出産前にやっておくと安心な「夫婦の会話」〜産後クライシスを防ぐカギは“今の対話”にある〜

こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。

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私は、これまでに約3000人の赤ちゃんの誕生に立ち会ってきました。



妊娠中は赤ちゃんの成長やママの体調ばかりに目が向きがち。
でも実は、妊娠中にどれだけ夫婦で話し合えたかが、

産後の生活や関係に大きく影響します。



🌸「妊娠はふたりのもの」から「育児もふたりで」に変えていく時間

妊娠中にパパに伝えておきたいこと、
お互いにすり合わせておきたいことを、今だからこそ話しておくことが大切です。


📝話しておくと安心な5つのテーマ

① 出産立ち会い、どうする?

→「立ち会いたい/立ち会ってほしくない」など、ママの気持ちを尊重しながら、
病院のルールやタイミングも確認。

🗣:「見たい気持ちもあるけど、役に立てるか不安」と話すパパも。
→「そばにいるだけで安心する」と伝えてあげると◎


② 育児休業、どう考えてる?

→男性育休が推奨されている今だからこそ、制度の理解と希望の共有を

📌チェックポイント:

  • 育休を取る/取らない/取りたいけど不安

  • 収入や生活の変化の見通し

  • 職場への伝え方や時期


③ 家事・育児の役割分担について

→産後、ママが体を休められるように「できること・やってほしいこと」を具体的に話しておく。

🗂おすすめリスト:

  • 沐浴(できるように練習しておく)

  • 洗濯や買い物など、すぐに必要になる家事

  • 夜間のミルクやオムツ替えの分担

💡「●●はパパの担当ね」と明確に決めると◎


④ 気持ちの変化についても伝えておく

→妊娠中〜産後はホルモン変化で、感情が不安定になりやすい。

📣「急に泣きたくなるかもしれない」
📣「理由なくイライラしてしまうかもしれない」
→こういう言葉があるだけで、パパの理解度はぐっと変わります。


⑤ 「ありがとう」を忘れずに伝え合う

→小さなことでも「ありがとう」と伝え合うことが、信頼と安心のベースに。

👩🍼「してくれて当たり前」ではなく、「してくれて嬉しい」へ。


💬助産師の現場より:産後クライシスって?

産後クライシスとは、産後に夫婦関係が悪化し、会話がなくなったり、
「子どもがいなければ離婚してたかも」と感じる状態のこと。

📉よくある原因:

  • 期待と現実のズレ(「もっと手伝ってくれると思ってた」)

  • コミュニケーション不足

  • ママの孤独と不安に気づいてもらえない


✨ふたりで書く“母子手帳”もおすすめ!

📓「母子手帳」には、夫婦で一緒に書けるコラムページも。


「パパから赤ちゃんへひとこと」や「ママへの感謝」など、
気持ちを文字にする”ことで、心の距離もぐっと近づきます。

大切な赤ちゃんの記録を残すために時を刻む本革の商品の

おたんこ助産師さんとの共同開発ノート『トツキノオト』もぜひ。





🔸本革の上質さ × ママの優しさを表現したデザイン

🔸助産師の想いが詰まった、母子手帳を心で包むケース

🔸大容量&実用性◎

🔸仕切りやポケットもこだわり設計


📌まとめ:「今話すこと」が、産後の安心になる

✔ 出産・育児を“ふたりごと”にする準備
✔ お互いの思いを「伝えあう」「聴き合う」時間を持とう
✔ 小さなありがとうを言葉にする習慣をつけよう


📕次回予告:第7話「妊娠中の心の不安と向き合う方法」

「なんとなく不安」「情緒が安定しない」…そんな時にできる、心のセルフケア法をお届けします。