ベテラン助産師の本村啓子です。
初めての子育ては喜びであると同時に多くの不安や疑問を伴うものです。
ここでは、初めての親が知っておいた方がいい
基本的な育児情報を説明します。
新生児の基本ケア
授乳
新生児は通常、2-3時間おきに授乳が必要です。
母乳かミルクかを選択し、適切な授乳方法と姿勢について学びましょう。
おむつ替え
新生児は一日に約10回おむつを汚します。
おむつ替えの際は、皮膚を清潔に保ち、おむつかぶれに注意してください。
睡眠
新生児は一日に約16時間以上寝ますが、長時間連続して寝ることは少ないです。
安全な寝かしつけの環境を整え、SIDS(乳幼児突然死症候群)予防のために
背中や横寝で寝かせることが推奨されます。
沐浴
一日1回入れましょう
夕方入れると夜によく寝ます。
皮膚の保湿のためにベビーローションなどをたっぷりと塗ることが
最近ではすすめられています。
健康管理
定期的な健診
生後数日以内、そして1ヶ月、2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月というように
定期的な健康診断を受けることが重要です。
成長のモニタリング、予防接種など必要に応じて受けます
病気のサイン
発熱、異常な泣き声、食欲不振、嘔吐や下痢など、
異常が見られた場合は速やかに医師の診察を受けてください。
成長と発達を促す
身体的発達を促す
赤ちゃんの首すわり、はいはい、立ち上がりなど
各成長段階に応じた関わりが必要です。
認知的発達を促す
話しかける、歌を歌う、絵本を読むなど
言語能力の発達を助けるための日常的な交流が大切です。
感情的・社会的発達を促す
抱っこやスキンシップを通じて安心感を提供し
赤ちゃんの情緒の安定を支えます。
親の生活
自己ケア
親自身の健康と精神的な管理も重要です。
適切な休息、栄養、運動を心がけましょう。
サポートネットワーク
家族や友人、地域の支援グループからの助けを求めることで
育児の負担を軽減できます。
安全対策
赤ちゃんが触れる場所に危険な物がないかを確認し
コンセントカバーや家具の固定など、事故防止策を講じましょう。
小さなものを飲み込んで窒息しないように安全の確認をしましょう
車内安全
車を使用する場合は、適切なチャイルドシートの
使用が法律で義務付けられています。
常に正しい方法で設置し、使用してください。
まとめ
基本的な育児を知ることで、初めての子育ても安心して臨むことができるでしょう。
そして、何か不明な点があれば、遠慮なく助産師や小児科医に相談しましょう。