こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
先日TV埼玉でぺこぱさんと共演させていただきました^^
第1回目
第2回目
楽しい現場でした♪
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私はこれまでに約3000人の赤ちゃんの誕生と、
その後の育児のスタートに立ち会ってきました。
そしてその後、産後のママたちの心の声にもたくさん耳を傾けてきました。
出産は「命を生む大仕事」。
その直後に訪れる育児の日々は、想像以上に心に負担がかかる時期なんです。
でも、ママたちはついこう思ってしまうんですよね。
「私が弱いだけ…?」
「赤ちゃんがかわいいと思えないのは、母親失格…?」
今日はそんなふうに思い詰めてしまうママに、
助産師として、そしてひとりの応援団として、
「産後うつのサインと、自分を守る方法」をお伝えします。
これってもしかして…?産後うつの“サイン”チェック
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急に涙が出る。止まらない
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赤ちゃんが泣く声に耐えられない
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「全部投げ出したい」と思ってしまう
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食欲がない、眠れない、逆に眠ってばかり
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家族や周りと話したくない
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こうした状態が2週間以上続いていたら、ひとりで抱え込まないでください。
産後うつは、心の病気ではなく、ホルモンバランスの変化による一時的な状態です。
ちゃんとケアをすれば、元のあなたに戻れますからね😊
助産師として伝えたい。ママの心を守る3つの方法
🌱① 「気づいてくれる人」とつながる
いちばん大切なのは、気づいてくれる人の存在です。
家族、友人、産院、助産師、保健師…誰でも構いません。
「つらい」と言葉にできなくても、LINEで「今しんどい」と送るだけでも十分。
あなたのSOS、ちゃんと届いていいんです。
🌱② とにかく睡眠を最優先に
産後うつの大きな要因のひとつが
「慢性的な睡眠不足」。
昼間でも、赤ちゃんが寝たら自分も一緒に横になる。
家事は後回し。手抜き上等。
眠れたら、それだけで世界がちょっと違って見えることもあります。
🌱③ 「がんばらない日」を意識的につくる
「ちゃんとやらなきゃ」の気持ちが、心をすり減らします。
今日はパジャマのままでもいい、
ご飯は冷凍でもいい、
泣きたいなら泣いてもいい。
そんな心にゆとりをつくる日を、意識的に過ごしてみてください。
おたんこ助産師さんのずぼら育児日記個人的にはお勧めです^^
今日あなたにお伝えしたいこと
産後うつは、誰にでも起こりうる体と心の自然な反応です。
あなたが弱いわけでも、母親として失格でもありません。
大丈夫。
あなたが笑顔になれる日が、ちゃんと来ます。
どうかひとりで悩まず、誰かの手に、心をあずけてくださいね。
助産師があなたに贈るMonnaでは…
公式LINEから「なんとなくしんどいです…」という
メッセージも受け付けています。
どんな小さな声でも大切に受け止めますので、
どうぞ気軽に話しかけてくださいね🌿
次回予告👨👩👧👦
シリーズ最終回・第5回は
「私ばっかり頑張ってる」夫婦で乗り越える産後クライシス
パートナーとのすれ違いに悩むママに、
言葉がけや気持ちの伝え方をお伝えします✨








