こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
これまでに約3000人の赤ちゃんの誕生に立ち会ってきました。
妊婦さんとお話ししていると、必ずといっていいほど出てくるのがこの言葉
——
「出産が怖いです…」
SNSで見たお産レポや、友達の体験談、
痛い・つらいという情報ばかりが頭に残って、どんどん不安がふくらんでしまう。
そんな気持ち、すごく自然なことなんです。
今日は、38年の現場経験からお伝えしたい
「怖さとの向き合い方」についてお話ししますね。
怖くていい。でも、どう向き合うかが大事
🕊「怖い」気持ちを否定しないで
「怖がっちゃダメ」と思う必要はありません。
むしろ、怖いって感じている自分を認めてあげてほしいんです。
実際に、お産がスムーズだったママの多くが
「怖かったけど、ちゃんと準備しておこうと思いました」
「怖いってことをパートナーや助産師さんに話したら、気持ちがラクになりました」
と話してくれました。
怖さは悪者ではなくて、自分と赤ちゃんを守るためのサイン。
それに気づけた時点で、あなたはもう立派なママなんです。
🕊「怖さ」を“安心”に変える3つの方法
① 呼吸の練習をしてみる
→ 陣痛中の呼吸をイメージして、リラックスできる時間をつくっておきましょう。
身体に「大丈夫、大丈夫」と伝えてあげるだけで、心も少しずつ落ち着きます。
② 信頼できる人に話す
→ 助産師、パートナー、友人など。
「怖い」と声に出すことで、不思議と心が軽くなることがあります。
③ “お産のイメージ”を自分で描く
→ ネガティブな体験談ばかりに触れるよりも、
「赤ちゃんに会える日」を優しく想像してみてください。
好きな音楽をかけたり、香りを使ったりして、
私らしいお産のイメージづくりをしてみるのもおすすめです。
今日あなたにお伝えしたいこと
お産が怖いと感じるあなたへ。
その気持ちを、無理に消そうとしなくて大丈夫です。
でも、「どう向き合えばいいのか」を知っておくと、心がとってもラクになります。
大丈夫。あなたは、ちゃんと赤ちゃんを迎える力を持っていますよ。
助産師があなたに贈るMonnaでは…
公式LINEから、妊娠・出産・育児に関するご質問を受け付けています。
ひとりで悩まず、どうぞ気軽に話しかけてくださいね😊
次回予告🌸
いよいよ最終回!
第5回は「助産師がそっと伝えたい産後すぐママにしてほしいこと」をお届けします。
出産を終えたあとのママの心と体に、そっと寄り添うお話です。お楽しみに🌷