こんにちは、助産師の本村啓子です。
今回は”子どもにYouTubeを見せすぎていいのか?”を
テーマにお話をさせていただきます。
スマートフォンやタブレットでYouTubeを見るのが
当たり前になっている今の時代、子どもたちが
動画視聴に夢中になる姿をよく目にします。
便利な教育コンテンツやエンターテイメントが
豊富にある一方で、長時間の視聴が子どもたちの
思考や行動にどのような影響を与えるか、
気になる方も多いのではないでしょうか。
このお話では、YouTubeの長時間視聴による
「受け身」な態度の形成や、
その他のリスクについて詳しくご紹介します。
子どもにYouTubeを長時間見せ続けることには、
いくつかの影響が考えられます。
適度に利用することは特に問題ではありませんが、
過剰になると5つの影響があるかもしれません。
視力への影響
長時間画面を見続けることは、目に負担をかけ、
視力低下や疲れ目、近視を引き起こす可能性があります。
睡眠の質の低下
寝る前に画面を見ると、
ブルーライトの影響で脳が覚醒し、
睡眠の質が悪化することがあります。
これが続くと、成長や発達に
悪影響を及ぼすこともあります。
コミュニケーション能力の低下
YouTubeばかり見ていると、リアルな人間関係の
コミュニケーションが減り、言語発達や社会性に
悪影響を与える可能性があります。
集中力や想像力の低下
動画の視聴は受動的な活動であり、子どもが自分で
考えたり想像したりする時間が減ります。
その結果、集中力や創造力の発達に
悪影響を与えることがあります。
依存のリスク
YouTubeの動画は短く、次々と見ることができるため、
子どもが簡単にハマりやすく、依存する
可能性があります。これが習慣化すると、
日常生活のリズムが崩れやすくなります。
まとめ
現代の共働き家庭やワンオペ育児の現状を考慮すると、
YouTubeなどのデジタルコンテンツにどうしても
機会が増えてしまうのは理解できます。
仕事や家事で忙しい中で、YouTubeは手軽に
子どもを一時的にでも楽しませる手段として
非常に便利です。
しかし、長時間の視聴が続くと子どもの発達に
様々な悪影響を及ぼす可能性があるため、
そのバランスを取ることが重要です。
だからこそ、子どもさんとの間でルールを決め、
視聴時間を決めて、一緒にコンテンツを
視聴し対話をするなどして受け身になりすぎない
ようにするのもいいかもしれません。
外目を休めるためにも、日常的に外で遊ぶ時間を
確保することもおすすめします。
体を動かすことで、健康的な生活リズムを取り戻し、
スマホへの依存を減らすことができるからです。
質問や感想などは是非コメントでお願いします^^