乳腺炎の治療③

ベテラン助産師の本村啓子です

乳腺炎シリーズの、最後に乳腺炎の治療について書きます。


乳腺炎や乳房の詰まりは、授乳中の母親にとってよくあります。

素早い適切なケアによって改善することができます。

 


乳頭開通の促進



乳腺炎や乳房の詰まりで最初に対処することは、乳頭の開通を促すことです。

これは、母乳の流れをスムーズにし、詰まりの原因となる圧力をとるのに役立ちます。


乳首をつまんで、開通を促します。


乳房のマッサージ



マッサージは乳腺の詰まりを解消するのに効果的です。

軽く圧を加えながらやさしく乳房をマッサージすることで

母乳の流れを改善し、しこりを取り除きます。


マッサージは、血流を促進し、炎症を減少させるのにも役立ちます。

※痛みが出ないように、専門の助産師さんを利用するのもいいですね。


冷罨法


熱感を帯びていた李、痛みが強い場合は温めるとひどくなることがありますので

冷却パックや冷却ジェルパックなどをタオルのまいたりして一時的に使います。

冷罨法は炎症を抑え、腫れや痛みを軽減するのに役立ちます。


冷やす過ぎないように、痛みがなくなったらやめましょう。


温熱療法

 

温湿布や温かいシャワーを使用して乳房を温めることは、

母乳の流れを促進し、乳腺の詰まりを解消するのに有効です。


温熱は血流を改善し、母乳の排出を促し、昔はこの方法が進められていまして。

しかし痛みが増す場合もあるので自分では行わずに専門家にやってもらいましょう。

 

キュウレイコンの使用

 

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キュウレイコンは、しこりを取るのに有効です。

血流を促し、乳腺炎の症状の改善に役立ちます。


また里芋でのシップが有効なことがあります。

熱感が強い場合は里芋シップのほうがいいでしょう。


両方粉上で練って使いますが大手の通販サイトで購入できます。


しかし、症状が改善しない場合や悪化する場合は、医療専門家に相談することが重要です。

医療専門家は、状況に応じた適切なアドバイスや治療を提供できます。


休息と水分補給の重要性

 


十分な休息を取り、適量の水分を摂取することが非常に重要です。

体を休めることにより、免疫が強化され、乳腺炎の治療に向けた体の回復力が高まります。


また、水分を適切に摂取することで、体内の循環が促進され、

乳腺の炎症や腫れを自然に和らげる助けとなります。


これにより、炎症部位の腫れや痛みが軽減され、治癒過程がスムーズに進むことが期待されます。


ただし多乳の時は水分を取りすぎると張り返す場合があるため注意しましょう。


薬による治療

 


乳腺炎が細菌感染によるものである場合、抗生物質の処方が必要となります。


抗生物質は細菌の増殖を抑制し、感染源に直接作用することで、症状の改善と治療を促進します。


医師の指示に従い、処方された抗生物質を正確な用法・用量で服用することが不可欠です。


また、炎症を抑える薬や痛み止めの処方も一般的な対応として行われます。

これらの薬は、痛みや不快感を和らげます。


特に、炎症や痛みが強い場合には、これらの薬の助けを借りることで、

日常生活の質の向上や、治療に対する精神的なストレスの軽減が期待できます。



  おわりに

乳房マッサージで痛いマッサージは心が続きません。

ゆっくりとマッサージしながら、徐々にしこりを取ります。


分泌状況や、ベビーの飲み具合などをみながら多なう必要がありますし

再発しないように、原因を探る必要があります。


ひどくなる前に、お近くの産婦人科ら助産院に連絡をしてみましょう。


今しかないこの時期を楽しんでくださいね!