妊産婦と甘いものの付き合い方
Share
ベテラン助産師の本村啓子です。
今日はクリスマスですね^^
クリスマスといえばケーキ
今回は妊産婦と甘いものの付き合い方について記載します。
妊産婦が甘いものを摂る際には、適度な摂取とバランスを考えることが大切です
気を付けて取れば、別に甘味が悪いことはないです。
注意点
適度な量を摂る
クリスマス!楽しいですよね♬
甘いものを楽しむのは構いませんが、適度な量に抑えることが大切です。
過剰な糖分摂取は妊娠糖尿病や体重増加のリスクを高める可能性があります。
自然な糖分を選ぶ
できるだけ自然な糖分が含まれる食品を選びましょう。
果物や乳製品に含まれる天然の糖分は、精製された砂糖よりも栄養価が高く、
食物繊維やビタミンも摂取できます。
繊維を摂る
繊維質の食品と一緒に甘いものを摂ることで、
血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
例えば、フルーツには繊維が豊富に含まれています。
食後に摂る
血糖値の急激な上昇を防ぐために、甘いものは食事の後に摂ることを
おすすめします。
これにより、血糖値の急激な変動を緩和できます。
糖質の種類に注意
糖分の多い食品(例: キャンディ、ケーキ、甘い飲み物)は、
短期間で多くの糖質を摂取することになります。
これらの食品は適度に摂るようにしましょう。
総摂取カロリーに注意
妊娠中はエネルギー需要が増加しますが、過剰なカロリー摂取には注意が必要です。甘いものを含む食事全体の総摂取カロリーを把握し、バランスを取りましょう。
水分を摂る
甘いものを摂った後、十分な水分を摂ることで、
水分の代謝や体内の糖分の調整をサポートできます。
妊娠中に進められる健康的な甘味の選択肢は以下の通りです:
乳製品
低脂肪のヨーグルト、ギリシャヨーグルト、低脂肪ミルクなど
乳製品はカルシウムやタンパク質を提供し、健康的な甘味の選択肢です。
乾燥果物
ナッツと一緒に食べることで、エネルギーを効率的に補充できます。ただし、乾燥果物は高カロリーなので、適度に摂るようにしましょう。
甘くて健康的なおやつ
シリアルバー、オートミールクッキー、ホームメイドのフルーツサラダ
ヨーグルトパフェなど、砂糖の代わりに天然の甘味料や蜂蜜を使用した
おやつを楽しむことができます。
甘さ控えめの飲み物
甘い飲み物は糖分が多いため、できるだけ控えましょう。代わりに水、ハーブティ、果物の薄めたジュース、スパークリングウォーターを選びましょう。
ダークチョコレート
ダークチョコレートはカカオ含有量が高く、抗酸化物質が豊富です。適度な量で摂ることができますが、過剰な摂取は避けましょう。
ハチミツ
ハチミツは天然の甘味料であり、ビタミンやミネラルも含まれています。ただし、適量で摂るようにしましょう。
妊娠中の糖分摂取量については、個人の健康状態や体重、妊娠の進行状況によって異なります。
総糖分摂取量の管理
一般的に、妊娠中の女性は1日に追加の糖分摂取量を制限する必要があります
一般の成人に対して、1日あたりの総糖分摂取量を25%以下に抑えることを
推奨しています。
糖分の種類
天然の糖分(果物、ヨーグルトなどに含まれるもの)は、加工された砂糖よりも優れた選択肢です。
できるだけ天然の糖分を摂り、加工食品からの糖分摂取を制限しましょう。
食事のバランス
健康的な食事を重視し、栄養バランスを取ることが大切です。
タンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラルを含む多様な食品を
摂るように心がけましょう。
食事のタイミング
食事を均等に分散して摂ることが、血糖値の急激な上昇を防ぐのに役立ちます。
大きな間食や糖分の多い飲み物を避け、規則的な食事を心掛けましょう。
適度な運動
医師の指導のもとで適度な運動を行うことは、血糖値を管理し
糖分の代謝をサポートするのに役立ちます。
妊娠中は栄養バランスを保ちながら、
健康的な食事を心がけることが大切です。
また、妊婦健診を受けて医師や助産師のアドバイスを受けながら
楽しい食生活を継続しましょう。