こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
先日テレビに出演させていただきました。
ぺこぱさんとのやり取りはとても楽しかったです^^
今回は夜中、何をしても泣き止まない赤ちゃんについての説明です

抱っこしても、授乳しても、オムツも替えたのに
…そんな時、本当に心が折れそうになりますよね。
「私の何がいけないのかな?」
そんな風に自分を責めてしまうママも少なくありません。
でも大丈夫。泣くのは、赤ちゃんの自然なコミュニケーションです。
今日は、泣き止まないときに知っておいてほしい考え方と、
とっておきの育児法をご紹介します。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだこの世界に慣れていません。
明るさ・音・肌ざわり…どれもが刺激的でふとしたことで不安になってしまうんです。
そんな赤ちゃんの不安を和らげてくれるのが、「包まれる安心感」。
実は、お腹の中にいたときと似た環境をつくってあげると、
赤ちゃんは驚くほど落ち着きやすくなるんです。
🍼Aさんの例(仮名)
夜泣きがひどく、毎晩3時間以上あやしていたAさん。
ある日「スワドル(おくるみ)」を取り入れてみたところ、
驚くほどすっと眠るようになったそうです。
それまでAさんは、「抱っこしすぎ?甘やかしすぎ?」と悩んでいましたが、
赤ちゃんはただ、安心できる環境を求めていただけだったんですね。
🌿スワドルの育児効果とは?
スワドルとは、赤ちゃんをおくるみでやさしく包む育児法のこと。
アメリカなどでは「スワドリング」として昔から定番の方法です。
特徴は以下のような点にあります
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モロー反射(ビクッとする反応)をやわらげ、眠りやすくなる
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お腹の中にいたときのような安心感
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ぐずり・夜泣きの軽減につながる
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抱っこのしすぎでママの手が痛い…という負担も軽減
スワドルは、すべての赤ちゃんに合うとは限りません。
でも、「泣き止まない」「眠りが浅い」「モロー反射が強い」
などのサインがあれば、一度試してみる価値は十分あります。
まずは昼間の短い時間から、赤ちゃんの反応を見ながら取り入れてみてくださいね。
赤ちゃんが泣き止まないとき、ママが無理してがんばる必要はありません。
赤ちゃんにとって安心な環境を整えることが、最大の愛情です。
泣くのは、甘えじゃなくて生きる力。
その泣き声に応えるママの姿、ちゃんと赤ちゃんに伝わっていますよ。
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