こんにちは、助産師歴38年、本村啓子です。
これまでに約3000人の赤ちゃんの誕生に立ち会い、
たくさんのママたちと授乳や育児のお悩みを一緒に乗り越えてきました。
先日ベテラン助産師としてTV出演致しまして
ぺこぱさんと共演させていただきました^^
これから雑誌やTVなども積極的に登場させていただきます。
今回は「夜中に授乳したのに、赤ちゃんが全然寝てくれない…」
こんな悩みにお答えします。
そんな日が続くと、ママも眠れず、心も体もクタクタになりますよね。
特に初めての育児だと、
「何がいけないのかな?」「母乳足りてないのかな?」
と、自分を責めてしまう方も多いです。
今日は、そんな頑張り屋のママたちに向けて、
夜中の授乳後に赤ちゃんが寝てくれないときの
対処法と心の持ち方をお伝えしますね。
実は、赤ちゃんが授乳後すぐに寝ないのは、「よくあること」なんです。
特に生後1〜2ヶ月は、まだ昼夜の区別がついておらず、
「夜だから寝よう」というリズムも未発達です。
あるママ(仮名:さやかさん)は、夜中に何度も授乳しても赤ちゃんが寝てくれず、「母乳が足りていないのかも」と泣きながら相談に来られました。
でも、観察してみると、赤ちゃんは授乳後しっかり満足していて、お腹もぽんぽん。
実は、「寝つきのスイッチがうまく入らないだけ」だったんです。
そこで私がよくお勧めしている方法を3つご紹介しました。
✔︎ 1. おくるみで「お腹の中の安心感」を再現
赤ちゃんは、キュッと包まれていたお腹の中の環境が大好き。
おくるみで優しく巻いてあげると、
「あ、安心だ」と感じてすっと寝る子が多いです。
(※暑すぎないように調節を)
スワドルなど利用するのもいいですね^^
✔︎ 2. ゆるやかなリズムでトントン or 抱っこでスイング
単調なリズムは赤ちゃんにとって子宮の鼓動のような安心感。
優しく背中をトントンしたり、縦抱きでゆらゆらしてあげるのも◎。
✔︎ 3. ママの心を落ち着ける「深呼吸+ひとこと」
赤ちゃんはママの気持ちに敏感。
「寝てよ〜」と焦ると、赤ちゃんもなんとなく不安に。
そんな時は、一度深呼吸を3回して、「大丈夫よ〜」と声に出してみてください。
驚くほど、赤ちゃんもママも落ち着くことがあります。
守ってほしいこと
夜中の授乳は、ママの心と体にとっても負担が大きいもの。
でも、赤ちゃんが寝ない=失敗ではありません。
「まずは、今夜は“おくるみ”だけ試してみよう」
そんなふうに、1つだけでいいから今日から取り入れてみてくださいね。
そして、何より大切なのは、ママが「自分を責めないこと」。
眠れなくてつらいのは、ママがしっかり赤ちゃんと向き合っている証です。
これまでたくさんのママたちの夜泣き・寝かしつけを見てきましたが、
「完璧にできるママ」なんていません。
あなたも、十分がんばっています。
赤ちゃんも、ママと一緒に少しずつ「ねんねのリズム」を覚えていきます。
焦らず、ひとつずつ、できることから。
次回は「赤ちゃんが泣き止まないときの対処法」について書こうと思います。
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