こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
先日TV埼玉でぺこぱさんと共演させていただきました^^
TVerで今月いっぱい見れるみたいです^^
第1回目
第2回目
ぺこぱさん、芸能界のことだけではなく
いろいろご存じで頭のいいコンビだなって思いました^^
私はこれまでに約3000件のお産に立ち会い、
その後もたくさんのママたちと産後の悩みを分かち合ってきました。
産後のご相談でとても多いのが、「夫婦関係のすれ違い」。
「なんで私のしんどさが伝わらないんだろう」
「言ってもわかってもらえない…」
赤ちゃんとの暮らしが始まったばかりの時期に、
パートナーと気持ちがズレてしまって、涙が止まらなかったというママもいます。
今日は、そんな産後クライシスを少しでもやわらげるために、
気持ちを伝えるコツと夫婦で乗り越えるヒントをお話ししますね。
なぜ起こるの?産後クライシスの原因とは
産後クライシスとは、出産後の夫婦関係が一時的に悪化してしまうこと。
その大きな原因は、次の3つです。
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圧倒的な育児と家事の負担差
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コミュニケーション不足
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「わかってほしい」と「伝わらない」ジレンマ
特にママはホルモンの変化と疲労、寝不足の中で毎日を過ごしているので、
ちょっとした一言でも傷つきやすくなっています。
助産師として伝えたい。夫婦で乗り越える3つのヒント
💬①「わかってよ」ではなく「こうしてくれると助かる」
「なんでわかってくれないの!?」と怒ってしまいたくなる気持ち
よくわかります。
でも、男性は“察する”のが苦手な人が多いもの。
だからこそ、
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「これやっといて」ではなく、
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「◯時までにお風呂入れてくれると助かるな」
など、具体的に・優しくお願いする伝え方が効果的です。
💬②「ありがとう」の一言は魔法の言葉
疲れている時こそ、お互いに「ありがとう」を口に出すこと。
これだけで空気がふっとやわらかくなることがあります。
たとえ小さなことでも、「ありがとう」は
相手を味方に変える力がありますよ😊
💬③ パパに「ママのしんどさ」を見える形で伝える
「見えない家事・育児の大変さ」は、説明しなければ伝わりません。
ToDoリストに書き出したり、1日の流れをざっくり見せたりして、
「こんなにがんばってるんだよ」って、見える化してみてください。
それだけで、パパの意識が変わることもあります✨
今日あなたにお伝えしたいこと
出産は、命を生むだけでなく、夫婦の関係も新しく生まれ変わるタイミング。
すれ違いが起きるのは、ある意味自然なことです。
でも、ちゃんと向き合って言葉をかけあえば、必ずまた手を取り合えます。
あなたはがんばっています。
パパも、がんばろうとしているかもしれません。
ふたりで、赤ちゃんを真ん中にしながら、少しずつ家族になっていきましょうね😊
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5回シリーズ、最後まで読んでくださったあなたへ
産後は、ママにとっても家族にとっても大きな転機です。
泣いたり笑ったり、悩んだり愛おしく思ったり——
そのすべてが、ちゃんと「育児」です。
これからも、あなたらしく、あなたのペースで。
心から応援しています。
次回は「赤ちゃんのお世話シリーズ」も予定していますので、どうぞお楽しみに🍼✨








