こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
これまでに約3000件のお産に立ち会ってきましたが、
その中で強く感じているのは——
パートナーのサポートで、お産の印象が大きく変わるということ。
「夫がいてくれて本当に助かった!」という声がある一方で、
「なぜこのタイミングでそれ言うの!?」という、惜しい(というか、地雷)行動も…
今日は、実際の分娩室で見てきた神対応と地雷行動を、
できるだけリアルにご紹介しますね!
助産師が見た!分娩室での「神対応」3選
💮① 呼吸に合わせて“ただ一緒に”いてくれた
陣痛中、言葉なんていらないんです。
隣で、ママと一緒に深呼吸をしてくれていたパパ。
実はそれだけで、ママは「自分ひとりじゃない」って思えるんですよね。
あるママは「息が合ってるのがわかって、それだけで泣きそうでした」と
あとで話してくれました。
💮② 「大丈夫だよ、がんばってるよ」と肯定の言葉をくれた
お産中って、想像以上に自信がなくなる瞬間があります。
そんなときに「よく頑張ってるよ」「赤ちゃん、もうすぐだね」
そう声をかけてくれるだけで、ママは力が湧いてくるんです。
上手じゃなくていいんです。想いがある言葉は、ちゃんと伝わります。
💮③ ママの希望を医療スタッフに伝えてくれた
陣痛の合間に「冷たいタオルを…」とか「音を小さくして」など、
ママが言葉にできないときに、代わりに伝えてくれるパパ。
そんなとき、助産師もとてもありがたく感じます。
「夫婦で一緒に出産してる」空気が伝わってくる瞬間です。
でも…これはやめて!「地雷行動」3つ
🚫① 陣痛中にスマホを見ながら「まだかかるの?」
これは…正直、かなりの地雷です💦
ママは人生で一番がんばってる瞬間。
そんなときに、時計を見たりスマホを触ったりされると、
「私のこと見てくれてない…」と孤独を感じてしまいます。
🚫② 痛みを軽く流すような言葉
「そんなに痛いの?」「頑張ってよ」
悪気がなくても、この一言でママの心はズタズタに。
お産の痛みは想像以上です。
「共感」や「寄り添い」の気持ちを忘れないでほしいんです。
🚫③ 自分の体調や不安をママにぶつける
「俺、緊張してきたわ」
「ちょっと気持ち悪いかも…」
…ごめんなさい。今はママが主役です!
心配なのはわかります。でも、今だけは、ママに全力を注いであげてくださいね。
今日あなたにお伝えしたいこと
お産は、ふたりの共同作業
「何をすればいいかわからない…」というパパも多いですが、
ただそばにいるだけでも、ママにとっては大きな支えになります。
もしこれを読んでくれているパパがいたら、
ぜひ今日ご紹介した「神対応」、ひとつでも覚えておいてくださいね😊
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次回予告🕊
第4回は「出産が怖い…その気持ちとどう向き合う?」です。
不安を抱えたままお産に向かうのがつらい方に、
心が軽くなるヒントをお伝えします。