こんにちは、助産師歴38年3000件以上のお産に立ち会ってきたベテラン助産師ケイコです。
今年もやります!!
いいお産の日イベント💕(ゲスト:おたんこ助産師さん)
一昨年の写真
育児と仕事を両立しようとするママたちを見てきて感じるのは、
「頑張りすぎる人ほど心身を壊してしまう」という現実です。
「えっ?」完璧を目指すとホルモンまで乱れる
私たちの体はストレスを感じると、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。
コルチゾールが高い状態が続くと
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プロラクチンや女性ホルモンのバランスが乱れる
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排卵が不安定になり妊娠しにくくなる
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母乳分泌もスムーズにいかなくなる
つまり「もっと頑張らなきゃ」と完璧を求め続けることが
実は逆に妊娠・出産・母乳育児を遠ざけてしまうことがあるんです。
家事を減らしたら母乳が増えたママ
産後、全てを自分で抱え込んでいたあるママ。
掃除や洗濯も「手を抜くのは母親失格」と思い込み、
睡眠時間は1日3時間ほど。結果、乳腺炎を繰り返し「母乳が足りない」と涙していました。
「宅配食材を使って、洗濯は2日に1回にしましょう」とアドバイスしたら・・。
すると睡眠が増え、体の緊張が取れ、母乳がしっかり出るようになったんです。
「えっ、家事を減らすだけで母乳が出るようになるの?」

はい、体は正直。ママの体調と心の余裕が、母乳にも赤ちゃんの笑顔にも直結します。
今日からできる「手放す勇気」
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洗濯は毎日じゃなくても大丈夫。においや汚れが気になる時だけでOK。
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掃除は「衛生を保つ最低限」で十分。隅々までの完璧は不要。
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ご飯は冷凍ストックや宅配弁当も活用して「命をつなぐ食事」と考える。
赤ちゃんは、ママがどれだけ頑張って掃除したか
何品おかずを作ったかなんて見ていません。
見ているのは「ママが笑っているかどうか」だけ。
完璧をやめる勇気が、あなたと赤ちゃんを守ります。
そしてその勇気こそ、育児と仕事を両立するための一番の力になるんですね。
次回は「母乳や睡眠に直結する『休む技術』」を詳しくお届けします。




