【第2話】冷えを防いでマイナートラブルを軽くするコツ

こんにちは、助産師歴38年ベテラン助産師ケイコです。
今年もやります!!いいお産の日イベント💕(ゲスト:おたんこ助産師さん)

一昨年の写真


私はこれまでに3000件以上のお産に立ち会い
たくさんのママたちの授乳のお悩みに寄り添ってきました。
また専門家としてTVや新聞で多数出演させていただきました

MCぺこぱさん



今回はマイナートラブルを軽くするコツについてお話します





  妊娠中のマイナートラブル



妊娠中によくあるマイナートラブル――便秘・腰痛・むくみ。


「妊娠中だから仕方ない」と思われがちですが、実はその背景には 

冷えによる血流不足 が隠れていることが多いのです。





血液は、酸素と栄養を子宮や腸、筋肉に届ける「運び屋」。


冷えると血管が収縮し、流れが悪くなり、結果として腸が動きにくくなったり、

子宮まわりの筋肉が緊張して腰痛が出やすくなったりします。




妊娠7か月のあるママは「脚のむくみで靴がきつくなり、夜も眠れない」と相談に来られました。
よく聞くと、日中は冷たい飲み物を選び、湯船にはほとんど浸からない生活。


そこで

  • 毎晩5分だけでも湯船につかる

  • 日中はレッグウォーマーで足首を冷やさない

この2つを実践してもらいました。


すると数日でむくみが軽くなり、「夜もぐっすり眠れるようになった」と表情も明るくなったのです。



  解消方法


✔ むくみ

冷えると血管がぎゅっと縮み、余分な水分が排出されにくくなります。
足首を温めると、ふくらはぎの「第二の心臓」と呼ばれる筋肉ポンプの働きが助けられ、むくみが軽減します。

✔ 便


腸は血流が悪くなると動きが鈍くなります。


「冷たい飲み物が好き」「シャワーだけで済ませる」ママは、腸が冷えて便秘になりやすいのです。
白湯や温かいお茶は、腸を温めながらやさしく動かしてくれます。

✔ 腰痛

腰回りの血流が悪いと、筋肉が硬くなりやすくなります。
ぬるめのお湯に浸かるだけで筋肉がゆるみ、血流が整い、腰痛が軽くなることがあります。



  ちょっと「えっ⁉」な知識


脚が冷えて血液が冷たいまま心臓に戻ると、

その血液は子宮を通り、赤ちゃんのもとへ流れていきます。



つまり 足の冷えはそのまま赤ちゃんのお部屋(子宮)の冷えにつながる のです。

温めることは、自分のためだけでなく、赤ちゃんに届く栄養と酸素を守ることでもあるんですね。



妊娠中の不調は「温める」というシンプルな工夫で驚くほど和らぐことがあります。
ママの体があたたかく整えば、赤ちゃんも心地よく過ごせます。


「仕方ない」と思わずに、まずは小さな温め習慣から始めてみてください。
その一歩が、赤ちゃんへの最高のプレゼントになります。



次回予告

第3話は「温かさが免疫力とホルモンを守る」についてお届けします。
お産や母乳と関わる大切なホルモンの話、ぜひ楽しみにしていてください。

 

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