こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
これまでに約3000人の赤ちゃんの誕生に立ち会ってきました。
赤ちゃんが生まれてしばらくすると、
「これ、どうしたらいいの?」と迷いやすいのがお手入れ系のお世話。
「爪、切るの怖すぎる…」
「鼻水、取ってあげたいけど嫌がる…」
「耳そうじって、やるべきなの?」
どれもママ・パパにとって小さな大仕事ですよね。
今日はそんな不安を少しでも軽くできるよう、
助産師が実際に使っているお手入れのコツと、安全にできるポイントを
わかりやすくお伝えします😊
✂️赤ちゃんの爪切り 〜深爪しない&安全な切り方〜
赤ちゃんの爪はとても薄くて柔らかく、しかも伸びるのが早い!
放っておくと、自分の顔を引っかいてしまうことも…。
【コツは3つ】
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起きていても機嫌がいいときを狙う(寝てると手が閉じがち)
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爪を指で軽く押し出して白い部分だけ切る
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ベビー用のハサミ型 or 電動爪やすりがおすすめ!
万が一切りすぎてしまったときのために、
清潔なガーゼをそばに準備しておくと安心です。
👃鼻吸い 〜嫌がる子でもできる!スムーズなやり方〜
赤ちゃんは自分で鼻をかめないので、鼻づまりは呼吸や授乳にも影響します。
【ポイントは準備と声かけ】
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お風呂あがり or 蒸しタオルで鼻まわりを温める
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抱っこでしっかり安定させる(バスタオルでくるむのも◎)
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「ちょっと吸うね〜」「終わったらスッキリするよ〜」と優しく声かけ
電動でも手動でも、使い方に慣れるまでは無理せず少しずつでOKです。
「とれなくてもOK、試しただけでえらい」くらいの気持ちで✨
👂耳そうじ 〜基本は「ほぼやらなくて大丈夫」!〜
赤ちゃんの耳の中は、自然に外に出てくる構造になっています。
だから、耳の中を綿棒でぐいぐい入れるのはNG!
【やるならこのくらいで十分】
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お風呂上がりに、見えている耳垢を軽くぬぐうだけ
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ベビー用綿棒 or ガーゼで耳の入り口を優しくなぞる程度
むしろやりすぎることで傷つけるリスクの方が大きいので、
「気になったときだけ」「見えている範囲だけ」で十分です😊
今日あなたにお伝えしたいこと
お手入れは、慣れれば数分で終わることばかり。
でも、慣れるまでは不安でドキドキするのが当たり前です。
だからこそ、
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「できなかった日があってもOK」
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「赤ちゃんが泣いても、それだけ嫌じゃないってわかったね」
そんなふうに、自分にも優しい言葉をかけてあげてくださいね。
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次回予告🌿
シリーズ最終回・第5回は
「こんなときどうする?赤ちゃんのくしゃみ・うんち・湿疹プチトラブル対処法」
小さなサインをどう読み取る?安心のヒントをお届けします😊