赤ちゃんの嗅覚の不思議と母子の絆

こんにちは、助産師の本村啓子です

 

今回の記事では「赤ちゃんの嗅覚の不思議と母子の絆」をテーマに取り上げてみます!

 

ここで少し小話を‥


想像してみてください。

生まれたばかりの赤ちゃんが、まるで小さな探偵のように鼻をクンクン。

お母さんの匂いを一発で嗅ぎ分け「この人が僕のごはん担当だ!」と確信しているかのように。


実は、赤ちゃんの嗅覚は驚くほど優れていて、すでにお腹の中にいる頃からいろいろな匂いをキャッチしているんです。

生まれてすぐに「ママの匂い、これだ!」と記憶して、安心する。まさに、嗅覚は赤ちゃんにとってのスーパーパワーなんです!

 

 

 嗅覚はいつから発達するの?



赤ちゃんの嗅覚は妊娠中にすでに発達しています。妊娠7か月ごろから、羊水を通して母親が摂取する食べ物や香りに反応し、出生後の嗅覚の発達に影響を与えるとされています。




 生まれたあとはどうなるの?


生まれたばかりの赤ちゃんは、母親の匂いを嗅ぎ分ける能力があり、母子の絆を作る重要な役割を果たします。

母親の体臭や乳房の匂いを好む赤ちゃんは、嗅覚を通じて母親を認識します。


研究によると母乳を摂取している赤ちゃんは、母親以外の女性の体臭と自分の母親の体臭を区別することができると言われています。




 嗅覚と感情の結びつき


母親や家族の匂いは赤ちゃんに安心感を与え、リラックスさせる効果があります。

赤ちゃんが落ち着くために、お母さんの匂いが染みついた衣類やタオルをそばに置いておくと落ち着くことがあります。





 まとめ


赤ちゃんの嗅覚は、出生直後から非常に発達しています。

妊娠中から母親の食べ物や香りに反応し、生まれてすぐに母親の匂いを嗅ぎ分ける力があります。


赤ちゃんは甘い香りに好意的に反応し、不快な匂いを嫌がるなど、嗅覚を通じて快不快を判断します。


また、匂いと感情が結びついており、母親の匂いは赤ちゃんを落ち着かせる効果があるので一度試してみるのもいいかもしれないですね!