こんにちは、助産師歴38年の本村啓子です。
これまでに約3000人の赤ちゃんの誕生に立ち会ってきました。
その中で、「妊娠したくなかったのに、妊娠してしまった」
という女性たちとも、何度も向き合ってきました。
中には、
「ちゃんと避妊してたのに…」
「彼に嫌われたくなかったから…」
「相談できる大人がいなかった」
そんなふうに、ひとりで抱え込んで涙を流すかたもいました。
今日は、そんな子たちの声から、
本当はみんなに知っておいてほしい性の話をお届けします。
「性教育」って、どんなことを教えてもらいましたか?
学校では、「コンドームを使いましょう」とか
「妊娠するとこうなるよ」といった知識は習っても、
「自分の体を大切にするって、どういうこと?」
という気持ちの部分までは、なかなか教えてもらえないですよね。
でも、本当に大事なのはそこなんです。
たとえば、
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「好きだから…」と言われて断れなかった
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「みんなやってるよ」と言われて不安になった
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「本当は嫌だったけど、空気を壊したくなかった」
こんなふうに思ったこと、ありませんか?
それは、あなたが弱いからでも、悪いからでもありません。
まだ知らなかっただけなんです。
体のこと、心のこと、自分で決めていいんです
あなたの体は、あなたのもの。
「やめてほしい」「今日はちょっと…」「まだよくわからない」
そんなふうに感じたなら、それを伝えていいんです。
もし言いにくい相手だったら、その時点でちょっと赤信号かもしれません。
私がこれまでに出会った中には、
「ちゃんと話せる彼となら、避妊もきちんとできた」という子もたくさんいます。
大事なのは、「誰と」「どんな気持ちで」向き合うか。
そして、「あなた自身が納得しているかどうか」です。
まずは今日から、自分の気持ちを大切にしてみてください
無理に変わらなくていい。
でも、「自分の心に正直になる」ことは、今すぐにでもできます。
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少しでも違和感があるときは、自分を優先してOK
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ノリで流されそうな場面では、一歩引いて考えてみる
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誰かに相談することは、弱さではなく「強さ」です
あなたの人生は、あなたのもの
どんな子も、傷ついていい人なんていません。
そして、どんな選択にもやり直しのチャンスはあります。
38年助産師をしてきて、私はそう信じています。
次回は、「避妊って実際どうするの?避妊法のリアル」について、
正しくて実践しやすい方法をわかりやすくお伝えしますね。
どうか、あなたがあなた自身を大切にできますように。
応援しています。
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