に素敵なマタニティライフをお届けできるように これからも頑張ります。 応援よろしくお願いいたします。 続きを読む...
妊娠中の栄養素
助産師の本村啓子です。   適切な栄養を摂取することで、妊娠中のリスクを軽減し 出産後の回復を助けることができます。   今回は、妊娠中に気を付けるべき取りたい栄養素の中で タンパク質について詳しく説明します。     まず妊娠中に気を付けること   バランスの取れた食事   妊娠中は、各栄養素をバランスよく摂取することが重要です。 主要な栄養素には、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルが含まれます。   日々の食事でこれらをバランスよく摂るよう心がけましょう。   カロリー摂取    妊娠中はエネルギー消費が増加するため、カロリー摂取を調整する必要があります。   過剰なカロリー摂取は体重増加を招く可能性があるため、 適切な範囲内でカロリーを摂りましょう。   体重増加については近年見直され、   低体重の妊婦(BMIが18.4未満): 通常の体重増加目標は約12〜18キログラムです。 健康な体重の妊婦(BMIが18.5から24.9): 通常の体重増加目標は約10〜12キログラムです。 過体重の妊婦(BMIが25から29.9): 通常の体重増加目標は約7〜11キログラムです。 肥満の妊婦(BMIが30以上): 通常の体重増加目標は約5〜9キログラムです。 ※(BMI=体重(kg)​÷身長(m)の2乗)   一律に10キロ程度とされていたものが 個別性を求められたことや、一時期ダイエットなどによる体重増加不良による 低体重児が増えたことで変更になりました。   タンパク質   タンパク質は赤ちゃんの成長に不可欠です。 肉、魚、乳製品、大豆製品などから適切なタンパク質を摂ることを心がけましょう。   良質なタンパク質は、体に必要なアミノ酸を豊富に含み 他の栄養素と共に健康をサポートする栄養価の高いタンパク質のことを指します。       完全なタンパク質 良質なタンパク質は、体内で合成できない必須アミノ酸を全て含む 「完全なタンパク質」であることが重要です。   必須アミノ酸は、体の成長、修復、免疫機能などに必要な栄養素です。 例えば、肉、魚、卵、乳製品などの 動物性食品は完全なタンパク質源とされています。   卵白(卵の白身) 鶏肉 魚 牛肉 大豆 牛乳 ヨーグルト   消化吸収の効率性   良質なタンパク質は、体内で効率的に消化され アミノ酸が吸収されることが重要です。 これにより、体は必要な栄養素を効果的に摂取できます。   これも完全なたんぱく質と一致します。     低脂肪と低コレステロール 良質なタンパク質源は通常、低脂肪で低コレステロールの食品と一致します。 これは心血管の健康をサポートするために重要です。 鶏肉の胸肉 豆腐 魚 豆類 低脂肪の乳製品 ノンフライ焼き肉 ビタミンとミネラル     良質なタンパク質は、ビタミンやミネラル(特に鉄、亜鉛、ビタミンB12など)も 含むことがあり、全体的な栄養価を高めます。 例えば、赤身の肉は鉄分が豊富です。... 続きを読む...
パタニティブルー(パパのマタニティブルー)
ベテラン助産師の本村啓子です。     今回はパタニティブルーについてお話します。   パタニティブルーは、パパが子供が生まれた直後やその後の数週間から数か月にかけて感じる一時的な感情的な状態を指します。   この状態は、母親の「マタニティブルー」と類似していて 近年問題とされるようになってきました。   父親が新しい親としての役割や責任に適応しようとする過程で生じることがあります。     パタニティブルーの割合   パタニティブルーはパパによって経験される一般的な感情的であり その割合は新しいパパの約10%から20%と言われています。   ただし、個々のパパやその状況によって異なるため、具体的な割合は幅広いです。     パタニティブルーの原因   パタニティブルーの原因は複雑で、個人や状況によって異なりますが 一般的な要因には以下のようなものが含まれます。       新しい役割への適応    パパが新しい親としての役割や責任に適応しようとすると ストレスや不安を引き起こすことがあります。 赤ちゃんの世話や新しい家庭環境に対する適応が難しい場合 パタニティブルーが発生する可能性が高まります。 睡眠不足   新生児の夜間の世話や授乳などの活動により 睡眠不足が父親に影響を与えることがあります。   睡眠不足は感情的な不安やイライラを増加させる要因となります。       パートナーシップの変化   子供が生まれることで、夫婦関係に変化が生じることがあります。   夫婦での2人の関係から、手のかかる赤ちゃんが生まれたことで パートナーとの会話が減ったり、お互いのことを気にかける時間が無くなり パパにとってストレスの要因となりえます。     社会的・経済的圧力       子供の出生に伴う社会的および経済的なプレッシャーは パパにとっても感情的なストレスを増加させることがあります。   子供の養育に関連する費用や生活の変化に対処することは 主に家計を担うことの多いパパにストレスになる場合があります。         パタニティブルーを避ける方法   パパがパタニティブルーを避けるためにできることは次の通りです。     サポートを求める   家族、友人、専門家など、信頼できる人々とのコミュニケーションを通じて 感情を共有することが大切です。   これまでと違う環境に一人で考えるのではなく 経験者に感情的なサポートを求めることで安心が得られます。   また、赤ちゃんのケアや育児に関する情報を収集し 自信を持って子育てに取り組むことがパタニティブルーの予防に役立ちます。     パートナーシップを強化する:   子育てを中心とした会話な中で 夫婦関係を強化し、コミュニケーションを行います。   パートナーと共同で子育てに取り組むことは 家庭の中での孤独を感じることが減り パタニティブルーのリスクを軽減します。   自己ケア:  ... 続きを読む...
男女の産み分け法
ベテラン助産師の本村啓子です。 今回は一般的な産み分け法を紹介します。     タイミング法 性別をコントロールする一つの方法として 性交のタイミングを調整する方法があります。   一般的に、排卵日に性交すると男の子を、 排卵数日前に性交すると女の子を授かるとされています   男のほうのY精子が、運動性がやや高いとされていますので 排卵当日だと一番に卵子にに到達するといわれています。   逆に女の子のX精子は、酸性に体内でも 数日生き残るという説があるのです。   そのため、前期のような現象があるといわれています。   しかし、正確なタイミングを計ることも難しい場合がありますし 産み分けの一つの方法と思いましょう。       性行為の体位による方法     女性がオーガズムに達すると男の子が生まれやすいといわれます。   女性がオーガズムを感じると、子宮頸管粘液が増え酸性度が弱まります。 酸性に弱いY精子にとっては優位になり生き残る可能性が高まります   体位や、時間など工夫して女性が満足をできる 方法を選んでください。   この方法もいくつかの方法と合わせて産み分けには用います     食事と食品法   食事や食品の種類によっての方法があります。   例えば、男の子を望む場合にはタンパク質やナトリウムを多く摂取し 女の子を望む場合にはカルシウムやマグネシウムを多く摂取するとされています   しかし、食べたものがそのママ影響するわけではないので いくつかの方法と合わせて考えましょう。   ただし水の水質が影響をして、日本のある場所では女性の割合が多い場所や 男性が多く生まれる場所も存在しますので、気長に体質改善を してみるのもいいでしょう。       病院で行う産み分け法   医師によって行われる性別選択の方法として カルシウム剤や膣に入れるゼリーを使用することがあります   これは特定の技術である人工授精と組み合わせて行われる場合があります。 カルシウム剤の内服     性別選択を行うために、病院でカルシウム剤を処方します   これは体をアルカリ性に保ち男の子を望む場合にとられる一般的な方法ですが 確率的にはさほど高くはありません。   私の勤めていた病院では男の子が1.2倍くらいにはなる印象でした。   膣ゼリー   性別選択を行うために、性行為の直前に膣内に酸性のゼリーを入れる方法です   これは膣内を酸性に保ち女の子を望む場合にとられる一般的な方法ですが 確率的にはさほど高くはありません。   また行為の直前にゼリーを使用するため あまりママには好評ではない印象でした。   判定精子分離法     判定精子分離法は、性別選択のために使用される一つの技術です。 この方法では、精子の性別を判別し、望む性別の精子を選別する試みが行われます   これにより、特定の性別を持つ赤ちゃんを授かる可能性が高まります。   遺伝子的な問題がある場合や不妊治療や特定の状況で用いられたりします。       終わりに どちらの性別でも迎えれる準備をする健康な心が私は一番大事だと思います  ... 続きを読む...
妊娠出産の外国との違い
ベテラン助産師の本村啓子です 今回は妊娠出産の外国との違いについてお話します     日本と他の国々との間で、妊娠や出産に関連して受け入れられている習慣や 医療慣行にはいくつかの顕著な違いがあります。       分娩方法の選択   日本では、自然分娩が一般的です。 妊婦の体力や赤ちゃんの状態を重視し、 可能な限り自然な方法での出産が奨励されます   無痛分娩は、日本ではまだ一般的ではありませんが、 近年徐々に受け入れられつつあります     対照的に、アメリカやヨーロッパなどの西洋諸国では 出産の際の痛みを和らげるための無痛分娩が広く利用されています。     この方法は、腰部に麻酔を行い、痛みを軽減するものです。 文化的な違いや医療システムの違いが、 このような分娩方法の選択に影響を与えています       産後ケア     日本の伝統的な産後ケアには、「産褥期」が含まれます。 これは出産後の女性の体を回復させるための期間で、通常は約1ヶ月間です この期間中、新しい母親は休息を取り、特定の食事を摂り、体の回復に専念します。 一方、多くの西洋国では、産後の女性は比較的早く日常生活に復帰することが一般的です。 西洋の産後ケアは、より短期間での体の回復と 社会への迅速な復帰に重点が置かれています     食事と生活習慣     昔の日本では、妊娠中の生魚の摂取が一般的であり 新鮮で質の高い魚介類が利用されてきました。 現在では生モノの感染などによるリスクより摂取は進められてはいません これに対し、西洋諸国では昔から、生魚の摂取を避ける傾向があります。 また、日本の妊婦はお風呂に入ることが普通ですが、 他の国では妊娠中の高温の浴槽やサウナの使用を避けることが一般的です これは、海外では高温が胎児に悪影響を及ぼす可能性が あると考えられているためです。       出産前の検診   日本では、妊娠中の定期的な検診が定期的にあります 妊娠中の母親は、通常、月に1回以上の検診を受けます。 これには超音波検査、血液検査、尿検査などが含まれ、 母体と胎児の健康状態を密に観察し以上についてのスクリーニングを行います 他国、特に西洋諸国では、検診の頻度や方法が異なります。 また通うのに遠いところも多く、あまり受診率は高くありません。 検査内容についても各諸国で様々です       まとめ   これらの違いは、文化的な背景や医療システム、そして社会的な価値観によって異なります。   それぞれの国のアプローチには独自の利点があり、 最終的には母親と赤ちゃんの健康が優先されればいいと思います   私もたくさんの海外の方の出産をお手伝いしてきましたが 日本の方の出産と一番違うなぁと感じたのは 陣痛に対するリアクションです   日本の方は比較的、静かに陣痛に立ち向かうのですが 海外の方はオーバーリアクションだなと感じることも多くありました。   大声を出してリラックス(になるのかは不明)したり 分娩台から飛び降りて点滴が抜けたりと かなり自由な感じがしました   こうでなければいけないなんて、ないと思いますので 母児の安全が保てるなら、自分なりのスタイルで マタニティ期を乗り切ればいいと思いますよ ありますように あなたのマタニティ生活が楽しいものでありますように​​​​​​​ 続きを読む...
マタニティブルーと妊娠鬱
ベテラン助産師の本村啓子です マタニティブルーと妊娠鬱は、妊娠中の精神的な状態に関連した異なる問題です。 これらの状態について、その違いと対処法を詳しく説明します。     マタニティブルー   特徴   マタニティブルーは、妊娠および出産後の新生児期に、 一時的な感情的な不安や抑うつ感を経験することを指します   これは多くの新しい母親に影響する一般的な現象で、 通常は出産後2週間程度続きます。   主な特徴は気分の波があり、泣きやすさ、不安感、疲労感 イライラなどが含まれます。   原因   マタニティブルーは、ホルモンの変化、出産後の身体的な回復、 新生児のケアに対する不安、睡眠不足などが影響を与える可能性があります。 また、母親が新しい役割に適応しようとするプロセスも ストレスを引き起こすことがあります マタニティブルーは通常、数週間で自然に解消されますが、 以下の方法で対処することができます。 対処法 サポートシステムを活用する:パートナーや家族、友人とのコミュニケーションや支援を受けることが重要です。 休息と睡眠:適切な休息と睡眠を確保することで、精神的な不安を軽減できます。 適度な運動:軽度の運動は気分を改善し、ストレスを軽減するのに役立ちます。 心理的サポート:専門家の心理カウンセリングやグループセッションを受けることが有益です。     妊娠鬱   特徴     妊娠鬱は、妊娠中に重度の抑うつ症状を経験する状態を指します。 これは通常のマタニティブルーとは異なり、症状がより深刻で長期間にわたります   妊娠鬱の症状には、深刻な抑うつ感、興味を失うこと、エネルギー不足、 自分自身や赤ちゃんに対する興味喪失などが含まれます。   基本的な生活習慣の見直しだけでなく より多くの医療的なサポートを必要とします。   原因    妊娠鬱の原因は複数あり、ホルモンの変化、遺伝的要因、精神的ストレス 適切なサポートの不足などが影響を与える可能性があります   妊娠鬱はより深刻な問題であるため、専門家の介入が必要です。 以下は対処法の一般的なアプローチです。   対処法:  精神医療専門家との協力:精神保健専門家による評価と治療が重要です。認知行動療法や対人療法などのアプローチが使用されることがあります。 薬物療法:場合によっては抗うつ薬の処方が検討されることがありますが、妊娠中の薬物使用には注意が必要です。 サポートシステム:家族、友人、パートナーとのサポートネットワークを構築し、専門家と連携することが大切です。     まとめ   妊娠中の精神的な状態に関連した問題については、 早期の検出と適切な治療が非常に重要です。   マタニティブルーと妊娠鬱は異なる状態であり 深刻な症状が続く場合は、医療専門家に相談することが大切です。   これらの症状は誰にでも起こりうることで 恥ずかしがらずに早めに相談してくださいね。 専門職の場合はたくさんのケースに関わってきていますので 困った状況から早めに脱出できるように 手をおかしすることができます。     女性の一生の中で貴重な、マタニティ期を 楽しく過ごしていきましょうね   あなたの幸せなマタニティ生活を願っています。 続きを読む...
妊娠と電磁波
ベテラン助産師の本村啓子です。 妊娠中の電磁波の影響は現在、さかんに研究されています。   まず電磁波の基本と、妊娠中の女性におけるその影響に関する これまでの研究を考えていきましょう     電磁波とは何か? 電磁波とは、電磁放射の形で伝播するエネルギーの波であり 光、ラジオ波、マイクロ波、赤外線、紫外線、X線などがこれに含まれます   これらは周波数と波長によって分類され 周波数が高いほどエネルギーは大きくなります。   日常生活では、 携帯電話、Wi-Fi、電子レンジ、テレビ、ラジオ などから発生する電磁波に普段からさらされています。       妊娠中の電磁波への露出   妊娠中の女性が日常的に電磁波にさらされることは避けられませんが、 これが胎児にどの程度の影響を及ぼすかについては、まだ科学的な結果は得られていません   一部の研究では、高い電磁波の露出が流産や低出生体重 発達障害のリスクをわずかに増加させる可能性があるとされていますが これらの結果はまだ確定的ではありません。     電磁波の種類と妊娠への影響   電磁波は非電離放射線と電離放射線に大別されます。   非電離放射線(例えば、携帯電話やWi-Fiからの放射線)は、 一般的には低エネルギーであり、DNAを直接損傷することはありません         一方、電離放射線(例えば、X線)は高エネルギーであり、 DNA損傷を引き起こす可能性があります       妊娠中のX線の使用は極力避けるべきですが 医療目的で必要な場合は、医師の指示に従うことが重要です。       予防策とガイドライン   電磁波への露出を最小限に抑えるためのいくつかの簡単な予防策があります。   例えば、携帯電話を身体から離しておく、 Wi-Fiルーターを寝室や滞在時間の長い部屋から遠ざける、 電子レンジを使用する際は距離を取るなどです       まとめ     現在のところ、生活環境で発生する電磁波は、 「おなかの赤ちゃんへの影響はない」と考えられています      WHOの見解でも 「通常の環境レベル電磁界へのばく露では、自然流産、奇形、出生時低体重、 先天性疾患などの有害な結果が生じるリスクは増加しないことが示されています」 書いてとあり、妊婦さんへの影響や健康への影響などはないとしています     現在も研究は進んでいますが、影響のあるなしに関わらず、 ストレスを避けるためにもたまには携帯を手放し、 自然の中でリラックスする機会を作りたいものですね   続きを読む...