妊娠中の肌ケア

ベテラン助産師の本村啓子です。

今回は妊娠と皮膚の関係について、特に

シミやしわになりやすい理由と対策について説明いたします。

 

妊娠と皮膚の関係

妊娠中、女性の身体はさまざまなホルモンの変化に影響を受けます。

これらのホルモン変化は、皮膚にもさまざまな変化をもたらします。

 

  1. メラニンの増加

 

妊娠中、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの変動は、

メラニンと呼ばれる色素の増加を促します。

この結果、シミや褐色の斑点ができやすくなります。

特に「妊娠斑(メラスマ)」と呼ばれる、顔のシミがよく見られます。

  2. 皮脂分泌の増加

 

ホルモンの変化により、皮脂分泌が増加することがあります。

これにより、肌が脂性になり、ニキビや吹き出物が増えることがあります。

  3. 弾力繊維の変化

 

妊娠中のホルモンの変動は、肌の弾力繊維にも影響を与えます。

これにより、肌のハリや弾力が減少し、しわができやすくなります。

シミやしわになりやすい理由

 

妊娠中のシミやしわができやすい理由は、

上記のホルモン変化や身体のストレッチによる皮膚の伸縮、

紫外線への感受性の増加などが挙げられます。

これらの要因が組み合わさることで、肌トラブルが発生しやすくなります。

 

 

対策とケア

 

妊娠中のシミやしわの対策とケアには以下のポイントがあります。

 

 1. 日焼け対策

 

妊娠中は、肌が特に紫外線に敏感になります。

紫外線はシミや肌の老化を促進させる要因です。

したがって、以下の対策を取りましょう。

  • 日焼け止め

  • SPF(Sun Protection Factor)が高い日焼け止めを使用しましょう。

  • できるだけ顔や体全体に塗布し、外出時に定期的に塗り直しましょう。

  • また、顔には帽子やサングラスを着用することで、紫外線から守ります。

  • 避ける時間帯

  •  日差しが強い午前10時から午後4時の間は紫外線が特に強力です。

  • できるだけこの時間帯の屋外活動を避けましょう。

 

 2. スキンケア

妊娠中は肌がデリケートになるため

刺激の少ないスキンケア製品を選びましょう。

  • 無香料製品: 香りのついた製品は肌に刺激を与えることがあります。無香料の製品を選び、肌への負担を軽減させましょう。

  • 保湿: 保湿は妊娠中の肌にとって重要です。優れた保湿剤を使用し、肌を潤いで満たしましょう。

 

 3. メラニン抑制剤

 

妊娠中のシミ予防や改善に役立つ

メラニン抑制剤が含まれる美容製品を選びましょう。

 

ビタミンCやハイドロキノンなどの成分は、

メラニンの生成を抑制し、シミの薄くするのに役立ちます。

ただし、これらの成分を使用する前に医師と相談しましょう。

 

 4. ストレッチマーク予防

 

お腹や胸の皮膚が伸びることでできる

ストレッチマークを予防するためには、次のことに注意しましょう。

 

  • 保湿: 乳液やオイルを使用して、お腹や胸の皮膚を保湿しましょう。保湿剤を使ったマッサージも効果的です。

  • 適度な運動: 適度な運動を続けることで、筋肉の伸縮性を保ちストレッチマークの予防に役立ちます。

 5. ヘルシーな生活習慣

 

妊娠中の肌の健康は、食事や生活習慣にも大きく影響されます。

  • 栄養豊富な食事: ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質を多く含む食品を摂取しましょう。これらの成分は肌を守るのに役立ちます。

  • 適度な水分摂取: 十分な水分を摂りましょう。水分補給は肌の保湿にも重要です笑ううさぎ

  • ストレス管理: ストレスは肌のトラブルを悪化させることがあります。リラックス法やストレス解消法を実践し、心身の健康を保ちましょうほんわか

 

妊娠中のシミやしわに対する対策は

細心の注意と継続的なケアが必要です。

 

皮膚トラブルの予防と改善のために

適切な対策を選んで、美しい肌を保ちましょう知らんぷり

 

とはいえ、気にしすぎもよくないので、普通よりちょっとだけ

気にするくらいでいいですよウインク

 

 

楽しんでマタニティ期をお過ごし下しさいねうさぎのぬいぐるみ

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