べテラン助産師の本村啓子です
これまで順調に母乳で育児をしていたのに
産後3週間から1か月くらいになると母乳が張らなくなる現象が起きてきます。
母乳が出なくなったのではないかと心配するママも多いのではないでしょうか?
今回はその現象についてお話します。
産後間もないころの母乳
産後初期に多くの母親が経験する乳房の張りは、
乳腺が母乳を生産し始めているのに開通がまだまだだったり
母乳量の需要と供給のバランスが悪く起きます。
母乳は産後沢山の母乳を作ろうとしますが
赤ちゃんが飲むのはセ後2日目でせいぜい1回量が20CCなのです。
それでこの時期、乳房は硬く、痛みを伴うことがありますが、
これは正常な過程です。
産後1か月くらいの母乳
産後3週間から1か月くらいで母乳が張らないのに出るようになるのは
「乳腺の成熟」が理由です。
産後数週間が経過すると、ママの身体は
母乳の供給と赤ちゃんの需要とのバランスを取り始めます。
この時期は、乳腺組織はより効率的に母乳を生産し、
分泌しようと乳房の張りがやや減少します。
乳房が張らなくなるとは、乳房内の血流とリンパの流れが改善し、
余分な液体が蓄積しなくなることです。
これは母乳を作るための体の能力が高まっている証拠です。
赤ちゃんが泣くと体が反応して母乳が勝手に出てくるのも、多くのママが経験しますね。
成熟した乳腺は、赤ちゃんが必要とする時に迅速に母乳を供給できるようになります。
つまり、母乳が張らなくても十分な量の母乳が出るようになるのです。
この時期にママは「乳房が空っぽに感じる」ことがありますが、
これは乳房が効率的に母乳を生産し、供給できるようになった証拠です。
母乳のが出るのは「供給と需要」の原則に基づいていて
ママの分泌量=赤ちゃんが欲しがる量
になります。
母乳が足りているかの判断
この段階において重要なのは、母乳が十分に出ているかどうかを乳房の感覚や外見で判断せず、
赤ちゃんの成長、おむつの濡れ具合、授乳の頻度などを基に評価することです。
赤ちゃんが健康的に成長しており、十分な回数のおむつが濡れていれば、
母乳の分泌は十分であると考えられます。
まとめ
必要な母乳分だけを自然に分泌するなんて身体ってホントに不思議ですね。
そう、命の不思議は、人間が作ったものよりもはるかに
神秘的で、すばらしいものなんですね。
そんな経験をできている皆さん!大変ですけど、育児を楽しんでくださいね。




