妊娠中のSEX
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ベテラン助産師の本村啓子です。
妊娠期間中にSEXを行う際
妊娠早期、中期、後期に応じて留意すべき点が異なります。
以下に、各段階ごとに性行為に関する注意点とアドバイスを説明します。
妊娠早期(1〜12週間)
医師の指導に従う:
出血やけいれんに注意:
適切な体位を選ぶ
妊娠初期はお腹がまだ大きくなっていないため
一般的な性行為の体位を選ぶことができます
しかし、痛みを感じない体位を選びましょう。
妊娠中期(13〜27週間)
出血や早産のリスクに注意
妊娠中期は安定期です。ただし、基礎疾患などがあると
性行為を行う際、子宮収縮や出血のリスクが増加することがあります
医師のアドバイスを仰ぎ、性行為の制限があるかどうかを確認しましょう。
新しい体位を試す:
お腹が大きくなるにつれて、新しい性行為の体位を試すことが
役立つことがあります
パートナーと一緒に快適な体位を見つけましょう。
妊娠後期(28週以降)
出血、早産、破水のリスクに対処:
妊娠後期に性行為を行う場合、早産のリスクが高まります。
医師の指導に従い、性行為の制限があるかどうかを確認しましょう
また、性行為後に出血や異常な破水がある場合は、すぐに医師に連絡しましょう。
適切な体位とサポート:
お腹が大きくなり、性行為の体位に制約が生じることがあります。
安全性を重視し、パートナーとコミュニケーションを取りましょう
横向きや枕を使ってサポートすることも役立つかもしれません。
妊娠期間を通じてのアドバイス
適度な性行為:
妊娠中の性行為は、お互いに快適で
痛みや不快感を感じない範囲で行うことが大切です
無理な刺激や過度な性行為は避けましょう。
避妊と感染症予防:
妊娠中でも適切な避妊方法を使用することが重要です。
また、性感染症(STI)の予防のために、
信頼性のあるパートナーとの性行為を確保しましょう
リラックスとコミュニケーション
夫には妻の感情や体調の変化を受け入れる柔軟性が求められます。
夫が妊娠期間中に我慢しなければならないことは多くありますが、
互いの理解とサポートが家庭の幸福に影響します
夫婦でリラックスした時間を楽しむことが大切です。
妻の身体と気持ちを尊重し、サポートしましょう。
時にはマイナートラブルについての話を聞いてあげるだけでも
役立つこともあります。
感情的なコミュニケーションを大切にし
夫婦で協力し、変化に適応しましょう。
性行為はリラックスやパートナーシップの一部として楽しむべきです。
お互いに対する理解とコミュニケーションを大切にしましょう
最も重要なことは、医師の指導に従い
お互いの快適さと妊娠の安全性を最優先にすることです。
妊娠中にこれから長い夫婦の絆を深めて下さいね。