妊娠とビタミンCの密接な関係
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ベテラン助産師の本村啓子です。
今回はビタミンCについてお伝えします。
ビタミンCは貧血との関係も深く、鉄の吸収を向上させます。
柑橘類、トマト、イチゴなどの果物に多く含まれているのは皆さん
ご存じですね。 妊婦のビタミンCの必要性は非常に高く、母体と胎児の健康に重要な役割を果たします。
ビタミンCの役割
抗酸化作用
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、体内の酸化ストレスを軽減し、細胞を守る役割を果たします。これは妊婦にとって特に重要です。
コラーゲン合成
ビタミンCはコラーゲンの合成に不可欠であり、皮膚、血管、骨、軟骨、歯などの結合組織の健康をサポートします。
お肌への影響も大きいので、女性は若い時から気がけてとる場合も多いですね。
免疫機能
ビタミンCは免疫機能を強化し、感染症に対する抵抗力を高めるのに役立ちます。
妊娠中は免疫機能がうまく働かないためビタミンCをしっかりとり、風邪などを予防しましょう。
※免疫ついては別の記事で記載します。
妊娠中のビタミンCの必要性
妊娠中の女性は、通常よりもビタミンCの必要性が高まります。
これは、胎児の発育に必要なビタミンCの需要が増加するためです。
妊娠中に十分なビタミンCを摂取することは、
胎児の正常な発育、結合組織の形成、免疫機能の維持に不可欠です。
ビタミンCの摂取源
ビタミンCは豊富な食品に含まれており、
多くの野菜(特に柑橘類、赤ピーマン、ブロッコリー)
果物(オレンジ、イチゴ、キウイ、グアバなど)
ジュース(オレンジジュース)、トマト、パイナップル
などが良いビタミンCの摂取源です。
妊婦は日常的にこれらの食品を摂取し、
バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
ビタミンCの不足と過剰摂取
ビタミンCの不足は、壊血病(ビタミンC欠乏症)のリスクを高めることがあります。壊血病は出血や貧血などの症状を引き起こします。
通常の食事からビタミンCを摂取する場合、過剰摂取はまれですが
高用量のビタミンCサプリメントの摂取は
消化器の不快感や下痢などを引き起こすことがあります。
妊娠中のビタミンCの適切な摂取は、母体と胎児の健康をサポートし
結合組織の形成や免疫機能を強化します。
また、妊娠中のシミや色素沈着を予防する働きもあります。
バランスの取れた食事を通じて十分なビタミンCを摂取し
健康な妊娠生活を送りましょう。
まとめ
私は酸っぱいものが好きなので果物はよく食べます。
そのせいか、ストレスも少なく、年齢の割には肌もきれいと言われます。
若い時から、ビタミンCを豊富にとってきた食生活のせいではないかな
と考えます。
皆さんも、ビタミンCを取り素敵な肌で過ごしてくださいね。