ベテラン助産師の本村啓子です。
今回は妊活について計7回でお話します。
今回は2回目です。
~赤ちゃんを迎えるためにできること~
「赤ちゃんがほしいのに、なかなかできない」と悩む人が増えています。
その原因のひとつが、普段の生活習慣です。
食べるものや、運動、寝る時間、ストレスなどが、体の調子を大きく左右します。
妊娠しやすい体をつくるために、どんなことに気をつければいいのか、わかりやすく説明しますね。
① 食べ物と不妊の関係
食べるものは、体の元気を作る大事なものです。
バランスの良い食事をしていないと、赤ちゃんを迎える準備ができにくくなります。
💡 こんな食べ方をしていませんか?
✔ ファストフードやお菓子ばかり食べる → 栄養が足りなくなる
✔ ダイエットで食べる量を減らしすぎる → 体のエネルギーが不足する
✔ インスタント食品ばかり食べる → 体に必要な栄養がとれない
🍀 妊娠しやすい体のために食べたいもの
✔ 野菜・お肉・魚・豆類をバランスよく食べる
✔ 体を温める食べ物(しょうが・ねぎ・味噌汁)をとる
✔ 白いご飯よりも玄米や雑穀米で栄養アップ
特に、ビタミンや鉄分が足りないと、血の流れが悪くなり、赤ちゃんを迎える準備がうまくいかなくなります。
野菜やお肉、お魚、卵をバランスよく食べることが大切です。
② 運動不足が体に与える影響
普段、あまり動かない生活をしていると、体の血の流れが悪くなります。
血の流れが悪くなると、赤ちゃんを迎えるための準備が
うまくいかなくなることがあります。
💡 運動不足になりやすい人の特徴
✔ ずっと座ってスマホやパソコンを見ている
✔ エスカレーターや車ばかり使って歩かない
✔ 運動を全くしない
🍀 おすすめの運動
✔ 1日30分歩く(散歩や買い物でもOK!)
✔ ストレッチやヨガで体をほぐす
✔ ラジオ体操や軽い筋トレで血の流れをよくする
運動をすることで、体の血の流れがよくなり、ホルモンのバランスが整いやすくなります。
特に下半身の血の流れをよくすることが大切です。
③ 睡眠不足が妊娠に影響する?
夜更かしや寝不足が続くと、体のリズムが乱れてしまい、
ホルモンバランスが崩れます。
すると、赤ちゃんを迎える準備がうまくいかなくなることもあります。
💡 寝不足になりやすい習慣
✔ スマホを見ながら夜遅くまで起きている
✔ 仕事や勉強で夜更かしが続く
✔ 寝る時間がバラバラ
🍀 ぐっすり眠るためにできること
✔ 寝る前はスマホやテレビを見ない(ブルーライトが脳を覚ましてしまう)
✔ お風呂で体を温める(リラックスして眠りやすくなる)
✔ 夜10時~11時には布団に入る
しっかり寝ることで、体が回復し、妊娠しやすい体になります。
最低でも7時間は寝るようにしましょう。
④ 冷えに注意!体を温めよう
体が冷えていると、血の流れが悪くなり、
赤ちゃんを迎える準備が整いにくくなります。
特に、お腹や足元が冷えると、妊娠しづらくなることがあります。
💡 冷えやすい人の特徴
✔ 冷たい飲み物やアイスをよく食べる
✔ 薄着で過ごすことが多い
✔ シャワーだけでお風呂につからない
🍀 体を温めるためにできること
✔ 靴下を履いたり、腹巻きを使う
✔ お風呂にゆっくり入る(ぬるめのお湯に15分)
冷えを防ぐことで、体の血の流れがよくなり、赤ちゃんを迎えやすい体になります。
⑤ ストレスと不妊の関係
ストレスがたまると、体のリズムが乱れたり、血の流れが悪くなったりします。
その結果、赤ちゃんができにくくなることがあります。
💡 ストレスがたまりやすい習慣
✔ 仕事や人間関係で疲れている
✔ リラックスする時間がない
✔ 何でも完璧にやろうとする
🍀 ストレスを減らすためにできること
✔ 好きな音楽を聴く・アロマを使う(リラックスできる)
✔ 無理をしすぎない(頑張りすぎない)
✔ 楽しいことをする時間を作る
ストレスをためないことで、体のホルモンバランスが整い、妊娠しやすくなります。
⑥ まとめ
赤ちゃんを迎えるためには、食事・運動・睡眠・冷え対策・ストレス管理がとても大切です。
普段の生活を少し見直すだけで、妊娠しやすい体を作ることができます。
💡 今日からできること
✅ 野菜やバランスの良い食事をとる
✅ 1日30分は歩く
✅ 夜更かしをやめて、しっかり寝る
✅ お風呂につかって体を温める
✅ リラックスする時間を作る
すぐに赤ちゃんができなくても、体を整えることでチャンスが増えていきます。
毎日の生活を少しずつ変えて、元気な体を作っていきましょう!













