指しゃぶりの知られていない重要性

べテラン助産師の本村啓子です


顔をひっかくからと、ミトンなどで手を隠していませんか?

それ、とってももったいないです。


今日は赤ちゃんの指しゃぶりの知られていない重要性についてお話します。


指しゃぶりは、多くの赤ちゃんにとって自然で必要な行動で、

脳の発達と密接に関連しています。



安心感とストレス緩和


指しゃぶりは、赤ちゃんが不安やストレスを感じたときに、

自分を落ち着かせるための方法です。


この行動は、生後すぐに始まることが多く、自己慰安の一部です。

赤ちゃんは、自分の指をしゃぶることでリラックスし、安心感を得ることができます。


ストレスや不安が高まる状況では、赤ちゃんはこの行動によって心地よさを感じ、

落ち着きを取り戻します。



脳発達への貢献


指しゃぶりは、脳の発達にも肯定的な影響を与えます。


赤ちゃんが指をしゃぶることで、口腔周辺の感覚器官が刺激され、

それが脳の感覚処理の活性化につながります。


この感覚的刺激は、脳の成熟と発達を促進し、感覚を学ぶサポートをします。

感覚統合とは、赤ちゃんが周囲の世界を理解し、体験から学ぶ能力に重要であり、

指しゃぶりはこの発達過程を支援します。


口腔の発達と食事の準備



指しゃぶりは、口腔の筋肉の発達を促進し、後の食事の準備に役立ちます。


赤ちゃんが指をしゃぶる行動は、顎の筋肉や舌の動きを鍛え、

これが食べ物を咀嚼し、飲み込む能力の発達に寄与します。


このように、指しゃぶりは赤ちゃんの身体的な成長と発達にも

重要な役割を果たすことがわかります。


安心感の提供



赤ちゃんにとって、指しゃぶりは安心感と安全感を提供する重要な手段です。


この行動は、特に胎外に出て不安な環境や新しい経験の中で、自己安定として機能します。


安心感は、赤ちゃんが新しいスキルを学び、探索するための基盤を提供し、

これからのポジティブな自己認識と自己効力感の発達に寄与します。


  おわりに


赤ちゃんの感覚は、おしりの不快と、口の敏感さから始まります・

指しゃぶりはどんどんさせて、赤ちゃんが自分の身体の理解することを

サポートしましょう。


まだ小さい時にふいに何か物をつかんでびっくりすることもありますが、

練習しながら、徐々に自分の思うように身体を動かせるようになるんですね。


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