乳児

赤ちゃんのゲップが大切な本当の理由〜背中スイッチや胃結腸反射とも関係が?〜
こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。 これまでに約3000人の赤ちゃんの誕生に立ち会い、 たくさんのママたちと授乳や育児のお悩みを一緒に乗り越えてきました。 先日ベテラン助産師としてTV出演致しまして でぺこぱさんと共演させていただきました^^ 楽しい経験ができました。 今回はゲップについてお話します。 赤ちゃんを抱っこして、授乳が終わったあと…「ゲップが出ない!」と焦った経験、ありませんか? 特に初めての育児だと、「ちゃんと出さないとお腹が張っちゃうのかな」「寝かせたらすぐ泣くのは、ゲップが足りないから?」そんなふうに不安になりますよね。 今日はそんな「ゲップ」について、実はいろんな要素が関係しているというお話をします。 赤ちゃんのゲップが大事な理由 実は、赤ちゃんが母乳やミルクを飲むとき、一緒に空気もゴクゴク飲み込んでいます。 この空気が胃の中に溜まったままだと、・お腹が苦しくて泣いてしまう・吐き戻しの原因になる・眠ってもすぐ起きてしまう…といったことが起こるんですね。 特に、赤ちゃんはまだ胃の形がつぼ状で締まりがないため、空気やミルクが逆流しやすいんです。 「背中スイッチ」や「胃結腸反射」も関係している? 「せっかく寝たのに、布団に置いた瞬間パチッと目を開ける」 そんな背中スイッチも、実は胃の張りが原因になっていることがあります。 胃がパンパンのまま寝かされると、違和感を感じて目を覚ましやすいんですね。 また、胃結腸反射(いけっちょうはんしゃ)といって、胃にミルクや空気が入ると、腸が動き出す反応が赤ちゃんにはよく見られます。 このとき、お腹がゴロゴロしたり、ウンチが出たりする子も。 でも、空気がうまく抜けていないと、腸が余計に張って不快感につながることもあるんです。 正しいゲップの出し方と、出にくいときのコツ ゲップをさせるときの基本は「縦抱きで背中トントン」ですが、ポイントは【背骨にそって下から上へ、空気を押し上げるイメージ】です。 やり方の例: 赤ちゃんを縦抱きにする(お腹があなたの胸にぴったりつくくらい) 背骨のラインに沿って、手のひらで下→上にさする トントンはやさしく、リズミカルに(肩甲骨の間あたりを) もしそれでも出ないときは… 膝の上で身体(胃)を縦にすると体が安定して出やすくなる子もいます 授乳中にこまめにゲップタイムを入れるのもおすすめです(途中休憩がてら) それでも出ない場合は、無理に出そうとせず 右側を下にして寝かせて様子を見る方法もあります 焦らなくて大丈夫。まずは出せる体勢を試してみて ゲップは「絶対に出さなきゃ!」とママが焦ると、 赤ちゃんにも緊張が伝わります。 大切なのは、ゲップが出やすい姿勢と、タイミングを知っておくこと。 そして出なかったときも、右を下にして少し高めの角度で寝かせてあげると、吐き戻しや空気の逆流が起きにくくなります。 「背中スイッチ」や「お腹の張り」が気になるときも、ゲップを意識してみると、改善されることがよくありますよ。 最後に。あなたと赤ちゃんのペースを大切に 38年助産師をしてきて思うのは、 どのママも、みんな赤ちゃんを思って一生懸命だということ。 ゲップひとつでも、気にかけてあげるその気持ちが、赤ちゃんにとってはなによりの安心です。 焦らなくて大丈夫。 今日ご紹介した方法を、あなたのペースで取り入れてみてくださいね。 次回は「夜中の授乳後、赤ちゃんが寝ないときの対処法」について書こうと思います。よかったら読者登録やコメントもお待ちしています♪ 助産師があなたに贈るMonnaでは… 公式LINEで、育児・パートナーとの関係など、どんなお悩みもお聞きしています。 👇ご登録はこちらから スマートフォンでご覧くださいliff-gateway.lineml.jp ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談くださいね🌿 자세히 보기
赤ちゃんの嗅覚の不思議と母子の絆
こんにちは、助産師の本村啓子です   今回の記事では「赤ちゃんの嗅覚の不思議と母子の絆」をテーマに取り上げてみます!   ここで少し小話を‥ 想像してみてください。 生まれたばかりの赤ちゃんが、まるで小さな探偵のように鼻をクンクン。 お母さんの匂いを一発で嗅ぎ分け「この人が僕のごはん担当だ!」と確信しているかのように。 実は、赤ちゃんの嗅覚は驚くほど優れていて、すでにお腹の中にいる頃からいろいろな匂いをキャッチしているんです。 生まれてすぐに「ママの匂い、これだ!」と記憶して、安心する。まさに、嗅覚は赤ちゃんにとってのスーパーパワーなんです!      嗅覚はいつから発達するの? 赤ちゃんの嗅覚は妊娠中にすでに発達しています。妊娠7か月ごろから、羊水を通して母親が摂取する食べ物や香りに反応し、出生後の嗅覚の発達に影響を与えるとされています。  生まれたあとはどうなるの? 生まれたばかりの赤ちゃんは、母親の匂いを嗅ぎ分ける能力があり、母子の絆を作る重要な役割を果たします。 母親の体臭や乳房の匂いを好む赤ちゃんは、嗅覚を通じて母親を認識します。 研究によると母乳を摂取している赤ちゃんは、母親以外の女性の体臭と自分の母親の体臭を区別することができると言われています。  嗅覚と感情の結びつき 母親や家族の匂いは赤ちゃんに安心感を与え、リラックスさせる効果があります。 赤ちゃんが落ち着くために、お母さんの匂いが染みついた衣類やタオルをそばに置いておくと落ち着くことがあります。  まとめ 赤ちゃんの嗅覚は、出生直後から非常に発達しています。 妊娠中から母親の食べ物や香りに反応し、生まれてすぐに母親の匂いを嗅ぎ分ける力があります。 赤ちゃんは甘い香りに好意的に反応し、不快な匂いを嫌がるなど、嗅覚を通じて快不快を判断します。 また、匂いと感情が結びついており、母親の匂いは赤ちゃんを落ち着かせる効果があるので一度試してみるのもいいかもしれないですね! 자세히 보기
赤ちゃんの視野と成長:視覚の発達ステップガイド
ベテラン助産師の本村啓子です 今回は赤ちゃんの視野と成長をテーマに簡単にお話しさせていただきます。 赤ちゃんの視野(視力や視覚の発達)は、出生時から成長するにつれて徐々に発達していきます。 新生児から1歳頃までの視覚の発達の過程は次のようなものです 1. 出生直後(0~1ヶ月) 赤ちゃんは視力が非常に弱く、視野は約20~30cm程度の範囲しかはっきり見えません。 この距離は、抱っこされている時に母親の顔を見るのにちょうど良い距離です。 色の識別はまだ十分ではなく、特にコントラストの高い色(白黒や濃い色)を好んで見る傾向があります。 赤ちゃんは物を追いかけて目で追うことはまだ難しいですが、動くものに興味を示すことはあります。  1~2ヶ月 徐々に焦点を合わせる力が発達し、視野が少し広がっていきます。 少し遠くのものにも興味を示すようになりますが、まだはっきりとは見えていません。 明るい色やコントラストの強い模様に引きつけられ、目を向けることが増えてきます。  3~4ヶ月 物を目で追う能力が発達し、左右に動く物を追いかけるようになります。 この時期には、親や周囲の物に目を合わせる時間が増え、表情にも反応するようになります。 色の識別能力も向上し、より多くの色を認識できるようになりますが、特に明るい色や鮮やかな色に興味を示すことが多いです。  5~6ヶ月 視力がさらに発達し、視野も広がってきます。遠くの物や人にも興味を示すことができ、顔を認識するのが得意になります。 立体感(奥行きの感覚)を少しずつ理解し始め、物の距離を感知する能力が向上します。 この時期になると、手を伸ばして物をつかもうとする行動も見られるようになります。  7~12ヶ月 赤ちゃんの視力はほぼ大人並みに近づき、細かいものや遠くの物もはっきりと見えるようになります。 動きのある物や人を追う能力がさらに発達し、素早く動く物にも目を追いつかせることができます。 色の認識もより正確になり、日常生活で見られるさまざまな色を識別できるようになります。      まとめ 赤ちゃんは出生直後は非常に限られた視野と視力を持っていますが、生後数ヶ月の間に急速に発達し、1歳頃にはほぼ大人と同じような視覚機能を持つようになります。 赤ちゃんはお母さん、お父さんの表情を通じて安心感や愛情を感じるため、目を合わせることでつながりを感じることができます。   質問や感想などは是非コメントでお願いします^^ 자세히 보기
赤ちゃんの睡眠サイクルについて
ベテラン助産師の本村啓子です 今回は赤ちゃんの睡眠サイクルについてのお話です。 赤ちゃんの睡眠サイクルは、わたしたちとは異なり、短いサイクルを繰り返しながら成長していきます。 月齢によっても大きく変化していくので困惑してしまうお母さんたちも少なくないのではないでしょうか?? 親にとっては、赤ちゃんの睡眠パターンが予測できず、寝不足やストレスに悩まされることも少なくありません。 しかし、赤ちゃんの睡眠サイクルを理解することで、より良い睡眠環境を整え、赤ちゃんが安心して眠れるサポートができます。 赤ちゃんの睡眠サイクルの基本を紹介し、成長に伴う変化やサポートの方法について簡単に解説していきます。 新生児(0〜3か月) 睡眠時間:新生児は1日12〜18時間ほど眠りますが、1回の睡眠は2〜4時間と短い周期で睡眠を繰り返します。 夜と昼の区別がついておらず、昼夜問わず小刻みに眠ります。 睡眠サイクルの長さ:新生児の1つの睡眠サイクルは約40〜60分です。 大人の90分程度の睡眠サイクルよりも短く、深い眠りと浅い眠りの周期が速く訪れます。 深い眠りと浅い眠り:新生児は浅い眠り(レム睡眠:活発な睡眠)が多く、夢を見たり、手足を動かしたりすることが多いです。深い眠り(ノンレム睡眠)もありますが、サイクルが短いために目が覚めやすいです。  3〜6か月 睡眠時間:1日12〜16時間程度に減少しますが、夜にまとめて眠ることが 少しずつ増えてきます。昼寝も3〜4回取るのが一般的です。 睡眠サイクルの発展:この頃から昼夜の区別がつき始め、夜にまとまった睡眠を とるようになっていきます。1回の睡眠サイクルはまだ短いですが、徐々に安定してきます。 夜泣き:この時期に睡眠パターンが変わり、夜泣きが頻繁に 起こることがあります。これは成長の一環として自然なことです。  6〜12か月 睡眠時間:1日10〜14時間程度で、夜にまとめて7〜8時間眠ることが できるようになる赤ちゃんもいます。昼寝は2〜3回に減少します。 睡眠サイクルの成熟:この時期になると、1つの睡眠サイクルは約60〜90分に近づき、 レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)のバランスが取れてきます。夜間の睡眠がより長くなり、昼夜のリズムがしっかりしてきます。  4. 12か月以降 睡眠時間:1日10〜12時間程度の睡眠が必要で、夜に9〜10時間まとまって眠ることが一般的です。 昼寝は1〜2回に減り、昼間に活動的になる時間が増えます。 安定したサイクル:1歳を過ぎると、睡眠サイクルが大人に近づき、1つの睡眠サイクルが90分ほどになります。 夜間の目覚めは減り、昼夜のリズムがより安定します。  赤ちゃんの睡眠をサポートするためのポイント 規則正しいリズムの形成:毎日同じ時間に寝かせることで、体内時計が整いやすくなります。 夜と昼の区別:昼間は光を浴びさせ、夜は暗く静かな環境を整えることで、昼夜の違いを覚えさせます。 ルーチンの導入:寝る前のルーチン(お風呂、絵本の読み聞かせなど)を取り入れることで、眠りへの移行がスムーズになります。 赤ちゃんの睡眠サイクルは成長とともに変化しますが、適切なサポートを行うことで、より安定した睡眠リズムが形成されていきます。  まとめ 赤ちゃんの睡眠サイクルは成長とともに変化し、短い眠りを繰り返す新生児期から徐々に夜にまとまって眠るようになるまで、段階的に発達していきます。そのサイクルを理解することが大切になっていきます。 睡眠の質が向上することで、親も赤ちゃんもリラックスできる時間を持つことができるきっかけになることを願っています。   今回の赤ちゃん睡眠サイクルについての質問等がありましたらコメントでお願いしますね^^ 자세히 보기
喃語(なんご)とクーイングの違い
ベテラン助産師の本村啓子です 今回は喃語とクーイングの違いについて説明します。   喃語(なんご)とクーイングは、赤ちゃんが言葉を発達させる過程で現れる 異なる段階の音声発達を示す言葉です。   以下がそれぞれの違いです。   1. クーイング (Cooing) 時期 生後2~3ヶ月頃から始まります。 内容 クーイングは、赤ちゃんが「アー」「ウー」「エー」など、母音に似た音を発することを指します。 これらの音は非常に柔らかく、舌や口の動きが少なく、主に喉から出る音です。 目的 クーイングは、赤ちゃんが声を出すこと自体を楽しんでいる段階で 周囲の大人の反応を観察し、声を出す感覚を学んでいる段階です。 この時期の発声は、コミュニケーションというよりも、音を出すこと自体が目的です。 「クーイング (cooing)」は略語ではなく、英語の「coo」という動詞から派生した言葉です。 「coo」は、ハトの鳴き声(クークーという鳴き声)を指す言葉で、 赤ちゃんが出す穏やかな母音に似た音が、ハトの鳴き声に似ていることから「cooing」と呼ばれます。   2. 喃語 (Babbling) 時期  生後4~6ヶ月頃から始まり、1歳頃まで続きます。 内容  喃語は、「バババ」「ダダダ」「マママ」などの繰り返しの音節を発することを指します。 これには、母音と子音が組み合わさった音も含まれます。 喃語はクーイングに比べて音の種類が豊富でより複雑な音を発するようになります。 目的  喃語は、赤ちゃんが言語の基本的な音を練習している段階であり、言葉の基礎を築いています。 大人の言葉を真似するように音を出すことも多く、コミュニケーションの基礎を形成し始めている段階です。 「喃」は「話す」「語る」という意味を持つ漢字で 「喃語」は、赤ちゃんが発する「意味のない言葉」のことを指します。   主な違い クーイングは、音を出す楽しさを学び、主に母音に似た単純な音を出す段階です。 喃語は、より複雑な音を練習し、母音と子音を組み合わせた音を発し、言葉の基礎を築く段階です このように、クーイングは喃語に至る前の初期段階の音声発達を示し、喃語はより言語に近づいた段階を示します     まとめ だんだんいろんなことができたり反応が出てくるとますますかわいくなりますよね。 でも、この時期はママは無理しないで、昼寝や休憩をしっかりとるようにして 身体をいたわってくださいね。 体力を過信せず、早めに休息をとること大事ですよ! 자세히 보기
1歳までの赤ちゃんの節句
べテラン助産師の本村啓子です   今回は1歳までの赤ちゃんの節句についてお話します。     節句    【お七夜】   赤ちゃん誕生の日から7日目の夜に 名前を決めて 赤ちゃんの健やかな成長を願う平安時代から続く伝統行事です  命名書を飾り、お赤飯や尾頭付き の鯛でお祝い膳を用意します  病院から退院する日がこの頃なので 退院祝いを兼ねて行っても よいでしょう  但し、食べ過ぎに注意! あっという間に乳腺炎になってしまいます。  【お宮参り】 生後30日後に神社に参詣して 赤ちゃんの健やかな成長を願います  通常男の子は生後31日後 女の子は生後33日後頃ですが 地域の風習によって様々です  あまり日にちにはこだわらず 赤ちゃんやママの体調を優先し、 気候や天気のおだやかな日で赤ちゃんの機嫌の良い時間帯を 選びましょう  正式な祝い着は 男の子は 「羽二重地の紋付きで 鷹やめでたい図柄ののし目模様」  女の子は 「縞子地や縮緬地に花柄などを あしらった友禅模様の紋付き」 が使われます  母方の実家から贈るのがしきたりとされており、その場合紋は母親の実家のものとなります  しかし、最近はベビードレスに ケープなどで行うことも多いですね。  お宮参りは正式には赤ちゃんの両親、父方の祖母の3人で行われていました。 神社では、父方の祖母が赤ちゃんを 抱き、 その後に両親が従って参拝します。 お賽銭をあげて鈴を鳴らし、参拝するだけでもいいですし  社務所におはらいを申し込み 初穂料を払うやり方もあります  あくまで正式なやり方ですので  今は里帰り中とかもあり ママのご両親が一緒に行かれる事も 多いです  【お食い初め】  赤ちゃんに生まれて 初めてごはんを食べさせる儀式です 。 これは、その子が一生食べ物に 困らないようにという願いを 込められたお祝いです。 お祝いの時期は地方によってまちまちですが  ちょうど離乳が始まる 生後100日目頃に行うことが多いようです。  お食い初めは、赤ちゃんのために 食膳を整え、実際に食べさせるまね をして祝います  これは歯が生えるほどに 成長したことを喜び、子どもの一層 の成長を願う儀式です  この日のためにお膳、お椀、お箸を 新調します  メニューは一汁三菜を基本に 尾頭つきの鯛、煮物、赤飯 香の物、汁の5つです  最近では実用的な 離乳食用食器セットを使ったり  メニューも実用的にベビーフードや おかゆなどにすることも多い様です  お祝いの品としてはお食い初め用のお膳 銀のスプーン(外国では食べ物に 困らないようにと贈る) 離乳食用食器セットなどが選ばれます    【ハーフバスデ―】 ハーフバースデーは、赤ちゃんが生まれてから半年が経過した日をお祝いするイベントです。 最近よく耳にするようになりましたね。 通常の誕生日と同様に、親や家族が赤ちゃんの成長を祝福し、記念に残すために行われます。 このイベントは、最近ではより注目されるようになっており、 親たちにとって特別な日として位置づけられています。 ハーフバースデーを祝う方法は様々ですが、一般的な傾向としては、 親しい友人や家族を招いて小さなパーティーを開くことが挙げられます。 このパーティーでは、赤ちゃんにちなんだテーマを取り入れたデコレーションやケーキ、 写真撮影などが行われることがあります。 また、ゲームやアクティビティを通じて、... 자세히 보기
魔の三週目とは?
ベテラン助産師の本村啓子です。 産後慣れた時期に起きる「魔の三週目」とは、 新生児が生後3週間を迎える頃に見られる、特に大変な時期のことを指します。 この時期は赤ちゃんの成長と発達の過程で、 多くの変化が起こるため、親にとって非常に挑戦的な時間となることが多いです。 以下に、魔の三週目の特徴、原因、対処法について詳しく説明します。   魔の三週目の特徴 ぐずりや泣きが増える 赤ちゃんが突然泣き出し、なかなか泣き止まないことが頻繁に起こります。 昼夜を問わず、特に夕方から夜にかけて泣くことが多いです。 睡眠パターンの乱れ 睡眠のリズムが崩れ、短い間隔で目を覚ますようになります。 これにより、親もまとまった睡眠が取れず、疲労が蓄積しやすくなります。 授乳の要求が増える 授乳の頻度が増え、赤ちゃんが常におっぱいを求めるようになります。 これは成長スパートによるもので、母乳の供給量を増やすための 赤ちゃんの本能的な行動です。   魔の三週目の原因 魔の三週目が訪れる主な原因は、赤ちゃんの急激な成長と発達にあります。 この時期、赤ちゃんの脳や体が急速に成長するため、 多くのエネルギーを必要とし、その結果、ぐずりや睡眠パターンの 乱れが見られます。 成長スパート 生後3週間頃、赤ちゃんは急激な成長スパートを迎えます。 これは身体の成長だけでなく、脳や神経系の発達も含まれます。 この急速な成長により、赤ちゃんはエネルギーを多く必要とし 頻繁に授乳を求めるようになります。 脳の発達 脳の発達が活発になる時期であり、新しい神経経路が形成されます。これにより、赤ちゃんの感覚や認知機能が急速に発達し、環境への反応が増加します。これが不安感や不快感を引き起こし、泣きやぐずりとして現れることがあります。 消化器系の成熟 この時期、赤ちゃんの消化器系が急速に成熟していきます。 その過程で、ガスが溜まりやすくなり、腹部の不快感を引き起こすことがあります。 これも赤ちゃんが泣く原因の一つです。   魔の三週目の対処法 魔の三週目を乗り切るためには、親が赤ちゃんのニーズを理解し、 適切な対応をすることが重要です。以下にいくつかの対処法を紹介します。 授乳の頻度を増やす 赤ちゃんが頻繁に授乳を求める場合は、できるだけ応じるようにしましょう。 これは赤ちゃんが成長スパートを乗り越えるために必要なことです。 赤ちゃんを抱っこする 赤ちゃんがぐずるときは、抱っこして安心させてあげましょう。 赤ちゃんは親のぬくもりや心音を感じることで安心し、泣き止むことがあります。 環境を整える 静かで落ち着いた環境を整えましょう。 赤ちゃんがリラックスできるように、部屋を暗くしたり、 静かな音楽を流すことも効果的です。 自分のケアを怠らない 親自身も休息を取ることが大切です。 赤ちゃんが寝ている間に一緒に休むようにし、 疲労が溜まらないようにしましょう。 また、家族や友人に助けを求めることも重要です。 おむつやお腹のチェック 赤ちゃんが泣く原因の一つに、おむつが濡れていることや、 お腹にガスが溜まっていることがあります。 おむつを交換し、お腹を優しくマッサージしてガスを出す手助けをしましょう。   専門家の意見を聞く 魔の三週目は多くの親が経験する困難な時期ですが、 長く続く場合や、赤ちゃんの健康に関して心配なことがある場合は、 専門家に相談することが重要です。 助産師や小児科医に相談することで、適切なアドバイスや サポートを受けることができます。   おわりに 魔の三週目は赤ちゃんの成長と発達の一環として訪れる大変な時期ですが、 適切な対応をすることで乗り越えることができます。 この時期に親が赤ちゃんのニーズに応じ、安心感を与えることで、 赤ちゃんも親も共に成長することができます。 しばらくの辛抱が必要ですが、これを乗り越えれば、 赤ちゃんの健やかな成長を実感できる日が来ることでしょう。 자세히 보기
ディーマー(不快性射乳反射)とは?
ベテラン助産師の本村啓子です。 授乳時に気分が悪くなることが繰り返されることはないですか? 原因がわからずに不安になるママも多いですが 比較的多い症状ですので今回はそれについてお話します。   ディーマー(不快性射乳反射)とは? ディーマーの原因 授乳中に不快感を感じることは多くのママたちにとって悩みの種です。 この不快感は「ディーマー(D-MER:不快性射乳反射)」 と呼ばれ射乳反射の前に突然不安や悲しみ、 吐き気などの感情や身体的な不快感が襲ってくる現象です。 これは生理的な現象であり、母乳を分泌するホルモンが関係しています。 赤ちゃんがおっぱいを吸うとプロラクチンの分泌が促進され、 その際に脳内のドーパミンが一時的に低下することで 不快感が生じると考えられています。 ディーマーの症状とその特徴 ディーマーの症状は非常に個人差があり、 具体的には以下のようなものが報告されています 胃の不快感や吐き気:授乳中に胃がムカムカする感覚。 感情の揺れ:不安や悲しみ、恐怖、気分の落ち込み、イライラ、絶望感など。 身体の反応:胸の締め付け感や喉の詰まり感など。 これらの症状は授乳の30~90秒前に現れ、 射乳が始まると徐々に収まるのが一般的です。 しかし、人によっては授乳期間全体を通して続く場合もあり、 産後うつと混同されることもありますが、 ディーマーは生理的な現象であり、愛情や母性の不足が原因ではありません。   ディーマーの対処法 ディーマーに対する有効な対処法はいくつかあります。 主にホルモンの変化による一時的な不快感であることを理解し 以下のような方法を試すと良いでしょう リラックスできる環境を整える: 好きな音楽を流す アロマやお香を焚く リラックスできる香りを使う 気分転換を図る 楽しいことを考える お茶を飲みながら授乳する おしゃべりしながら授乳する 体をケアする 乳房マッサージを受ける 手技を施してもらうことで、乳房の柔らかさを保ち、リラクゼーション効果を得る ポジティブなご褒美を設定する 授乳が終わったら美味しいものを食べるなどのご褒美を用意する   ディーマーを経験した産後ママの体験 ある産後ママさんは、授乳中に胸の締め付け感や気持ちの沈みを感じ、 それが原因で授乳が苦痛になっていました。 しかし、授乳時に限定された短時間の症状であることを理解し、 対応策を見つけることで改善しました。 ディーマーは誰にでも起こりうる生理的現象であり、 適切な知識と対処法を持つことで、授乳を続けることが可能です。   相談することの重要性 ディーマーに悩んでいる場合、 一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。 母乳外来や助産師に相談することで、 個々の症状に合わせた具体的な対処法を提案してもらえます。 また、家族やパートナーと感情を共有することで、サポートを受けやすくなります。   ディーマーを理解して安心するために ディーマーは愛情や母性の不足が原因ではなく、生理的な現象です。 授乳中に感じる不快感はホルモンの一時的な変化によるものであり、 通常は数分以内に収まります。 この現象について理解し、適切に対処することで、 授乳を続けながら赤ちゃんとの絆を深めることができます。   おわりに ディーマーは多くのママたちが経験する可能性のある現象です。 授乳中の不快感に対する理解と対処法を持つことで、 安心して授乳を続けることができます。 もしもディーマーに悩んでいるなら、 ぜひ母乳外来や助産師に相談してみてください。   자세히 보기
モロー反射について
べテラン助産師の本村啓子です 今回は赤ちゃんに備わっている原始反射についてお話します     モロー反射(抱きつき反射) 赤ちゃんが抱きつくような姿勢をとり、保護を求める本能的な反応です。 乳児が落下や他の脅威に対して自己防衛のために身を守るための反射的な動作です。 これは、乳児の生存を守るための本能的な反応として機能します。 具体的には、乳児が突然の刺激や落下の危険を感じると 両腕と手を広げて開き、その後抱き寄せるような動作を行います。 この反射は通常、生後2〜4か月の間に最も顕著に観察され、 その後徐々に弱まっていきます。 このモロー反射の特徴的な動作は、人間の乳児だけでなく 他の哺乳類や霊長類にも見られます。 例えば、サルは、木から落ちたり他の危険にさらされることがあります。 そこで、サルの幼獣もモロー反射を利用して、自らの身を守ります。 モロー反射は、通常、乳児の神経発達の一部として観察される正常な反射です。 しかし、モロー反射が異常な形で残存したり、異常に強い場合は、 特定の病気や障害の兆候として考えられることがあります。   吸啜反射  口に何かが触れると吸う動作をする反射です。 これは乳児が授乳するための生存本能であり、 母乳やミルクを摂取するための準備をする反応です。 この反射は、乳首や哺乳瓶の乳首を口に入れると、 口の周りの筋肉が動き、吸啜の動作が始まります。 吸啜反射は生まれたばかりの赤ちゃんにとって重要であり、 栄養摂取や成長に不可欠な役割を果たします。 吸啜反射は、赤ちゃんの生後数か月から数年間続きますが、 成長とともに徐々に弱まります。 吸啜反射は乳幼児期の正常な発達の一部であり、 口腔や咽頭の筋肉の発達と密接に関連しています。   歩行反射  乳児が支えられた状態で足の裏を地面に触れると歩くような動作をする反射です。 この反射は乳児の歩行能力を発達させるための準備をするものであり、 実際の歩行とは異なります。 この反射は通常、生後数か月の間に観察され、 一般的には生後2〜3か月の間にピークを迎えます。 歩行反射が生後数か月で観察されるのは、 赤ちゃんの脳と神経系の発達がまだ未熟であるためです。 しかし、この反射は成長とともに消失し、 通常は生後数か月から1年以内になくなります。 歩行反射は、乳児期の神経系の発達を評価するための 一つの指標として使われることがあります。 反射が正常に発達していることは、神経系が健康であることを示す重要な要素の一つです。   バビンスキー反射 バビンスキー反射は、足裏の外側から内側に向けて筋肉を刺激すると、足の指が広がる反射です。 この反射は通常、成人では見られませんが、乳児期には一時的に存在します。 赤ちゃんの足裏を刺激すると、足の指が開く動きを示すことがあります。 この反射が生後数か月の間に観察されるのは、乳児の神経系がまだ未熟であるためです。 神経系の発達が進むにつれて、この反射は段階的に消失していきます。 通常、成長するにつれてこの反射がなくなり、1歳頃には消失していることが一般的です。   把握反射 把握反射は、赤ちゃんが手のひらに触れられると、 手が自動的に握りこむ反射です。 この反射の理由は、赤ちゃんが生まれたばかりの頃に、 自分自身を支える力がないために、 周囲の物体や人によって手を支えられる必要があるからです。 そのため、手が握られる刺激に対して、自動的に握ることで、 赤ちゃんが安定感を感じることができます。 この反射は、乳児期の筋肉や神経系の発達過程の一部であり、 通常は生後数か月から1歳頃までに見られます。 成長とともに、赤ちゃんの手の筋肉が発達し、自発的な手の動きが可能になると、 この反射は段階的に消失していきます。   まとめ 赤ちゃんは生きていくためにいろんな原始反射が備わっているのですね。 生命の神秘ですね。 パートナーと出会え、赤ちゃんと出会えた奇跡をかみしめながら 素敵な毎日を過ごしてくださいね。 今日も楽しい1日を!   자세히 보기
オムツかぶれについて
べテラン助産師の本村啓子です オムツかぶれは、赤ちゃんにとって非常に一般的な皮膚のトラブルの一つで、 主にオムツをしている部分の皮膚に生じます。 オムツかぶれついて今回は書きます。   オムツかぶれの原因 オムツかぶれの主な原因は以下の通りです。 便と尿 オムツの内側が湿っていると、皮膚に対する摩擦が増え、皮膚のバリア機能が低下します。 尿に含まれるアンモニアや、便に含まれる 酵素は皮膚を刺激し、 かぶれを引き起こすことがあります。 また便の拭き残しで、肌荒れが増強されることもあります。 摩擦 オムツ交換時の拭きとるときの摩擦が原因でオムツかぶれがひどくなることがあります。 1日に6回以上の尿や、新生児の時には尿と同じくらいの回数出る便のふき取り時に 摩擦を与えないように気を付けます。 乾燥不足 オムツの交換後の乾燥が不十分で、 蒸れて皮膚の炎症を引き起こす可能性があります。 オムツの材質 通気性の悪いもの、また、吸水はすごく良いのに その分逆に吸水ポリマーが多くて通気性が悪めのものなどもあり それぞれの赤ちゃんによりあう合わないがあります。 また、オムツ自体の材質が赤ちゃんの皮膚に合わない場合、 アレルギー反応を引き起こすことがあります。   オムツかぶれの症状 オムツかぶれの症状には、以下のようなものります。 赤みや発疹がオムツをしている部分に現れる 皮膚が腫れている、または温かくなっている 赤ちゃんがいつも以上に不機嫌で、オムツ周辺を触られると泣く   オムツかぶれの予防 オムツかぶれを予防するためには、以下の対策をお勧めします。 頻繁なオムツの交換 オムツはこまめにチェックし、濡れている場合はすぐに交換します。 また、交換してから3時間たっていたら、少ししか出ていなくても交換しましょう。 蒸れたりしてきます。 清潔保持 オムツ交換時には、赤ちゃんのおしりを優しく拭き、 完全に乾かしてから新しいオムツをつけます。 おしりふきの厚手のもので押さえ拭きをすることや 肌温のお湯で洗い流してあげるといいでしょう。 専用の入れ物に、40度ほどのお湯を入れ、ガーゼやいらない布、 厚手のキッチンペーパーを使い洗い流してあげましょう。 オムツ交換後の乾燥 可能であれば、1日に数回はオムツなしの時間を作り、皮膚を乾燥させます。 夏場はオムツかぶれやすくなるので、オムツ交換後には、 タオルなどで拭いて乾かすことが必要な場合があります。 暑くない温度のドライヤーを遠めに充てることで乾燥させることが有効な場合もあります。 バリアクリームの使用 オムツを当てる部位にバリアクリームや亜鉛酸化物クリームを塗ることで、 尿や便の刺激から皮膚を保護することができますが 初めての場合は、状態を見せながら病院で指示を受けて どのような薬を塗るといいか尋ねましょう   オムツかぶれの治療   オムツかぶれの予防に記載したことを継続して行っても治らない場合は 医師の診察を受けることが大切です。 細菌の種類により、医師は、抗真菌クリームやステロイドクリームなど 全く違う軟膏を処方されることもあります。   まとめ オムツかぶれは、適切な予防と早期治療によって、 ほとんどの場合で改善が期待できます。 夏場などは昼間だけでも布おむつを利用してみると 通気性が良く、治りやすくなりますのでお試しあれ。 자세히 보기
産後のシャワー
べテラン助産師の本村啓子です 今回は産後のシャワーについてお話します。     過去と現在 昔は1か月はお風呂は入れませんでした。 今は問題がなければ、 感染予防や、清潔の観点から産後1日目からシャワーは可能です。 1か月検診までは、子宮の入り口が完全には閉じていないので 子宮内感染の危険性があるので湯船には入れません。 産後の創部(会陰切開や裂傷)のケアには、清潔さが非常に重要です。 ウォシュレットを使うことで、優しくて清潔なケアができます。 ただし、以下の点に留意することが重要です。 優しい水圧と温度   ウォシュレットを使用する際には、水圧を優しく設定し、温度を快適なレベルに調節します。 高圧の水流や熱すぎる水温は切開部に刺激を与える可能性があります。   産後の切開の傷は3日目までが強いですが、4日目からはかなり良くなります。 ちゃんと縫合されて、内出血などない状態でしたら 循環を良くするために、創部の洗浄はお勧めです。 清潔な水 使用する水は清潔であることが重要です。 必ず排便の時使う場所ではなく、ビデ部分をつかしましょう。 ウォシュレットの水が汚れていたり、細菌が繁殖していると感染のリスクが高まります。 定期的にウォシュレットの清掃を行い、清潔な状態を保つようにします。 優しい操作 ウォシュレットの操作は優しく、丁寧に行います。 切開部を直接的に強く洗浄したり、こすったりすると、 刺激や痛みを引き起こす可能性があります。 水流を当てる際には、切開部から遠ざけるように心がけます。 温度は40度くらいまでの温かいお湯をつかします。 それにより、循環が良くなり、創部が早く治ります。   ウォシュレットを使用した後は、優しく柔らかいタオルで水分を拭き取ります。 強くこすったり摩擦を加えたりしないように注意します。 また、拭き取りの際には清潔なものを使用し、細菌の感染を防ぎます。   ウォシュレットを使用する際には、これらのポイントをしっかりと守り、安全かつ快適なケアを行いましょう。     まとめ 前は、産後の傷部分は消毒をしていましたが 今はお湯で洗浄しても効果はあまり変わらないことが知られています。 どちらにしても清潔が大切ですね。 자세히 보기
赤ちゃんの肌
べテラン助産師の本村啓子です 赤ちゃんの肌は非常にデリケートで、その柔らかさと みずみずしさを保ったりトラブル防止に特別なケアが必要です。 赤ちゃんの肌の特徴、水分の重要性、お風呂でのケア、おむつケア、 そして日常のスキンケアについて詳しく解説します。   赤ちゃんの肌の特徴 水分 赤ちゃんの肌は大人の肌と比較して、薄くて敏感で、水分を多く含んでいます。 この水分が赤ちゃんの肌を柔らかく、みずみずしく保つ秘訣です。 肌の水分量は、成人では身体の約60%ですが、赤ちゃんの場合80%もあります。 厚さ 赤ちゃんの皮ふの厚さは約1mm、大人の約1/2しかありません。 新生児期は一般的に皮脂の分泌も多いので そのため乳児脂漏性湿疹などが起きることもあります 生後3ヶ月頃までは、お母さんの黄体ホルモンの働きで多く分泌されていた皮脂も 4カ月ころになると肌を保護する成分の胎脂が落ちていき、皮脂の分泌も落ち着いてきます。 皮脂が少なくなる肌のバリア機能が十分に働かないので 刺激の受けやすい状態になってしまいます。   ケア 保湿のタイミング ■起床時 朝の顔を拭いて上げたタイミングで保湿することで、 一日のバリア機能を強化して乾燥予防できます。 ■お風呂上がり 汚れとともに皮脂が洗い流されている状態なので タオルドライした後、入浴後5分以内ぐらいには保湿するようにします。 お風呂は、赤ちゃんの肌を清潔に保つだけでなく、リラックスさせる効果もありますので 水温は38-40度程度にやや低めの設定にします。 石鹸は赤ちゃんの肌に優しい無添加の洗浄料を使用します。 お風呂上がりは、肌を優しくタオルで押さえるようにして水分を拭き取り、 すぐにたっぷりと湿剤を塗ることで、肌の水分を保ちます。 ■外出の前後 紫外線は肌の乾燥を招くため、外出前には乾燥予防として保湿し 帽子やなどで、紫外線を防ぎ、外出後はアフターケアとして保湿してあげてください。 ■オムツ替えのとき おむつケアは、赤ちゃんの肌にとってとても重要です。 おむつをこまめにチェックし、濡れていたり汚れていたりしたらすぐに交換します。 おむつ替え後は、まずは肌を優しく清潔に拭くことが大事です。 便の回数が多い時などは微温湯を使って洗い流すと早く治ります。 (こする刺激と、菌が残るのが一番よくない) 必要に応じて保護クリームを塗っておむつかぶれを防ぎます。 皮膚のシワ部分もしっかり保湿剤を塗りこんでください。■顔や体の汗を拭いたり、食事のあとに口元を拭いたら 綺麗に汚れを取り拭き取り保湿ケアで補ってください。 保湿ケア 保湿は赤ちゃんのスキンケアで最も重要です。 お風呂上がりやおむつ交換後に、無香料で敏感肌用の保湿剤を適用することで、 肌の水分を閉じ込め、乾燥を防ぎます。 特に冬の寒い時期や乾燥する環境では、普段よりも こまめに保湿ケアを行うことが重要です。 保湿剤を赤ちゃんの顔や体に何カ所か置いたら、手のひらでくるくる優しくなでるように塗ってください。 保湿剤はゴシゴシすり込んでも肌を痛めるだけで浸透しません。 肌表面に優しく膜を作るようなイメージで広げていきましょう。 コットンではなく人の手で塗る方が肌になじみやすいです。 保湿剤は全身に行い、皮膚の接する顎下や首、手のひらなども行います。 さらに乾燥しやすい頬や口周りなどは、必要を感じたら重ねづけしてください。皮膚の走行に沿って塗るのがコツです。 腕や下肢の場合は腕や脚の長軸方向塗り、次に 優しくクルクルとマッサージしながら回しながら塗ります。 日光対策と衣類の選び方 赤ちゃんの肌はUVダメージを受けやすいため、 外出時には適切な日焼け止めを使用し、帽子や長袖の衣類で肌を保護します。 赤ちゃんの肌に触れる衣類は、柔らかくて通気性の良い天然素材を選びましょう 合成繊維や粗い布地は避け、肌に優しい素材を選びましょう。   まとめ 赤ちゃんの肌は非常にデリケートで、適切なケアが必要です。 お風呂での正しい洗浄、保湿ケア、おむつ替え時の注意、日光対策、 そして適切な衣類の選択が、赤ちゃんの肌を健康でみずみずしい状態に保つ鍵です。 何か異常を感じたら、すぐに医師の診断を受けることが重要です。 赤ちゃんの肌ケアは、毎日のの小さな努力が、 快適さと健康を支えることにつながります。 자세히 보기