こんにちは、助産師の本村啓子です。

先日TVでぺこぱさんと共演させていただきました^^



38年間で3000件以上のお産に立ち会ってきましたが、それ以上に、妊娠にまつわる「心の傷」にもたくさん向き合ってきました。

とくに多いのが、こんな声です。

「嫌だったけど、言えなかった」
「“好きなら当然でしょ?”って言われて…」
「NOって言ったのに、聞いてもらえなかった」



今日は、性の同意についてお話しします。
これは知っているだけで、あなたの心と体を守る力になります。



「YES」がないものは、すべてNOです


まず大前提として、性において大切なのは、「YES」があるかどうかです。

  • 黙っていた

  • 嫌とは言わなかった

  • 相手が怒りそうで、はっきり言えなかった


これらはすべて同意ではありません。


同意とは、「自分の意思で、納得して、はっきりOKと言うこと」。
たとえ付き合っている相手でも、結婚していても、それは変わりません。




「同意がないままの性行為」は、暴力です

これはショッキングな言葉かもしれませんが、事実です。

「なんとなく流れで」「嫌だけど我慢して」行われた性行為は、あなたの本当の気持ちを無視した行為です。



中には、こんな相談もありました。

「初めてのとき、怖くて体が固まって動けなかった」
「断ったのに無理やりされて、それでも私が悪いのかなと思った」






どんなときでも、あなたが嫌だと感じたら、それは止めていい理由になります。


同意がある関係って、どういうこと?

本当にあなたを大切にしてくれる相手なら…

  • 「無理しなくていいよ」って言ってくれる

  • 「今はしたくない」って気持ちを尊重してくれる

  • 「避妊しようね」って一緒に考えてくれる

そんなふうに、あなたの心と体を優先してくれるはずです。

もしそうじゃないなら、その関係は見直すサインかもしれません。





断るのが怖いときは…心にこの言葉を

「嫌って言ったら、嫌われるかも」
「わがままだと思われそう」
そう感じてしまう気持ち、よくわかります。

でもね、こう思ってください。

「自分を大切にできない関係は、恋愛じゃない」
「好きは、あなたを傷つけていい理由にならない」


あなたには、「断る権利」も「逃げる権利」もあります。
そして、それを恥じる必要は一切ありません。


あなたの気持ちは、ちゃんと守られていい

性の話って、恥ずかしかったり怖かったりしますよね。
でも、それはとても人間らしいことで、当たり前のことです。



38年の助産師経験を通して思うのは、
「本当の意味で自分のことを大切にする」って、性ともちゃんと向き合うことだなということ。



どうか、あなたがあなたの気持ちを無視しないでいられますように。


次回は「妊娠かも…と思ったとき、ひとりで悩まないで」



「避妊したのに」

「そんなつもりじゃなかったのに」


——そんな不安を抱えたとき、まず何をしたらいいのか?



次回は、妊娠のサインと、1人で抱え込まないための相談先についてお話しします。



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