こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
先日TV埼玉でぺこぱさんと共演させていただきました^^
これまで38年間、3000件以上のお産に立ち会い、
たくさんのママたちと赤ちゃんに寄り添ってきました。
今日は「お昼寝が短すぎて困っています」というママの声におこたえします。
やっと寝たと思ったのに、10分で起きてしまう。
布団に置いたらすぐ目を覚ましてしまう。
「寝かしつけに時間がかかるのに、全然寝てくれない…」
そんな日々、本当にしんどいですよね。
まず、あなたが頑張っていること、
そのままで十分素晴らしいことを知ってほしいんです。
赤ちゃんの「眠りの質」は大人とはちがいます
赤ちゃんのお昼寝が短いのには、ちゃんと理由があります。
生まれて数ヶ月の赤ちゃんは、眠りのサイクルがとても短く、
浅い眠りが多いのです。
大人が90分単位で眠るのに対して、赤ちゃんは20〜40分で
一つのサイクルが終わると言われています。
そのたびに目が覚めてもおかしくないんですね。
だから、「すぐ起きてしまう=睡眠不足」というわけではありません。
お昼寝が短くても、こんな風に関わってみてください
お昼寝の長さそのものよりも、「どう過ごすか」の方が大切なこともあります。
ここでは、実際に多くのママにお伝えして効果があった関わり方をご紹介します。
赤ちゃんが短いお昼寝から目覚めたとき、
まずはあわてずにそっと様子を見てみてください。
機嫌がよければ、そのまま抱っこや声かけをしながら、
またウトウトしてくれることもあります。
目がパッチリしていても、すぐに動かさず、
布団の上でゆっくり目を開けたまま過ごすのも大切な休息です。
眠っていなくても、静かな時間をもつことで、
赤ちゃんの脳や体はちゃんと回復しています。
また、午前中にたっぷり外の光を浴びることもおすすめです。
朝の光を浴びると、体内時計が整い
お昼寝のリズムも少しずつ安定してくることがあります。
「寝ないこと」は悪いことではありません
「お昼寝しないから発達に影響があるのでは」と
不安になるママもいらっしゃいます。
でも、これまで3000人以上の赤ちゃんと関わってきて、はっきり言えるのは
お昼寝が短くても、元気に育っている子はたくさんいるということ。
赤ちゃんにはそれぞれのリズムがあります。
誰かと比べる必要はありません。
短いお昼寝でも、安心して目を覚ませるのは
ママの存在が大きいからこそなんです。
最後に。赤ちゃんも、ママも、それぞれのペースで大丈夫です
育児の正解はひとつではありません。
大切なのは「赤ちゃんにとっての心地よいリズム」と
「ママの笑顔が保てるバランス」です。
今日お伝えしたことの中で、ひとつでも
「やってみようかな」と思えることがあれば嬉しいです。
あなたの毎日の抱っこと声かけが、赤ちゃんの心を育てています。
どうか自信をもってくださいね。
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